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'''that節(せつ)'''とは、[[英語]]において[[接続詞]]や[[関係詞]]のthatによって導かれる[[節 (文法)|節]]での総称である<ref name=nakazawa>中沢 幸夫:“英文解釈のトレーニング 必修編”(Z会出版,2004).</ref>。
'''that節(せつ)'''とは、[[英語]]において[[接続詞]]や[[関係詞]]のthatによって導かれる[[節 (文法)|節]]での総称である<ref name=nakazawa>中沢 幸夫:“英文解釈のトレーニング 必修編”(Z会出版,2004).</ref>。
英単語”that”には、接続詞や関係詞として「名詞節を導く」、「形容詞節を導く」、「副詞節を導く」役割がある<ref name=nakazawa/><ref name=sonota>そのほかに「指示代名詞」、「指示形容詞」、「指示副詞」、「強調構文の一部」としての役割がある。</ref>。したがって、「that節とは、thatによって導かれる名詞、形容詞、副詞節の総称である」と考えてよい。
英単語”that”には、接続詞や関係詞として「名詞節を導く」、「形容詞節を導く」、「副詞節を導く」役割がある<ref name=nakazawa/><ref name=sonota>そのほかに「指示代名詞」、「指示形容詞」、「指示副詞」、「としての役割がある。</ref>。したがって、「that節とは、thatによって導かれる名詞、形容詞、副詞節の総称である」と考えてよい。


==名詞節==
==名詞節==

2008年7月21日 (月) 15:32時点における版

that節(せつ)とは、英語において接続詞関係詞のthatによって導かれるでの総称である[1]。 英単語”that”には、接続詞や関係詞として「名詞節を導く」、「形容詞節を導く」、「副詞節を導く」役割がある[1][2]。したがって、「that節とは、thatによって導かれる名詞、形容詞、副詞節の総称である」と考えてよい。

名詞節

接続詞のthatによって導かれる。節の中は完全文である[1]

主語目的語補語として用いられる。目的語の場合はthatが省略されることもある。文頭にthat節があれば、主語として用いられた名詞節である。ただし英語のようなSVO言語では文頭に長い節があるのは嫌われるので、後ろに移動して(右方移動)、文頭には代りに虚辞のItが立つことが多い(It...that構文)。

同格名詞節として働くこともある。形容詞節(関係詞が導く節)と紛らわしいことが多いが、節の中で文の要素が十分である。

形容詞節

関係代名詞のthatによって導かれる。節の中は不完全文である。thatが省略されることもある。同格名詞節のthat節と紛らわしいことが多いが、節の中で目的語にあたる名詞、代名詞など文の要素が欠けている[1]

関係副詞の代用としてthatが用いられることもある。

副詞節

接続詞のthatによって導かれる。節の中は完全文である。so 形容詞 that構文やsuch 名詞 that構文におけるthatは副詞節を導く[1]

参考文献

  1. ^ a b c d e 中沢 幸夫:“英文解釈のトレーニング 必修編”(Z会出版,2004).
  2. ^ そのほかに「指示代名詞」、「指示形容詞」、「指示副詞」、「としての役割がある。