「比誘電率」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Eno (会話 | 投稿記録)
m 誘電率へのリダイレクト
 
Cookie4869 (会話 | 投稿記録)
誘電率から分割
1行目: 1行目:
#REDIRECT [[誘電率]]
== 主な物質の比誘電率 ==
{{分割提案|比誘電率|section=1|date=2009年10月}}
媒質の誘電率と真空の誘電率の比 &epsilon; / &epsilon;<sub>0</sub> = &epsilon;<sub>r</sub> を'''比誘電率'''(ひゆうでんりつ、relative permittivity、 dielectric constant)と呼ぶ。比誘電率は[[無次元量]]であり、用いる[[単位系]]によらず、一定の値をとる。主な物質の比誘電率を以下に記す。

{| class="wikitable"
|-----
| 物質名 || 比誘電率 || 備考(温度依存性、周波数依存性)
|-----
| [[チタン酸バリウム]] || 約5,000 ||
|-----
| [[酒石酸カリウムナトリウム|ロッシェル塩]] || 約4,000 ||
|-----
| [[水]] || 80.4 || 20℃(温度によって大きく変化する)
|-----
| [[エタノール|アルコール]] || 16~31 ||
|-----
| [[ダイヤモンド]] || 5.68 || 20℃、500~3000Hz
|-----
| [[ガラス]] || 5.4~9.9 ||
|-----
| [[アルミナ]] (Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>)
| 8.5 ||
|-----
| [[木材]] || 2.5~7.7 ||
|-----
| [[雲母]] || 7.0 || 常温
|-----
| [[ガラス]][[エポキシ]]基盤 FR4 || 4.0~4.8 ||
|-----
| [[硫黄|イオウ]] || 3.6~4.2 ||
|-----
| [[石英]] (SiO<sub>2</sub>) || 3.8 ||
|-----
| [[ゴム]] || 2.0~3.5 ||
|-----
| [[アスファルト]] || 2.7 ||
|-----
| [[紙]] || 2.0~2.6 ||
|-----
| [[パラフィン]] || 2.1~2.5 ||
|-----
| [[空気]] || 1.00059 ||
|}

2009年10月23日 (金) 13:57時点における版

主な物質の比誘電率

媒質の誘電率と真空の誘電率の比 ε / ε0 = εr比誘電率(ひゆうでんりつ、relative permittivity、 dielectric constant)と呼ぶ。比誘電率は無次元量であり、用いる単位系によらず、一定の値をとる。主な物質の比誘電率を以下に記す。

物質名 比誘電率 備考(温度依存性、周波数依存性)
チタン酸バリウム 約5,000
ロッシェル塩 約4,000
80.4 20℃(温度によって大きく変化する)
アルコール 16~31
ダイヤモンド 5.68 20℃、500~3000Hz
ガラス 5.4~9.9
アルミナ (Al2O3) 8.5
木材 2.5~7.7
雲母 7.0 常温
ガラスエポキシ基盤 FR4 4.0~4.8
イオウ 3.6~4.2
石英 (SiO2) 3.8
ゴム 2.0~3.5
アスファルト 2.7
2.0~2.6
パラフィン 2.1~2.5
空気 1.00059