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== ゴールテンダーで得点を上げた選手 ==
== ゴールテンダーで得点を上げた選手 ==
ゴールテンダーが得点を上げることは、一般的に稀なものである。<br/>
ゴールテンダーが得点を上げることは、一般的に稀なものである。<br/>
NHLでは[[ロン・クストール]]や[[マーティン・ブロデュアー]]などが達成している。
NHLでは[[ロン・クストール]]や[[マーティン・ブロデュアー]]などが達成している。


== ゴールテンダーのスタイル ==
== ゴールテンダーのスタイル ==

2009年5月27日 (水) 14:40時点における版

コロラド・アバランチのゴールテンダー、パトリック・ロワ1999年

ゴールテンダーとはアイスホッケーにおける敵のショットからゴールを守る役割を果すポジションである。例えばサッカーなどの球技においても同様のポジションは存在するがゴールキーパーと呼ばれることもあるが、アイスホッケーでは特にゴールテンダー(goaltender)、ゴーリー(goalie)、さらに英国式にはネットマインダー(netminder)と呼ぶ場合もある。 また、サッカー等の球技とは違いアイスホッケーのゴールテンダーはシュート阻止率(セーブ率)が極めて高く、トップ選手の多くは常に90%以上を維持するのが一般的である。 これは10本シュートを打たれても9本はセーブするという確率になる。 そのため、通常プレー中に失点が決定的な場面にて、あえてペナルティを犯しペナルティショットに引き込んだ方が失点する確率が低くなるという場合もある。

ホッケーリンクにおいては、ゴールテンダーはゴールネットの前の「ゴールクリーズ」と呼ばれる場所を定位置としている。かつてはマスクすらなしに試合に出場することが許された時代もあったが、今日では敵の放つショットの衝撃から身体を守るためにゴールテンダーは後述のような特別な防具を装着すべきこととされている。

特権

ゴールテンダーはゴールを守る使命を持っており、ゴールテンダーには試合中他の選手にはない特権が与えられている。

まず、他の選手に及ぶ装備の規制の埒外にあり、特殊な防具の着用を許され、また試合の流れを止めるためパックを手でしっかりと掴んでしまうことがルール上認められている。また、敵チームの選手はゴールテンダーに対し、避けようと意図することなしに身体的な接触を行うと、ペナルティの対象となる。

ゴールテンダーが反則を犯しても、ゴールテンダーはペナルティボックスに入る必要がない。他の選手を身代わりにペナルティボックスに入れ、チームが1名少ない状態でプレーが再開される。また、決定的な得点チャンスにゴールテンダーの反則により得点できなかった場合には、敵チーム側にペナルティショットが与えられる。いずれにせよ、ゴールテンダーにはペナルティボックスに入らなくてよい特権を持っている。

装備

ゴールテンダーの装着する装備の外側には疎水性の合成皮革やナイロンが使用され、その内部には発泡プラスチックなどが詰められている。もっとも、これらの素材が登場するまでは、天然皮革などが用いられていた時代もある。

NHLやその他のリーグでは、極端にゴールテンダーに有利となる装備に歯止めをかけるため、その規格に最大値を設けるなどの規則が制定されている。[1]

ブロッカー

ブロッカーは、一般的にスティックを持つ側の手に装着される装備であり、手の甲の部分に四角い板状のものがついたグローブである。俗にはワッフルと呼ばれることもある。旧式の型のものには素材に天然皮革が使用されており、重量を減らすため窪みが施されており、その形状がケーキのワッフルに似ていることにちなむ。

大抵のゴールテンダーは身体に1つのブロッカーしか装着しないが、ダン・ブラックバーン(Dan Blackburn)は怪我で神経に損傷を受けトラッパー(後述)の開閉が不自由になってから2つのブロッカーを装着してプレーしている。

胸部及び腕のプロテクター

胸部及び腕のプロテクターは、パックの衝撃からこれらの身体部位を保護するために装着する。通常はホッケー・ジャージーの下に装着されるため、試合において観客の目に触れることは稀である。

カップ

下腹部を保護するためのゴールテンダー用カップは、一般的なスポーツで使用されるカップ(jockstrap)よりも強固で、またパックが当たった時の衝撃が広く分散するような設計が施されている。なお、女性のゴールテンダー用の防具はカップではなくジル(jill)と呼ばれる。

レッグパッド

足を保護するための防具レッグパッドは、クリケットのパッドに由来するものである。典型的なレッグパッドの大きさは、幅10インチから12インチ(25cm - 30cm)、膝上に伸張した部分の長さは4インチから8インチ(10cm - 20cm)といったところである。

マスク

マスクの形状は使用された時代によって大きく変遷している。 [2]

初期のころ一般的に使用されたマスクは、顔の表部分だけを覆う面のような形状で、素材にはファイバーグラスが用いられ、目、鼻、口の部分及び通気用の穴が空いているものであった。この当時のマスクには、チームのロゴマークや、蛇、豹といった動物をあしらい、またチームカラーで迷彩を施したものも多く見られた。

その後マスクの形状は徐々に頭の側面までを覆う形式に変更され、素材にファイバーグラスの他、ケブラー、カーボンファイバー、その他の合成素材が用いられるようになった。また、目、鼻、口の部分は大きくカットされ、鋼鉄やチタンのケージ(目の粗い網)で覆われるようになった。

また、マスクの代用として、通常のホッケー用ヘルメットに金属製のケージを取り付けたものが使用される場合もある。

パンツ

ゴールテンダーの着用するショートパンツは他のポジション(フォワードやディフェンス)の選手の身に着けるものと似通っている。大腿部には厚めのパッドが当てられ、また大腿部の後ろ側、尾骶骨、臀部、ウエストを保護するために、パンツの横と後ろ側には軽めのパッドが施されている。

スケート靴

ゴールテンダーの着用するスケート靴は、他のポジション用の靴とは異なっている。歯の部分は、長く、幅広で、平たくなっており、より安定を増すような構造となっている。素材には、ステンレス鋼よりも炭素鋼が用いられることが多い。また、歯の部分は高さの面からは、身体を低く沈められるように低く抑えられたものとなっている。

一方、他のポジション用の靴では、アキレス腱を保護するために踵から上部に向かって靴の後部が長くなっているが、ゴールテンダー用にはこのような処置はされていないことが一般的である。しかし、靴の内部はパック等からの直接的な衝撃を緩和するために、プラスチック製のカウルが付けられている。

スティック

ゴールテンダー専用のスティックは、約3.5インチの高さ(8.9cm)を持つブレードが付けられている。また、シャフトの下のほう25インチから28インチ(63.5cm - 71cm)は守備力を強化するため、ちょうどボートなどの櫂(オール)のように幅が広めに作られている。この部分はパドルと呼ばれる。

初期の時代のスティックはすべて木製であったが、後にはグラファイトファイバーグラスで強化されるようになり、パドルやブレードの部分には軽量化のため発泡プラスティックが注入されるようになった。さらには、耐久性を求めスティックをすべて合成素材から作る製造業者もいる。

トラッパー

トラッパーキャッチャーないしはキャッチグローブと呼ばれる装備は、スティックを持たない方の手にはめられるグローブの一種である。形状は、野球のミットに似ているが、サイズはより大きく、頑丈にできておりパックを受け止める部分の窪みも深い。

NHLのゴールテンダーに与えられる賞

  • ベジーナ賞は、NHLで最も顕著な働きをしたと認められるゴールテンダーに毎年与えられる賞で、各チームのGMによって決定される。
  • ウィリアム・M・ジェニングス賞は、NHLのレギュラーシーズンで最少失点チームのゴールテンダーに毎年与えられる。
  • Roger Crozier Saving Grace 賞は、NHLのレギュラーシーズンで最高セーブ率を記録したゴールテンダーに毎年与えられる。

ゴールテンダーで得点を上げた選手

ゴールテンダーが得点を上げることは、一般的に稀なものである。
NHLではロン・ヘクストールマーティン・ブロデュアーなどが達成している。

ゴールテンダーのスタイル

ゴールテンダーには主に「スタンドアップ・スタイル」と「バタフライ・スタイル」がある。 1980年代あたりまではスタンドアップ・スタイル(言葉のとおりあまり脚を氷上につけることなくプレーするスタイル)が主流だったが、パトリック・ロワの成功以降、バタフライ・スタイル(脚を氷上につけてころがるパックを支配するスタイル)が主流となりつつある。

脚注

関連項目

外部リンク