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2008年4月16日 (水) 01:19時点における版

磁鉄鉱
磁鉄鉱
磁鉄鉱
分類 酸化鉱物
化学式 Fe2+Fe3+2O4
結晶系 等軸晶系
へき開 なし
モース硬度 5.5~6
光沢 金属光沢
黒色
条痕 黒色
比重 5.2
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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磁鉄鉱(じてっこう、magnetite、マグネタイト)は、鉱物の一種。分を含むため黒色をしており、金属光沢がある。組成 : Fe3O4。比重5.2。モース硬度5.5~6.5。等軸晶系スピネルグループの鉱物。

天然に産出する磁石として鉄につくのが特徴で、結晶正8面体をしている。火成岩中にごく普通に含まれる、造岩鉱物の一種である。鉄の重要な鉱石鉱物

主要産地は、インドオーストラリアロシアイラン中国チリペルーカナダアメリカタコナイト)、アフリカ。基本的には、全世界どこでもあるが、きわめて低品位。商業用に使用するには、不純物を取り除き、鉄の含有量を上げる選鉱処理が必要。

砂鉄餅鉄として自然に採取される磁鉄鉱は、かつて踏鞴製鉄の原料として盛んに利用された。

中医学では、毒性のある辰砂の代用として、鎮静催眠のために用いられる。

関連項目

参考文献

外部リンク