「ジャン・ル・メートル」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
一文を追加しました。 |
||
1行目: | 1行目: | ||
'''ジャン・ル・メートル'''(Jean LeMaitre)は、中世フランスの大審問官代理。[[百年戦争]]で活躍した[[ジャンヌ・ダルク]]の[[異端審問]]裁判において、名義上の裁判長となる。 |
'''ジャン・ル・メートル'''(Jean LeMaitre)は、中世フランスの大審問官代理。資料によっては''ジャン・ル・メイトス''の表記もある。[[百年戦争]]で活躍した[[ジャンヌ・ダルク]]の[[異端審問]]裁判において、名義上の裁判長となる。 |
||
== 異端審問裁判 == |
== 異端審問裁判 == |
2009年10月6日 (火) 13:24時点における版
ジャン・ル・メートル(Jean LeMaitre)は、中世フランスの大審問官代理。資料によってはジャン・ル・メイトスの表記もある。百年戦争で活躍したジャンヌ・ダルクの異端審問裁判において、名義上の裁判長となる。
異端審問裁判
当時のフランス大審問官ジャン・グラウランは他の異端裁判で出張中だったので、グラウランの代理としてルーアンのドミニカ派の神学士候補生だった彼を任命した。
が、彼はこの裁判の法的正当性に疑いを抱いていたらしく、代理裁判長ピエール・コーション司教に対して「良心に反することはしたくない」と話した。また、ジャンヌを拷問することに関しても反対した。
その後、彼は予審の席に、ほとんど出席しなくなり、正式な裁判でも沈黙を守っているが、裁判を拒否することまではしなかった。
ジャンヌの異端審問裁判が終結した後、彼はルーアンのドミニコ修道院の修院長を勤めている。