「ジュリエット型潜水艦」の版間の差分
U8WC078ef5ch (会話 | 投稿記録) 改名提案 |
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(相違点なし)
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2010年5月16日 (日) 14:18時点における版
このページの名前に関して「ジュリエット型潜水艦」への改名が提案されています。 議論はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 船#ソ連・ロシア他艦船記事の改名提案提出に向けてを参照してください。(2010年5月) |
651型潜水艦は、冷戦期にソ連海軍が運用した潜水艦。ソ連初の本格的な巡航ミサイル潜水艦として開発された。
概要
1950年代、ソ連海軍の戦力はアメリカ海軍に比べ劣勢であり、特にアメリカが誇る空母打撃部隊(機動部隊)や水上戦闘艦隊はソ連にとって重大な脅威であった。これに対抗すべく、ソ連海軍はミサイル飽和攻撃による米艦隊殲滅作戦を企てた。そのため、大量の巡航ミサイルの運用・発射が可能な巡洋艦・駆逐艦・潜水艦などが必要となった。
このため、ソ連海軍は巡航ミサイル潜水艦を構想し、まず実験台として、611型潜水艦の一部にP-11ミサイルを搭載し、その可能性を検証した。次いで、本格的な巡航ミサイル潜水艦として開発されたのが、651型潜水艦であった。651型は、核弾頭を装備した艦対艦巡航ミサイル4発を搭載し、対米艦隊ミサイル飽和攻撃部隊の一角を担った。搭載兵装として、当初は慣性誘導型対艦ミサイルのP-5、P-6を搭載していたが、後に衛星誘導型のP-500に変更されている。
本型は技術的特徴としては、船体構造に磁場の発生を低下させるためにオーステナイト(γ鋼)製の船体構造材を採用し、静粛性向上のため50mmの硬質ゴム製吸音タイルを船体に貼り付けた。居住性も在来艦より改善され、寝台は乗組員1人につき1台の割合で配置され、空気浄化装置、空調設備も完備していた。
1960年から建造が開始され、当初は36隻の建造が予定されたが、より高性能な巡航ミサイル原子力潜水艦である659型、675型の完成により、16隻で建造は中止された。
諸元
種類 | 巡航ミサイル潜水艦 |
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建造計画 | 第651号計画 |
NATOコード | Juliet |
基準排水量 | 水上3174t、水中4137t |
寸法 | 全長85.9m、全幅9.7m、喫水6.9m |
速力 | 水上16ノット、水中14ノット |
可潜深度 | 240m |
乗組員 | 82名 |
主機 | ディーゼル発動機(4000馬力)、電動機(3000馬力)、2軸推進 |
兵装 | 533mm発射管(艦首6門、艦尾4門)、巡航ミサイル4発 |