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* [[津市コミュニティバス(白山地域)]](津市)
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* [[美里コミュニティバス]](津市)
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* [[空港アクセス・三雲松阪コミュニティバス]](松阪市)
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* [[鈴の音バス]](松阪市)
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2010年7月11日 (日) 11:11時点における版

三重交通株式会社
Mie Kotsu Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報
名証1部 9050
2006年9月26日上場廃止
略称 三交
本社所在地 日本の旗 日本
514-8635
三重県津市中央1番1号
設立 1931年2月26日
業種 陸運業
法人番号 7190001001047 ウィキデータを編集
事業内容 乗合バス事業
貸切バス事業
貨物自動車事業
不動産業 他
代表者 代表取締役社長 森口明好
資本金 4,017百万円
売上高 21,163百万円(2005年度)
総資産 14,764百万円(2005年度)
従業員数 1,129名
決算期 3月31日
主要株主 三重交通グループホールディングス 100%
主要子会社 三交不動産
三交クリエイティブ・ライフ
松阪カントリークラブ持分法適用会社
御在所ロープウェイ
外部リンク www.sanco.co.jp/
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三重交通株式会社(みえこうつう、通称三交(さんこう)、英称Mie Kotsu Co., Ltd.SANCO))は、三重県全域と愛知県和歌山県奈良県の一部で乗合バス事業と貸切バス事業を運営する運輸業者。

近鉄グループに属し、三重交通グループホールディングスの完全子会社である。1944年に神都交通を母体に、三重県下の交通事業者が統合されて発足した。 かつては鉄道路線も有していたが、1961年に神都線を全廃し、1964年に鉄道部門を三重電気鉄道として分社、同社は松阪線を廃止後1965年近畿日本鉄道へ合併された(#かつて保有していた鉄道路線参照)。

戦後の一時期は名鉄グループ、近鉄グループの双方に属していたが、近鉄が株式買い増しにより傘下に収めた。

一般路線バスでは、自社専用の「三交バスカード」が利用可能である。なお、同じ近鉄グループの奈良交通が導入したCI-CAのような、ICカード乗車券の導入については傘下の名阪近鉄バスと同様に未定である。

沿革

現行路線

<>内は共同運行会社。

長距離高速バス(夜行)

鳥羽 - 池袋・大宮線(伊勢 - 池袋線時代:2001年撮影)

中距離高速バス(昼行)

大阪・京都方面 行き
名鉄バスセンター 行き
  • 名古屋湯の山温泉高速バス: 名鉄バスセンター⇔湯の山温泉
  • 名古屋上野高速バス: 名鉄バスセンター⇔上野産業会館・三交伊賀車庫
  • 名古屋南紀高速バス: 名鉄バスセンター⇔熊野・勝浦(三交南紀交通による運行)
  • 名古屋長島温泉高速バス: 名鉄バスセンター⇔長島スポーツランド・長島温泉 <名鉄バス>
  • 名古屋長島温泉高速バス:オアシス21)⇔長島温泉
  • みえ・美し国エクスプレス: 名鉄バスセンター⇔伊勢神宮(内宮・外宮)/宇治山田駅/二見浦/鳥羽駅前/相差口/伊勢志摩ロイヤルホテル/志摩スペイン村/鵜方駅前/賢島駅前
三重県内便

都市間高速バス(昼行)

  • 名古屋桑名高速線: 名鉄バスセンター⇔大山田団地・桑名駅前/陽だまりの丘/希望が丘/西桑名ネオポリス
  • 栄桑名高速線: 栄(オアシス21)⇔大山田団地・桑名駅前/陽だまりの丘/希望が丘/西桑名ネオポリス
  • 名古屋正和赤尾線: 名鉄バスセンター⇔大山田団地内(マイカル桑名口~野田一丁目)・赤尾台 <八風バスに運行管理を委託>
  • 名古屋三重団地高速線: 名鉄バスセンター⇔三重団地(平日のみ運行)
  • 名古屋桜台高速線: 名鉄バスセンター⇔菰野東・桜花台・桜台

空港連絡バス

  • 桑名駅前 - 中部国際空港
  • 四日市中部国際空港高速バス: 近鉄四日市駅 - 中部国際空港

過去路線

空港連絡バス

高速バス

一般路線バス

  • 桑名⇔四日市
  • 四日市⇔亀山
  • 鈴鹿⇔津
  • 津⇔松阪
  • 鳥羽⇔志摩
  • 伊賀上野特急線 上野産業会館⇔津駅西口

環境定期券

土休日のマイカー利用抑制を目的とし、「環境定期券」という名で、定期乗車券所持者は土休日と年末年始は定期乗車券の区間外(グループ会社も含む)が、所定運賃の半額で乗車可能としている(現金に限る)。

  • 夜行高速バス、中距離高速バス、空港連絡バス、定期観光バスは適用されない。
  • 都市間高速バス路線は適用される。
  • 2009年5月31日までは、同伴者4名(本人を含んで最大5名)まで適用可能で、運賃も半額でなく100円~1,000円の特別運賃となっていた。

車両

車両概説

4メーカー保有しているがグループに三重いすゞ自動車があることから、バスはいすゞ自動車製が最も多い。

  • 特急車・中距離高速車
    • 貸切シャーシのA特急車と、トップドア路線バスシャーシのB特急車がある。
    • A特急車は名古屋から桑名四日市方面への近距離高速路線や中部国際空港アクセス路線、名古屋上野高速バスなどの中距離高速路線で使われている。いすゞ車と日野車が多く、いすゞ車はガーラへのモデルチェンジまで、殆ど富士で導入されている。近年は三菱車も僅かながら導入されている。
    • B特急車は主に観光路線や契約輸送で使われている。殆どがいすゞ車でわずかに日野車が存在する。名古屋市内の路線バスはかつて殆どB特急車で運転されていた(現在はA特急車や一般路線車を主に使用)。
  • 長距離高速車
    • ほとんどが三菱車で導入され、残りの殆どがいすゞ車である。なお、共同運行相手に合わせた関係から僅かに日産ディーゼル車が存在する。日野車は現在、存在しない。
  • 観光車
    • いすゞ車が大半を占めているが、日野車、三菱車、日産ディーゼル車も在籍している。なお、いすゞ車は特急車と異なり、純正のいすゞバス製造製が多い。
    • 過去には長距離高速車と兼用のトイレ付車両(愛称「トレンディ」)も存在した。

社番

車両管理のため4桁の「社番」を設けている。原則、廃車まで改番されない。(番号重複等で改番例あり)

  • 上1桁目はシャーシメーカを表す
    • 1:いすゞ大型乗合車
    • 2:三菱車
    • 3:いすゞ小型・中型車(乗合・貸切共)
    • 5:いすゞ大型貸切・特急車
    • 6:日野車
    • 7:その他(コミュニティバス、契約輸送用など。メーカ問わず付番される)
    • 8:郵便車
    • 9:日産ディーゼル車
  • 上2桁目で形式ごとに区別し、下2桁は各01より付番される。
  • 下2桁の「42」「49」は、旧式のみしか付番されていない。
  • 近年では、形式ごとの区別をより細分化し、下1桁を繰上げ*1番とする場合が多い。
    • 例:5928(KC-LV781R1)→5931(KL-LV781R2)※いすゞA特急車は、スーパークルーザーからガーラへのモデルチェンジの際、形式が変更されなかったことから社番は通番となっている(5917:KC-LV781R改→5918:KC-LV781R1)

所属表記

社番とは別に所属営業所も車体前扉・運転席下付近に表示している。

その他

車両前部に描かれるマークは1988年制定の現マークがほとんどだが、近年導入の車両にはそれ以前の社章(カタカナの「ミ」をモチーフにしたもの)が復活している。

営業所

関連会社

受託運行しているコミュニティバス

「*」は、一部路線の担当・共同運行を表す。

かつて保有していた鉄道路線

これらの路線は近鉄合併前に廃止された路線や、現在もナローゲージのまま存続する路線、1435mmに改軌されて近鉄特急が走った路線まで、後の運命は様々である。

1067mm路線
  • 神都線 - 1907年に宮川電気により開業。三重交通時代の1961年に廃止。
  • 志摩線 - 1929年に志摩電気鉄道により開業。近鉄に引き継がれた唯一の三重交通1067mm線で、1970年に改軌され、特急が走る幹線の仲間入りをしている。
762mm路線

この5路線は車両規格が統一されている事から、各線で車両の転属が行われる事もあった。

  • 内部線 - 1922年に三重軌道により開業。現在もほぼ同じ路線で現存。
  • 八王子線 - 1912年に三重軌道により開業。水害で一駅間を残して廃止されたが、現存。
  • 湯の山線 - 1913年に四日市鉄道により開業。内部・八王子線とあわせて「三重線」の名で直通運転をしていたが、三重電時代の1964年3月23日に一日で改軌。改軌後は特急が走った事もある。
  • 北勢線 - 1914年に北勢鉄道により開業。近鉄合併後経営が悪化し、現在は三岐鉄道が経営。
  • 松阪線 - 1912年に松阪軽便鉄道により開業。三重電時代に廃止された唯一の路線。

関連項目

  • 三交百貨店 - かつて存在した企業。伊勢と松阪に百貨店を展開していた。

注釈


外部リンク