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2008年4月29日 (火) 13:25時点における版
ヘルモン山(Mount Hermon)=アラビア語でシャイク山(Jebel esh Sheikh)は、レバノンとシリアの国境にあるアンチレバノン山脈の最高峰で、最高点の標高は2,814mである。最高点はシリアが支配しているが、南部の稜線にあたるゴラン高原は1967年の第4次中東戦争以降イスラエルの支配下にある。
ヘルモン山には三つの主要なピークがあり、ほぼ同じ高さである。山域の面積は1,000k㎡に及び、内約70k㎡がイスラエルの支配下にある。標高が高いため、乾燥地帯にあるにもかかわらず多量の降水がある。ジュラ紀の石灰岩は侵食されてカルスト地形を形成している。
冬から春にかけては降雪があり、三つのピークは一年の大部分は雪で覆われている。山の西側と南側からの雪解け水は山麓で湧き水となり、最終的にはヨルダン川となって一帯をうるおしている。また雪解け水によって雪線下にはマツやオーク、ポプラなどの豊富な植物が育ち、葡萄園もある。
この豊富な湧き水と山は、水を求める国家間の争いの対象となってきた。山と湧き水を支配する政府は森を守り、環境破壊を防ぐ重要な責任を認識することが重要である。
ヘルモン山は、「白髪の山」「雪の山」と呼ばれる。イスラエルでは、その山頂にレーダー基地があることから、「国家の眼」とも呼ばれる。