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2008年6月22日 (日) 18:54時点における版

ジョー・リーバーマン

ジョゼフ・イサドア "ジョー" リーバーマンJoseph Isadore "Joe" Lieberman, 1942年2月24日 - )は、コネチカット州スタンフォード出身で同州選出の無所属の上院議員。宗教はユダヤ教である。

人物像・政策

イェール大学で政治学と経済学を学び、1967年に同大ロースクール弁護士資格を得る。父親はポーランド系ユダヤ人、母親はオーストリア系ユダヤ人で、妻ハダッサと共に敬虔なユダヤ教徒として知られる。そのため、安息日には審議に参加しないこともたびたびである。 政界入りは1970年。地元・コネティカット州の上院選に出馬し当選。1980年には国政進出に打って出るが、当時のレーガン旋風の前に上院選で共和党候補に敗北。雪辱を果たすのはそれから8年後の1988年になってからである。以来4期連続当選。民主党の中では最右派の一人で、ビル・クリントン大統領在任中にモニカ・ルインスキー・スキャンダルに直面した際は、クリントンを激しく批判した。 2000年アメリカ合衆国大統領選挙においてアル・ゴアの伴走者として副大統領候補に選ばれたものの、選挙では大接戦の末敗北。また、リーバーマンは同年に上院議員の改選を迎えていたが、コネティカットでは公職の重複立候補が可能の為、その職にとどまることができた。 その後発足した、ブッシュJr大統領とは大統領選のしこりがあり、政権発足当初は険悪だったが、9・11の直前に宗教団体への公的助成を可能とする法案に賛同したことから関係が修復。ゼル・ミラーと共に、民主党内の最右派として積極的にブッシュ政権を支える立場となる。9・11の後は「イラク討つべし」の論陣を張り、イラク戦争に関してはジョン・マケイン上院議員と共に自ら決議案を提出、ブッシュ大統領がローズガーデンで演説した際にはマケインと共にブッシュの両脇に陣取り、国民合意を演出した。2004年アメリカ合衆国大統領選挙に出馬したが、選挙前にジョン・ケリー上院議員が既に大きな勢いを得ており、オクラホマ州での予備選敗北後撤退を表明した。リーバーマンは緒戦のアイオワ州を捨て、2戦目のニューハンプシャー州に資金と労力を全力投入させる戦術を採ったが(同戦術は、友人であるジョン・マケイン上院議員の2000年の大統領選の際のアイデアでもある)現実の投票行動にはほとんど反映しなかった。イラン核武装阻止のための限定空爆論や、イスラエル支援政策に対しても、民主党内では異例の強い支持を表明し続け、その為に2006年11月の中間選挙のコネティカット州上院議員選挙においては党内の左派の反感を買い、現職ながらも民主党候補を選ぶ州予備選において敗北。ただ、無所属で立候補した直後にホワイトハウスが全面的な支持を約束、共和党候補が出馬しているにもかかわらず、地元の共和党員の支持により4選。復党はしていないが民主党の会派には復帰した。2008年大統領選挙を巡っては早くから共和党候補者を支持する可能性を示唆し、動向が注目されていたが、2007年12月17日には、ニューハンプシャー州で「党派よりも、友情や憂国の情が優先する」と述べ、イラク戦争など外交・安全保障政策を共有する共和党のジョン・マケイン上院議員支持を明言した。ニューハンプシャー州をはじめ、ミシガン州フロリダ州のマケインの遊説にもリーバーマンは同行し、マケイン支持を訴えた。

関連項目

外部リンク

  • United States Congress. "リーバーマン (id: L000304)". Biographical Directory of the United States Congress (英語).