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'''ロウバイ'''(蝋梅、唐梅、''Chimonanthus praecox'')は名前に梅がついているため[[バラ科]][[サクラ属]]と誤解されやすいが、[[ロウバイ科]]ロウバイ属の落葉低木。1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。
'''ロウバイ'''(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅、''Chimonanthus praecox'')は名前に梅がついているため[[バラ科]][[サクラ属]]と誤解されやすいが、[[ロウバイ科]]ロウバイ属の落葉低木。1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。


ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色で、その周囲が黄色である。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色で、その周囲が黄色である。

2007年12月26日 (水) 04:59時点における版

?ロウバイ
Chimonanthus praecox

ロウバイ(中心部の花弁が暗紫色)
分類
 :植物界
 :被子植物門 Magnoliophyta
 :双子葉植物綱 Magnoliopsida
 :クスノキ目 Laurales
 :ロウバイ科 Calycanthaceae
 :ロウバイ属 Chimonanthus
 :ロウバイ C. praecox
学名
Chimonanthus praecox
(L.) Link 1822
和名
ロウバイ

ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅、Chimonanthus praecox)は名前に梅がついているためバラ科サクラ属と誤解されやすいが、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。

ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色で、その周囲が黄色である。

の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。別の説では花被片が蝋細工のようであったことからそう呼ばれる。

また、花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。

栽培

土壌をあまり選ばず、かなり日陰のところでもよく育ち開花する丈夫な花木である。

繁殖は、品種ものの一部を除き挿し木が一般的だが実生からの育成も容易。種まきから最も簡単に育てられる樹種である。晩秋になると、焦げ茶色の実(蒴果)がなっているので、もらってきて播くといい。タネはアズキくらいの大きさである。寒さに遭わせたほうがよく発芽するので、庭に播き、5mmほど覆土しておくと、春分を過ぎてから生えてくる。本葉が開いたら上広げてやるといい。

関連項目

ソシンロウバイ(素心蝋梅)(中心部の花弁が暗紫色にならない)
ロウバイ