「KML」の版間の差分

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2009年6月17日 (水) 14:52時点における版

KML(けいえむえる、Keyhole Markup Language)は、アプリケーション・プログラムにおける三次元地理空間情報の表示を管理するために開発された、XMLベースのマークアップ言語である(Keyholeという語は、後にGoogle Earthとなるソフトウェアの旧名である。このソフトウェアは元々Keyhole社によって開発されたが、2004年にGoogleに買収された。"Keyhole"という語は、実際には30年前に開発された元祖「宇宙の眼」の軍事偵察システムである偵察衛星KHに因む)。

KMLファイルには、Google EarthやGoogle MapsGoogle Mobileで表示する要素(目印、イメージ、ポリゴン、3Dモデル、説明など)を記述する。 各地点は、常に緯度経度情報を持つ。 それ以外に、"カメラ・ビュー"を構成するのに必要なティルト、カメラの向き、高度など、より詳細なデータを記述することもできる。 KMLはGMLと同様の文法構造を持つ[1]。 KMLで記述された情報の一部は、Google MapsやGoogle Mobileで表示することができない[2]

KMLファイルは、ZIPで圧縮された.kmzという拡張子を持つKMZファイルとして頒布されることが非常に多い。 KMZファイルを解凍すると、"doc.kml"というファイルが一つと、そのファイル中で参照されているオーバーレイ用のイメージ・ファイルやアイコン用のイメージファイルなどが出てくる。

KML文書の例:

 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
 <kml xmlns="http://earth.google.com/kml/2.0">
 <Placemark>
   <description>New York City</description>
   <name>New York City</name>
   <Point>
     <coordinates>-74.006393,40.714172,0</coordinates>
   </Point>
 </Placemark>
 </kml>

KMLのMIMEタイプはapplication/vnd.google-earth.kml+xmlであり、KMZはapplication/vnd.google-earth.kmzである。

KMLにおける測地規準系

残念ながらKMLは、座標の前提となる測地基準系の定義をサポートしていない。したがって、Geomatics(地理情報学?)測地学などの専門的な用途には用いることができない。

KMLを使用するアプリケーション

関連項目

外部リンク