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2009年5月16日 (土) 03:28時点における版
井上 夢人 | |
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誕生 |
1950年12月19日(73歳) 福岡県 |
職業 | 推理作家・小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1982年 - |
ジャンル | 推理小説・SF |
代表作 | プラスティック |
主な受賞歴 |
第28回江戸川乱歩賞 第39回日本推理作家協会賞(長編部門) 第10回吉川英治文学新人賞 |
デビュー作 | 焦茶色のパステル |
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井上 夢人(いのうえ ゆめひと、1950年 - )は日本の小説家・推理作家。 本名は井上 泉。デビュー(再デビュー)作は『ダレカガナカニイル・・・』。
「岡嶋二人」時代から解消まで
1950年生まれ。徳山諄一(とくやまじゅんいち 1943年 - )との推理作家コンビを組み、「岡嶋二人」というペンネームにて1982年『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞受賞しデビューする。その後、二人で創作活動を続けるものの、1989年刊行の『クラインの壺』を境にコンビは解消され、井上は現在のペンネームである「井上夢人」名で創作活動を続行している。なお、『クラインの壺』はほとんど井上の手によって書かれたものである。
再デビュー
1992年1月、新潮社刊行の『ダレカガナカニイル・・・』にて再デビューする。その後同作は、1995年2月には新潮文庫より、2004年2月には講談社文庫より文庫化されている。井上は岡嶋時代も執筆 をすべて担当していたこともあり、軽快で上品な文体はそのまま引き継がれている。内容的にはややSFへの傾斜が強くなった。 現在では井上夢人としての活動していた時間が岡嶋二人としての活動していた時間より長くなったが、作品数では少ない。大沢在昌は作品集『あわせ鏡に飛び込んで』発表に際する対談で「仕事を怠けている」と評している。
著作
- ダレカガナカニイル…(新潮社・1992年1月20日)
- あくむ(集英社・1993年6月25日)
- おかしな二人―岡嶋二人盛衰記(講談社・1993年12月12日)
- プラスティック(双葉社・1994年5月25日)
- パワー・オフ(集英社・1996年7月30日)
- もつれっぱなし(文藝春秋・1996年11月10日) - 短編集。うち一編が2040年のメリークリスマスとして世にも奇妙な物語でドラマ化されている。
- メドゥサ、鏡をごらん(双葉社・1997年2月25日)
- 風が吹いたら桶屋がもうかる(集英社・1997年8月30日) - 幻想ミッドナイトでドラマ化。
- オルファクトグラム(毎日新聞社・2000年1月30日) - 小中和哉を監督にして映像化されている。
- クリスマスの4人(光文社・2001年12月20日)
- the TEAM(集英社・2006年1月30日)
- あわせ鏡に飛び込んで(講談社文庫・2008年10月15日)
- 99人の最終電車 (1996) - ハイパーテキスト小説。ウェブで連載されていたが、ソフト化の目処はいまだ立っていない。