「ハリカルナッソスのディオニュシオス」の版間の差分
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2010年1月8日 (金) 01:04時点における版
ハリカルナッソスのディオニュシオス(希:Διονύσιος, 羅:Dionysius, 紀元前60年 - 紀元前7年以降)は、帝政ローマ初期の歴史家、修辞学の教師。
小アジアのハリカルナッソス(現 ボドルム)に生まれ、オクタウィアヌスがマルクス・アントニウスを下し、帝政を開始した頃にローマに移住、ギリシア語と修辞学を教えつつ、自らもラテン語を学びローマの歴史の著述を始める。没年はわかっていないが、紀元前7年以降と考えられている。
神話時代から第一次ポエニ戦争を扱った全20巻の『ローマ古代誌』(希:Ῥωμαικὴ ἀρχαιολογία)は代表作である。1巻から9巻までは完全に、10巻と11巻は一部欠けているがほぼ残っている。しかし残りの8巻は散逸し、他の著作の引用として伝わるだけである。