「バッファ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 電気や電子での緩衝の本意
加筆
2行目: 2行目:
'''バッファ'''(buffer、'''バッファー''')とは、元々は物理的な衝撃を吸収して和らげる緩衝器の意味である。この言葉が[[コンピュータ]]など情報処理機器の中で電気的に似たような働きをする部分に対して用いられるようになっており、日常的には後者の電気的な緩衝での用法の方が良く耳にする。本記事では電気・電子装置での用法について記述し、他の用法は曖昧さ回避である[[バッファー]]を参照のこと。
'''バッファ'''(buffer、'''バッファー''')とは、元々は物理的な衝撃を吸収して和らげる緩衝器の意味である。この言葉が[[コンピュータ]]など情報処理機器の中で電気的に似たような働きをする部分に対して用いられるようになっており、日常的には後者の電気的な緩衝での用法の方が良く耳にする。本記事では電気・電子装置での用法について記述し、他の用法は曖昧さ回避である[[バッファー]]を参照のこと。


緩衝器としては機械的な仕組みとして構造物で前後の物理的干渉を断ち切って前後関係による悪影響を防止する目的で有ったが、電気や電子分野などの発展によってこれらの分野でも「バッファ」は転用され、これらの分野では吸収による緩衝り、前後の相互干渉による悪影響を隔離することや時間的差違を補正するなど矛盾を解決する機能や手段となっており、これらを緩衝と呼んでいる。
緩衝器としては機械的な仕組みとして構造物で前後の物理的干渉を断ち切って前後関係による悪影響を防止する目的で有ったが、電気や電子分野などの発展によってこれらの分野でも「バッファ」は転用され、これらの分野では吸収による緩衝に替わり、前後の相互干渉による悪影響を隔離することや時間的差違を補正する遅延や一時記憶など整合を図り矛盾を解決する機能や手段となっており、これらを緩衝と呼んでいる。


[[機械]]や[[装置]]などの機構部分を成し使用される場合は「[[バッファー]]」と呼ぶ場合が多いが[[英語]]の綴りは同じである。
[[機械]]や[[装置]]などの機構部分を成し使用される場合は「[[バッファー]]」と呼ぶ場合が多いが[[英語]]の綴りは同じである。

2009年3月9日 (月) 20:33時点における版

バッファ(buffer、バッファー)とは、元々は物理的な衝撃を吸収して和らげる緩衝器の意味である。この言葉がコンピュータなど情報処理機器の中で電気的に似たような働きをする部分に対して用いられるようになっており、日常的には後者の電気的な緩衝での用法の方が良く耳にする。本記事では電気・電子装置での用法について記述し、他の用法は曖昧さ回避であるバッファーを参照のこと。

緩衝器としては機械的な仕組みとして構造物で前後の物理的干渉を断ち切って前後関係による悪影響を防止する目的で有ったが、電気や電子分野などの発展によってこれらの分野でも「バッファ」は転用され、これらの分野では吸収による緩衝に替わり、前後の相互干渉による悪影響を隔離することや時間的差違を補正する遅延や一時記憶など整合を図り矛盾を解決する機能や手段となっており、これらを緩衝と呼んでいる。

機械装置などの機構部分を成し使用される場合は「バッファー」と呼ぶ場合が多いが英語の綴りは同じである。

電子装置での時間的な緩衝回路
デジタル機器での補助記憶装置などの入出力装置と、CPU制御装置などの内部処理装置との間で信号をやり取りする際に、入出力と処理との間で時間のズレを吸収・調整をするために一時的に情報を記憶する装置や記憶領域のこと。
データ構造的に云えばキュースタックという、情報を一時的に蓄える記憶領域などは、「バッファー領域」と呼ばれることが多い。
例としては次のようなものがある。
電気信号の整形・増幅回路
例としては次のようなものがある。
  • バス・バッファ:コンピュータの内部配線での整形・増幅回路
  • スリー・ステート・バッファ:"0"、"1"、ハイインピーダンスの3種類の出力状態をとるデジタル信号の整形・増幅回路
物理的な衝撃を吸収して和らげる緩衝器、その他

関連項目