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*[[体操競技の技名一覧]]
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2009年6月18日 (木) 13:46時点における版

あん馬

あん馬(鞍馬、あんば)は、体操競技あん馬種目で使用する体操器具の名称と、それを使った種目の名称。男子のみで行われている、2本の腕のみで体を支え、なおかつ止まらずに振動・回転するダイナミックな種目である。

器具

あん馬は漢字で書くと鞍馬であり、乗馬の鞍を模した器具である。高さ105cmの台の上に2本の把手を備えたもので、競技場の床に据え付けられている。

競技の流れ

この種目は団体・個人総合で行われるほか、種目別でも単独で行われている。

演技はあん馬に手を掛けて飛び上がったところから始まり、終末技で着地するか、演技者が途中で棄権するまで行われる。演技終了は終末技の着地動作を完了した時点となり、着地時に静止できず足を踏み出したり転倒した場合は減点対象となる。

技と採点

この種目はあん馬上で技を行う。非常に多くの技があり、認められている技には難度が設定されている。

技の種類

技は数え切れないほど多くの技があるが、系統立てると以下のようになる。

振動技
体を左右に振る技。
移動技
旋回をしながら、あん馬上を縦、横へ移動する技。
旋回技
体を起こしたまま足を水平方向に回転させる技。
転向技
体を倒し体全体を水平方向に回転させる技。
終末技
あん馬から降り、着地する技。

禁止行為

禁止行為を行った場合は0点となる。また、減点が科せられるケースもある。

器具からの落下
あん馬から落下した場合、減点となる。
静止
演技中に静止してはならない。減点となる。
着地違反
故意に足以外で着地すると0点となる。体操競技においては他種目でも終末技に足以外で着地する技は禁止であり、基本ルールの一つでもある。

この種目の位置付け

あん馬もつり輪を除いた他種目と同様、流れの良い演技が評価されるようになっている。その一方、つり輪とともにもっとも腕力を要求される種目であり、独自の専門性を持っている。


その他

オリンピックの男子体操で、日本人選手は、今までに、団体総合と個人総合に加えて、種目別の床、鉄棒、跳馬、平行棒、吊り輪で金メダルを取ったことがあり、過去に唯一金メダルを取ったことのない競技があん馬である。


関連項目


体操競技種目

男子 : ゆか - あん馬 - つり輪 - 跳馬 - 平行棒 - 鉄棒 - 個人総合 - 団体総合
女子 : 跳馬 - 段違い平行棒 - 平均台 - ゆか - 個人総合 - 団体総合

新体操種目

ロープ - フープ - ボール - クラブ - リボン - 個人 - 団体

トランポリン種目