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Image:Oosakatyuuou kankou neoplan orient N122.jpg|スカイライナー初期モデル(1983年式)大阪中央観光
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Image:Neoplan-N122-3-Chuo-Kotsu-674.jpg|スカイライナー初期モデル(1986年式)中央交通<br/>なお、この車両は日産ディーゼルのエンジンを搭載する
Image:Neoplan-N122-3-Chuo-Kotsu-674.jpg|スカイライナー初期モデル(1986年式)中央交通<br/>なお、この車両は日産ディーゼルのエンジンを搭載する
Image:Tobus R-V107 nikai02.jpg|スカイライナー先代モデル(1988年式)江戸川区/東京都交通局
Image:Tobus R-V107 nikai02.jpg|スカイライナー先代モデル(1989年式)江戸川区/東京都交通局
Image:Tobus K-Y108 nikai01.jpg|スカイライナー先代モデル(1992年式)台東区/東京都交通局
Image:Tobus K-Y108 nikai01.jpg|スカイライナー先代モデル(1992年式)台東区/東京都交通局
画像:Hinomaru OP-1.jpg|スカイライナー先代モデル(1992年式)日の丸自動車興業「スカイバス東京」
画像:Hinomaru OP-1.jpg|スカイライナー先代モデル(1992年式)日の丸自動車興業「スカイバス東京」

2009年12月2日 (水) 13:58時点における版

ネオプラン・スカイライナー

スカイライナー(Skyliner)は、ドイツ・アウベルダー社製、ネオプランブランドの2階建て観光バスである。

概要

1968年に開発された2階建て観光バスである。

それまでは2階建てバスは大量輸送に向いている車両として、路線バス向けの車両がほとんどであったが、ネオプランでは2階建てバスの弱点である安定性を高めたシャーシを開発し、観光バスとして製品化した。これ以後、2階建て観光バスが他社からも発売されることになる。

近年モデルチェンジが行なわれ、フロントスタイルにおいてはバンパーが一体化されるなど、さらにスピード感を強調した外観になっている。

なお日本市場に向けて開発された、全長9m仕様の車体に関してはクラブライナーと呼ばれる。

日本におけるスカイライナー

スカイライナー


大阪市交通局

日本では、大阪の中央交通が1979年に輸入したのが最初である。これにより、観光バス会社では他社の輸入も含めて2階建てバスブームが起き、ついには国内バスメーカーも2階建てバスの開発を行う事態になった。また、多くのバス会社が貸切車の看板車として導入、中小の貸切バス事業者向けには全長9m仕様車も輸入された。なお国産2階建てバスの構造要件策定にあたってはスカイライナーを参考にした。

1981年4月に東京都交通局が台東区の委託を受けて上野広小路 - 浅草雷門間の二階01系統にスカイライナーを導入、続いて1983年には常磐交通会津若松~郡山~いわき線「スワン号」に導入し、2階建てバスによる路線バス運行の可能性を模索した。

ブームが落ちついた後も、わずかながら観光バスとしての輸入は続いていたが、1997年になってJRバス関東が、室内空間の広さに着目し、夜行高速バス「ドリーム号」用の車両として導入を開始した。独立3列シートのスカイライナーは中央交通とローレル観光バスも導入し、主に都市間夜行ツアーバスとして運用されているが、欧州のバスには見られない独立3列シート仕様を純正シートで実現している点が、日本市場への順応ぶりを示すものとして特筆される。

日の丸自動車興業は東京都交通局から購入したスカイライナー3台をドイツへ里帰りさせて2階部分をオープンバスに改造、2004年9月から「スカイバス東京」に就役している。この車はかつて上野広小路~浅草雷門間で活躍していた2代目の車だった。 この他、変わったところではアート引越センターが1983年に導入した「ドリームサルーン・ナイス21」が挙げられる。1階を全て荷物スペースとした上で、2階に客室スペースを設けることで、引越しの荷物と居住者を同時に輸送することを可能にした車両となっていた。しかし、バリアフリー対応が困難だったため、現在は代替されている。

関連項目