「河出文庫」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
修正
7行目: 7行目:
ちなみに1950年前後の河出書房時代に、[[猪熊弦一郎]]装丁で刊行されていた。新版が「河出市民文庫」として一部カバー付で刊行されていた。なお[[澁澤龍彦]]の文庫デビュー作は、1954年に出されたサド短編集「恋の駈引き」である。1957年に一度目の経営破たんで刊行終了(二度目は1968年)。またカバーを付けたのは[[坂本一亀]]のアイデアでこの文庫が最初である。現行文庫に引き継がれた著作はない。
ちなみに1950年前後の河出書房時代に、[[猪熊弦一郎]]装丁で刊行されていた。新版が「河出市民文庫」として一部カバー付で刊行されていた。なお[[澁澤龍彦]]の文庫デビュー作は、1954年に出されたサド短編集「恋の駈引き」である。1957年に一度目の経営破たんで刊行終了(二度目は1968年)。またカバーを付けたのは[[坂本一亀]]のアイデアでこの文庫が最初である。現行文庫に引き継がれた著作はない。


== 刊行の一部 ==
== 刊行作品の一部 ==
{{節stub}}
{{節stub}}
;日本文学
;日本文学
21行目: 21行目:
*[[太陽がいっぱい (小説)|太陽がいっぱい]]([[パトリシア・ハイスミス]])
*[[太陽がいっぱい (小説)|太陽がいっぱい]]([[パトリシア・ハイスミス]])
*[[愛人/ラマン|愛人 ラマン]]([[マルグリット・デュラス]])[[清水徹]]訳
*[[愛人/ラマン|愛人 ラマン]]([[マルグリット・デュラス]])[[清水徹]]訳
*[[フィネガンズ・ウェイク]]([[ジェイムズ・ジョイス]])
*[[フィネガンズ・ウェイク]]([[ジェイムズ・ジョイス]])[[柳瀬尚紀]]訳
*[[路上 (小説)|路上]]([[ジャック・ケルアック]])
*[[路上 (小説)|路上]]([[ジャック・ケルアック]])
*花のノートルダム([[ジャン・ジュネ]])
*葬儀([[ジャン・ジュネ]])[[生田耕作]]訳
*ブレストの乱暴者 (ジュネ) 澁澤龍彦訳
*花のノートルダム (ジュネ) [[鈴木創士]]訳 
*快楽の館([[アラン・ロブ=グリエ]])
*快楽の館([[アラン・ロブ=グリエ]])
*[[ウィリアム・バロウズ]]の作品集
*かくも不吉な欲望 ([[ピエール・クロソウスキー]])
*かくも不吉な欲望 ([[ピエール・クロソウスキー]])
*[[神曲]]([[ダンテ]])[[平川祐弘]]訳
*[[神曲]] ([[ダンテ]]) [[平川祐弘]]訳 
*ボヴァリー夫人[[]]』、『[[感情教育]]([[ギュスターヴ・フローベール]])[[山田爵]]訳
*[[ボヴァリー夫人]] ([[ギュスターヴ・フローベール]]) [[山田爵]]訳
*[[感情教育]] (フローベル) 


==外部リンク==
==外部リンク==

2009年10月18日 (日) 00:55時点における版

河出文庫(かわでぶんこ)は河出書房新社文庫本。1980年6月に文庫戦線に参入する形で創刊。

海外文学に、ジェイムズ・ジョイスイタロ・カルヴィーノなど、玄人好みの作品が入っているのも特色である。1990年、2005年に装丁を一新した。

姉妹レーベルとして、性風俗・セクソロジーを中心に扱う「河出i文庫」(かわであいぶんこ)、雑学を中心に扱う「KAWADE夢文庫」(かわでゆめぶんこ)がある。

ちなみに1950年前後の河出書房時代に、猪熊弦一郎装丁で刊行されていた。新版が「河出市民文庫」として一部カバー付で刊行されていた。なお澁澤龍彦の文庫デビュー作は、1954年に出されたサド短編集「恋の駈引き」である。1957年に一度目の経営破たんで刊行終了(二度目は1968年)。またカバーを付けたのは坂本一亀のアイデアでこの文庫が最初である。現行文庫に引き継がれた著作はない。

刊行作品の一部

日本文学
海外文学

外部リンク

河出文庫のホームページ