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'''ペルハム・グレンヴィル・ウッドハウス'''('''Pelham Grenville Wodehouse''', [[1881年]][[10月15日]] - [[1975年]][[2月14日]])は[[イギリス]]の[[作家]]。[[ユーモア]]小説の大家として知られる。 |
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1881年[[ロンドン]]近郊[[サリー (イングランド)|サリー]]の[[ギルドフォード]]に生まれる。父は当時イギリス領であった香港の役人で幼少のころは香港で育った。その後はイギリスにいた何人かの伯父・伯母の家で暮らした。このころは行動をたいへん規制されていたらしく、後年の作品では伯母一般を「怖ろしい存在」として描いている。 |
1881年[[ロンドン]]近郊[[サリー (イングランド)|サリー]]の[[ギルドフォード]]に生まれる。父は当時イギリス領であった香港の役人で幼少のころは香港で育った。その後はイギリスにいた何人かの伯父・伯母の家で暮らした。このころは行動をたいへん規制されていたらしく、後年の作品では伯母一般を「怖ろしい存在」として描いている。 |
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1975年1月には、イギリスの女王から「[[ナイト]]」の称号を与えられたが、翌月に死去した。93歳。 |
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==主要翻訳書== |
== 主要翻訳書 == |
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(現在入手が容易なもの) |
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* 『ウッドハウス・コレクション』([[森村たまき]]訳, [[国書刊行会]]) |
* 『ウッドハウス・コレクション』([[森村たまき]]訳, [[国書刊行会]]) |
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*ジョージ・オーウェル「P・G・ウドハウス弁護」(『オーウェル評論集』[[岩波文庫]]所収) - ナチスに拉致されたのちのウッドハウスを擁護した文章。 |
*ジョージ・オーウェル「P・G・ウドハウス弁護」(『オーウェル評論集』[[岩波文庫]]所収) - ナチスに拉致されたのちのウッドハウスを擁護した文章。 |
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==外部リンク== |
== 外部リンク == |
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*[http://museion2003.web.fc2.com/m2/wodehouse.html 文芸誌ムセイオン P・G・ウッドハウスを読む] |
*[http://museion2003.web.fc2.com/m2/wodehouse.html 文芸誌ムセイオン P・G・ウッドハウスを読む] |
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*[http://www.bunshun.co.jp/pickup/woodhouse/woodhouse01.htm 天国のような喜劇の世界]([[岩永正勝]]、[[小山太一]]の対談) |
*[http://www.bunshun.co.jp/pickup/woodhouse/woodhouse01.htm 天国のような喜劇の世界]([[岩永正勝]]、[[小山太一]]の対談) |
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[[Category:イギリスの小説家]] |
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[[Category:1881年生]] |
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2009年9月16日 (水) 19:04時点における版
ペルハム・グレンヴィル・ウッドハウス Pelham Grenville Wodehouse | |
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(1904年) | |
誕生 |
1881年10月15日 イギリスギルドフォード |
死没 |
1975年2月14日(93歳没) アメリカ合衆国ニューヨーク |
職業 | 小説家 |
ジャンル | ユーモア小説 |
代表作 | ジーヴスシリーズ |
デビュー作 | 「賞金ハンター」 |
ウィキポータル 文学 |
ペルハム・グレンヴィル・ウッドハウス(Pelham Grenville Wodehouse, 1881年10月15日 - 1975年2月14日)はイギリスの作家。ユーモア小説の大家として知られる。
生涯
1881年ロンドン近郊サリーのギルドフォードに生まれる。父は当時イギリス領であった香港の役人で幼少のころは香港で育った。その後はイギリスにいた何人かの伯父・伯母の家で暮らした。このころは行動をたいへん規制されていたらしく、後年の作品では伯母一般を「怖ろしい存在」として描いている。
ダリッジ・カレッジで学び、オックスフォード大学への進学を希望するものの経済的理由で断念し、1901年に香港上海銀行ロンドン支店に就職。1902年9月には小説「賞金ハンター」を発表。1903年に銀行を退職し、本格的に小説家活動を始める。その後も数々のユーモア小説を発表。徐々に作家としての地位を築いていった。1909年には拠点をアメリカに移す。ウッドハウスはその後生涯のほとんどをニューヨークで過ごしている。
第二次世界大戦中、旅行先のフランスでナチス・ドイツ軍に拉致され、ナチスが米英へ向けて放送していたラジオ声明に出演させられた事もある。ここで捕虜生活の不平を面白おかしく語ったり、知り合ったドイツ軍将校について好意的な意見を述べたりした。この放送はイギリス国内から激しい非難を受けたが、のちにジョージ・オーウェルら友人の作家たちの擁護もあり、名誉は回復されている。
1955年にはアメリカに帰化。
1975年1月には、イギリスの女王から「ナイト」の称号を与えられたが、翌月に死去した。93歳。
主要翻訳書
(現在入手が容易なもの)
- 『ウッドハウス・コレクション』(森村たまき訳, 国書刊行会)
- 『比類なきジーヴス』(The Inimitable Jeeves)
- 『よしきた、ジーヴス』(Right Ho, Jeeves)
- 『それゆけ、ジーヴス』(Carry On, Jeeves)
- 『ウースター家の掟』(The Code of the Woosters)
- 『でかした、ジーヴス』(Very Good, Jeeves!)
- 『サンキュー、ジーヴス』(Thank You, Jeeves)
- 『ジーヴスと朝のよろこび』(Joy in the Morning)
- 『P・G・ウッドハウス選集』(岩永正勝/小山太一訳, 文藝春秋)
- 『ジーヴズの事件簿』(The Casebook of Jeeves)
- 『エムズワース卿の受難録』(The Misgivings of Lord Emsworth)
- 『マリナー氏の冒険譚』(The Exploits of the Mulliners)
関連項目
参考文献
- ジョージ・オーウェル「P・G・ウドハウス弁護」(『オーウェル評論集』岩波文庫所収) - ナチスに拉致されたのちのウッドハウスを擁護した文章。