「ファウル (サッカー)」の版間の差分

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2008年12月31日 (水) 11:44時点における版

サッカーにおけるファウルFouls)は、プレーにおいて久しく不正であると解釈される行為である。

概要

サッカーにおけるファウルに対する処罰規定は大まかに2つに分類される。

先ずは、ファールを受けた相手に対してアドバンテージを与える方法である。これは相手にフリーキックを与える方法で、ファウルの内容によって直接フリーキックが与えられる場合と間接フリーキックが与えられる場合に分けられる。ペナルティーエリア内で直接フリーキックが与えられるファウルを行った場合は相手チームに対してペナルティーキックが与えられる。

次にファウルの行為者に対して処罰を与える方法があり、これはファウルの内容によってレッドカードを提示し退場を命じる場合と、イエローカードを提示し警告を与える場合に分けられる。

ルール上の規定

サッカーのルールであるLaws of the Game(日本サッカー協会では「サッカー競技規則」)では、第12条「ファウルと不正行為」(Fouls and Misconduct)において規定がなされている。

直接フリーキックに相当するファウル

ファウルを受けた相手チームに直接フリーキックを与える場合として以下の10の行為が規定されている。

  1. 相手を蹴る。もしくは蹴ろうとする。
  2. 相手を躓かせる。もしくは躓かせようとする。
  3. 相手に飛び掛る
  4. 相手をチャージする
  5. 相手を打つ。もしくは打とうとする。
  6. 相手を押す。
  7. ボールを奪うためにタックルを行った場合で、ボールより前に相手選手に接触した場合
  8. 相手を抑える。
  9. 相手につばを吐きかける。
  10. ハンド

ペナルティーキック

上記10の項目が自陣ペナルティーエリア内で行われた場合は、相手チームに対してペナルティーキックが与えられる。

間接フリーキックに相当するファウル

ファウルを受けた相手チームに間接フリーキックを与える場合として以下の7つの行為が規定されている。

  1. ゴールキーパーが6秒以上ボールを手で保持し続ける
  2. ゴールキーパーが一度手から離したボールを他の競技者が触れる前に再び手で触れようとする
  3. ゴールキーパーが味方からキックで返されたボールを手で触れる
  4. ゴールキーパーが味方からのスローインを手で触れる
  5. 危険な方法でのプレー
  6. 相手の前進の妨害
  7. ゴールキーパーがボールを手から離すのを妨げる

警告

以下の7つの行為に対しては、ファウルの行為者に対してイエローカードを提示し警告を与える。

  1. 反スポーツ的行為
  2. 審判に対する異議
  3. 繰り返しの違反
  4. 遅延行為
  5. コーナーキック、フリーキックでの距離不足
  6. 審判の承認を得ないフィールドへの進入
  7. 審判の承認を得ないフィールドからの退場

退場

以下の7つの行為に対しては、ファウルの行為者に対してレッドカードを提示し退場を命じる。

  1. 著しく不正な行為
  2. 乱暴な反則
  3. つば吐き
  4. ゴールキーパー以外の意図的なハンドによる得点機会阻止
  5. フリーキック、ペナルティーキックに相当する反則で、尚且つゴールに向かっている相手競技者に対しての得点機会阻止
  6. 侮辱行為
  7. 同一試合において、2枚目のイエローカードの提示を受けた場合

その他の決定

著しく不正な行為

相手の安全に危害を及ぼすようなタックルは、著しく不正な行為として罰する。

シミュレーション

主審を欺くことを目的としたシミュレーションは、反スポーツ行為として罰する。特に相手のペナルティエリア内でわざと倒れて、ペナルティキックを得ようとするシミュレーションを行う選手が多いが、ペナルティエリア内でシミュレーションと判断された場合はたいていはカードが出される。ただ判定を下す審判側にとっても難しい判定を強いられるのは事実である。またブラジル人選手がこのシミュレーションを多用する傾向にある。[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。

ジャージの脱ぎ捨て

得点が入ったときに喜ぶための、ジャージの脱ぎ捨ては、反スポーツ行為として罰する。ゴールデンゴール制(現在は採用されない)でゴールデンゴールを決めたときに脱ぎ捨てることは問題ないと考えられるが、試合時間が若干でも残っている状態で脱ぎ捨てると警告を出されることもある。まれに下のジャージ(パンツ)を脱ぐ選手がいるが、それも同様である。