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2009年1月18日 (日) 10:04時点における版
タルチジオ・ベルトーネ (Tarcisio Bertone、1934年12月2日 - ) はイタリアのジェノヴァ大司教・枢機卿。2006年9月15日よりバチカン市国国務省長官に就任。同長官はバチカン元首のローマ教皇に次ぐ地位で、首相に相当し、政治、外交を総括する。2007年4月4日からはカメルレンゴも兼務することとなった。
ベルトーネ枢機卿は1934年、北イタリア・トリノ県ロマーノ・カナヴェーゼ生まれ。1950年、サレジオ会に入会。1960年司祭叙階。教皇庁立の大学で教会法などの教授を務めた。1995年、教皇庁教理省局長となり、当時同省長官のヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現教皇ベネディクト16世)の片腕として働いた。教理に保守的な現教皇と非常に親しいといわれる。2002年にジェノヴァ大司教、翌年、枢機卿に任命されている。
最近ではダン・ブラウンの長編推理小説『ダ・ヴィンチ・コード』の内容を「間違いだらけ」と批判して話題になった。大のサッカーファンで、ジェノヴァのテレビ局が中継した試合で解説を務めたこともある。