「HTML5」の版間の差分

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更に2010年3月30日には[[Adobe Flash]]プラグインを統合した[[Google Chrome]] を公開した。プラグインAPIの開発及び[[Adobe Flash]]の統合をさらに強化していく計画を公式ブログで表明している。<ref>[http://blog.chromium.org/2010/03/bringing-improved-support-for-adobe.html TBringing improved support for Adobe Flash Player to Google Chrome]、The Chromium Blog、2010年3月30日</ref>
更に2010年3月30日には[[Adobe Flash]]プラグインを統合した[[Google Chrome]] を公開した。プラグインAPIの開発及び[[Adobe Flash]]の統合をさらに強化していく計画を公式ブログで表明している。<ref>[http://blog.chromium.org/2010/03/bringing-improved-support-for-adobe.html TBringing improved support for Adobe Flash Player to Google Chrome]、The Chromium Blog、2010年3月30日</ref>


[[2008年]]以降に発表された[[ウェブブラウザ]]の多くはHTML5に段階的に対応している。[[Safari]] 3.1以降、[[Google Chrome]] 3.0以降、[[Mozilla Firefox|Firefox]] 3.5以降、[[Opera]] 10.5、[[Internet Explorer]] 9などであり、主にaudio要素・video要素・[[canvas要素]]への対応が進んでいる(2010年3月現在)。
[[2008年]]以降に発表された[[ウェブブラウザ]]の多くはHTML5に段階的に対応している。[[Google Chrome]] 3.0以降、[[Safari]] 3.1以降、[[Mozilla Firefox|Firefox]] 3.5以降、[[Opera]] 10.5、[[Internet Explorer]] 9などであり、主にaudio要素・video要素・[[canvas要素]]への対応が進んでいる(2010年3月現在)。


== 新しいマークアップ ==
== 新しいマークアップ ==

2010年4月21日 (水) 13:28時点における版

Template:Future software

HTML5
HTML5 コードの例
拡張子.html
.htm
.xhtml
.xht
.xml
MIMEタイプtext/html
application/xhtml+xml
application/xml
タイプコードTEXT
HTML
UTIpublic.html
開発者World Wide Web Consortium, WHATWG
種別マークアップ言語

HTML5[1](エイチティーエムエル・ファイブ、HTMLと5の間にスペースは含まない)は、HTMLの5回目に当たる大幅な改定版である。XMLの文法で記述する場合、XHTML5と呼ばれる。

HTML5は、WHATWGによって2004年に定められたWeb Applications 1.0に、Web Forms 2.0を取り入れたものがW3Cの専門委員会に採用され、W3Cより2008年1月22日にドラフト(草案)が発表された。

2012年3月頃に正式に勧告する予定である[1]

概要

HTML5はプロプライエタリプラグインとして提供されているリッチインターネットアプリケーションのプラットフォーム(Adobe FlashMicrosoft SilverlightJavaFX等)を置き換えることを標榜しており、ウェブアプリケーションのプラットフォームとしての機能やマルチメディア要素が実装されている。そのため過去にはHTML5が普及すればAdobe Flashなどのプラグインは不要になるという意見もあった[2]GoogleはHTML5への移行を進めるためGearsの開発を終了すると発表[3]しHTML5へのシフトを進めると思われたが、2009年10月にGoogleAdobeとの提携強化、及びOpen Screen Projectへの参加を表明した[4]。 更に2010年3月30日にはAdobe Flashプラグインを統合したGoogle Chrome を公開した。プラグインAPIの開発及びAdobe Flashの統合をさらに強化していく計画を公式ブログで表明している。[5]

2008年以降に発表されたウェブブラウザの多くはHTML5に段階的に対応している。Google Chrome 3.0以降、Safari 3.1以降、Firefox 3.5以降、Opera 10.5、Internet Explorer 9などであり、主にaudio要素・video要素・canvas要素への対応が進んでいる(2010年3月現在)。

新しいマークアップ

HTML5には、新しい要素と属性が追加されている。div要素やspan要素と似ているものもあるが、それぞれ特別な意味をもつ。たとえば、nav要素(ナビゲーションのブロック用)やfooter要素(作者や著作権の状態を表すまとまり用)やsection要素(節)やprogress要素(進捗状況)がある。これらは検索エンジンのインデックス作業を容易にする。また、マルチメディアのためのaudio要素やvideo要素や、2次元ビットマップ画像canvas要素も追加になった。

HTML 4.01で非推奨だったfont要素やcenter要素などのCSSによって実現されるべきマークアップが廃止された。

XHTMLとの比較

HTML5 と XHTML 1.0 Strictを比較する。

XHTML 1.0 Strict

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
    <head>
        <meta content="charset=utf-8" />
        <title>XHTML 1.0 Strict example</title>
    </head>
    <body>
        <p>
            This document was successfully checked as XHTML 1.0 Strict!
        </p>
    </body>
</html>

HTML5

<!DOCTYPE html> ← DOCTYPE宣言はhtmlと書くだけでよい
<html> ← xmlns属性はなくてもよい
    <head>
        <meta charset=utf-8> ← charset属性が追加され、ダブルクォーテーションも不要
        <title>HTML5 example</title>
    </head>
    <body> ← bodyタグの中に文字列要素を直接記述可能
        This document was successfully checked as HTML5!
    </body>
</html>

新しいAPI

HTML5では、マークアップだけでなく、APIも新しく追加された。たとえば、

  • ビデオやオーディオの再生
  • 保存
  • オフライン
  • 編集
  • ドラッグ&ドロップ
  • 戻るボタン

などである。

脚注

外部リンク