竹内整一

竹内 整一（たけうち せいいち、1946年9月23日 - ）は、倫理学者、東京大学人文社会系研究科教授。

長野県生まれ。1971年東京大学文学部倫理学科卒業、1974年同大学院人文科学研究科修士課程修了、1975年同博士課程中退、助手、1978年専修大学文学部専任講師、1980年助教授、1986年教授、1998年東大教授。2010年定年退任。

日本精神史専門だが、「やさしさ」「かなしみ」「はかなさ」などを鍵語とする独自の記述を特徴とする。

著書

• 自己超越の思想－近代日本のニヒリズム、ぺりかん社、1988年
• 日本人は「やさしい」のか－日本精神史入門、ちくま新書、1997年
• 「おのずから」と「みずから」―日本思想の基層、春秋社、2004年
• 〈かなしみ〉と日本人 日本放送出版協会 2007年
• 「はかなさ」と日本人 「無常」の日本精神史 平凡社新書 2007年

共編著

• 宗教と寛容 異宗教・異文化間の対話に向けて 月本昭男共編 大明堂 1993年
• 無根拠の時代 今あらためてリアリティ・アイデンティティを問う 大明堂 1996年
• ニヒリズムからの出発 古東哲明共編 ナカニシヤ出版 2001年
• 死生学 1－4 島薗進共編 東京大学出版会 2008年