「薄型ブラウン管」の版間の差分

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'''薄型ブラウン管'''(うすがたブラウンかん)とは奥行きの短い[[ブラウン管]]のこと。FED ([[表面伝導型電子放出素子ディスプレイ|SED]]. CNT.Spindt) の事を指すこともある。
'''薄型ブラウン管'''(うすがたブラウンかん)とは奥行きの短い[[ブラウン管]]のこと。FED ([[表面伝導型電子放出素子ディスプレイ|SED]]. CNT.Spindt) の事を指すこともある。


薄型ブラウン管を称するテレビは過去に[[東芝]]、[[パナソニック|松下電器産業]]が開発したが、[http://www.toshiba.co.jp/about/press/1997_03/pr_j0302.htm 東芝が開発した方式]は実用化には至らなかった。松下電器産業が開発した製品も普通の[[ブラウン管テレビ]]と比べて値段が高いので販売が終了された。
薄型ブラウン管を称するテレビは過去に[[東芝]]、[[パナソニック]]が開発したが、[http://www.toshiba.co.jp/about/press/1997_03/pr_j0302.htm 東芝が開発した方式]は実用化には至らなかった。パナソニックが開発した製品も普通の[[ブラウン管テレビ]]と比べて値段が高いので販売が終了された。


[[2004年]]7月[[サムスンSDI]]が32型で奥行きを同社の従来型が60センチの所を38センチまで短くした世界最薄ブラウン管(Vixlim)を開発した。2004年に韓国内で販売し、2005年から他社へ供給する。サムスンはそのほかのサイズも薄型ブラウン管に置き換える方針である。[[LGフィリップス]]・ディスプレイも同様のブラウン管を発売する予定。[[ソニー]]が平面ブラウン管を発売した後他社も追随し平面が主流になったように、薄型ブラウン管が今後主流になる可能性もある。
[[2004年]]7月[[サムスンSDI]]が32型で奥行きを同社の従来型が60センチの所を38センチまで短くした世界最薄ブラウン管(Vixlim)を開発した。2004年に韓国内で販売し、2005年から他社へ供給する。サムスンはそのほかのサイズも薄型ブラウン管に置き換える方針である。[[LGフィリップス]]・ディスプレイも同様のブラウン管を発売する予定。[[ソニー]]が平面ブラウン管を発売した後他社も追随し平面が主流になったように、薄型ブラウン管が今後主流になる可能性もある。

2009年1月9日 (金) 16:24時点における版

薄型ブラウン管(うすがたブラウンかん)とは奥行きの短いブラウン管のこと。FED (SED. CNT.Spindt) の事を指すこともある。

薄型ブラウン管を称するテレビは過去に東芝パナソニックが開発したが、東芝が開発した方式は実用化には至らなかった。パナソニックが開発した製品も普通のブラウン管テレビと比べて値段が高いので販売が終了された。

2004年7月サムスンSDIが32型で奥行きを同社の従来型が60センチの所を38センチまで短くした世界最薄ブラウン管(Vixlim)を開発した。2004年に韓国内で販売し、2005年から他社へ供給する。サムスンはそのほかのサイズも薄型ブラウン管に置き換える方針である。LGフィリップス・ディスプレイも同様のブラウン管を発売する予定。ソニーが平面ブラウン管を発売した後他社も追随し平面が主流になったように、薄型ブラウン管が今後主流になる可能性もある。

これらのブラウン管を搭載したテレビは液晶やプラズマテレビよりも厚さがあるが40センチ程度のAV機器と組み合わせる事や、液晶などの薄型ディスプレイも台座を含めると奥行きがある事を考えると設置方法によっては問題にならない場合も考えられる。液晶テレビに比べて安く、応答速度などの画質面も優れている。

関連項目