「レオノーレ序曲第1番」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
1行目: | 1行目: | ||
{{クラシック音楽}} |
{{クラシック音楽}} |
||
⚫ | |||
⚫ | |||
==概要== |
==概要== |
||
ベートーヴェンの唯一の |
ベートーヴェンの唯一のオペラ『[[フィデリオ]]』は、最初『レオノーレ』のタイトルで[[1804年]]11月20日に初演されたが、これは失敗に終わっている。全3幕で、その第1幕が異常に長かったことと、台本が稚拙であったなどが原因とされているが、ベートーヴェンは[[1806年]]の3月には新たに2幕版の改訂初演に臨んでおり、この2幕版は一応の成功を収めている。しかし[[1813年]]から3度、台本を含めた改訂にトライし、曲目も『フィデリオ』と変えて[[1814年]]5月23日にケルントナトーア劇場で初演、ついに大きな成功と喝采を博した。 |
||
は[[1806年]]の3月には新たに2幕版の改訂初演に臨でおり、この2幕版は一応の成功を収めている。しかし[[1813年]]から3度、台本を含めた改訂にトライし、曲目も『フィデリオ』と変えて[[1814年]]5月23日にケルントナトーア劇場で初演、ついに大きな成功と喝采を博した。 |
|||
こうした過程から分かるように、序曲も第1稿のために[[レオノーレ序曲第2番|『レオノーレ』序曲第2番]]、第2稿のために[[レオノーレ序曲第3番|『レオノーレ』序曲第3番]]、第3稿のために『フィデリオ』序曲が作曲されている。この『レオノーレ』序曲第1番は[[1807年]]、[[プラハ]]での上演が計画された際に作曲されたものであったが、最終的にこの計画は水に流れ、ベートーヴェンの生前には演奏されなかった。 |
|||
番号付きの『レオノーレ』序曲としては最後に書かれた力作であり、主題や動機も『フィデリオ』序曲ホ長調ほどではないが、第2番や第3番と関連が薄く、規模は小さいがこの歌劇の期待感を募らせる吸引力を持つ魅力的な音楽となった。 |
|||
==編成== |
==編成== |
||
16行目: | 16行目: | ||
*[[打楽器]] |
*[[打楽器]] |
||
:[[ティンパニ]] |
:[[ティンパニ]] |
||
*[[弦 |
*[[弦五部]] |
||
:[[弦楽合奏|弦五部]] |
|||
==構成== |
==構成== |
||
29行目: | 28行目: | ||
[[Category:ベートーヴェンの楽曲]] |
[[Category:ベートーヴェンの楽曲]] |
||
[[Category:序曲|れおのれ1]] |
[[Category:序曲|れおのれ1]] |
||
[[Category:オペラの中の楽曲]] |
2008年5月25日 (日) 13:10時点における版
クラシック音楽 |
---|
「Template:クラシック音楽」を このページに使わないで ください。代わりに 「Template:Portal クラシック音楽」を ご利用ください。 |
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 ルネサンス - バロック 古典派 - ロマン派 近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 木管楽器 - 金管楽器 打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 交響曲 - ピアノ協奏曲 ピアノソナタ ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンソナタ チェロ協奏曲 フルート協奏曲 弦楽四重奏曲 - オペラ 指揮者 - 演奏家 オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 宗教音楽 |
イベント |
音楽祭 |
メタ |
ポータル - プロジェクト カテゴリ |
『レオノーレ』序曲第1番 ハ長調 作品138は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した序曲。オペラ『フィデリオ』のために作曲された4つの序曲の1つ。
概要
ベートーヴェンの唯一のオペラ『フィデリオ』は、最初『レオノーレ』のタイトルで1804年11月20日に初演されたが、これは失敗に終わっている。全3幕で、その第1幕が異常に長かったことと、台本が稚拙であったなどが原因とされているが、ベートーヴェンは1806年の3月には新たに2幕版の改訂初演に臨んでおり、この2幕版は一応の成功を収めている。しかし1813年から3度、台本を含めた改訂にトライし、曲目も『フィデリオ』と変えて1814年5月23日にケルントナトーア劇場で初演、ついに大きな成功と喝采を博した。
こうした過程から分かるように、序曲も第1稿のために『レオノーレ』序曲第2番、第2稿のために『レオノーレ』序曲第3番、第3稿のために『フィデリオ』序曲が作曲されている。この『レオノーレ』序曲第1番は1807年、プラハでの上演が計画された際に作曲されたものであったが、最終的にこの計画は水に流れ、ベートーヴェンの生前には演奏されなかった。
番号付きの『レオノーレ』序曲としては最後に書かれた力作であり、主題や動機も『フィデリオ』序曲ホ長調ほどではないが、第2番や第3番と関連が薄く、規模は小さいがこの歌劇の期待感を募らせる吸引力を持つ魅力的な音楽となった。
編成
構成
- アンダンテ・コン・モート-アレグロ・コン・ブリオ
ハ長調、アンダンテ・コン・モートの序奏に続いて、アレグロ・コン・ブリオの主部に入る。
演奏時間
約10分。