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2007年12月18日 (火) 15:47時点における版

ミッチ・ケイパー

ミッチェル・デイビッド・ケイパーMitchell David Kapor, 1950年11月1日[1] - )は、ロータスデベロップメントの設立者にして Lotus 1-2-3 の開発者。オープンソース・アプリケーション財団代表。カリフォルニア大学バークレー校 School of Information 特任教授。Mozilla Foundation の会長、Linden Lab の取締役、ウィキメディア財団の顧問委員[2]も兼務している。

このほか、ベンチャーキャピタルのケイパー・エンタープライズ、環境衛生に対する慈善団体のミッチェル・ケイパー財団も運営している。妻 Freada Kapor Klein とともに、教育と職場に公正さを提供する民間非営利団体の Level Playing Field Institute も設立している。サンフランシスコ在住。

経歴

アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンに生まれる。イェール大学心理学言語学計算機科学、特にサイバネティックスを専攻し、1971年に学士号を取得。在学時にはイェール大学内のラジオ局 WYBC-FM の音楽ディレクターとプログラムディレクターを担当した。卒業後はラジオ局のディスクジョッキートランセンデンタル・メディテーション技術の先生、精神衛生カウンセラーなど職を転々とした。

1978年Apple II を購入し個人でコンピュータのコンサルタントを営み、1時間5ドルでコンピュータの個人指導をしたり、マサチューセッツ工科大学の院生からの依頼で線グラフや統計関数の機能を持つ Tiny Troll というプログラムを開発したりした。数ヶ月後、シリコンバレーで世界初のパーソナルコンピュータ向け表計算ソフト VisiCalc の作者ボブ・フランクストンに出会い、それがきっかけで VisiPlot と VisiTrend を開発することになった。それらは1981年にソフトウェア会社 VisiCorp から発売され、ケイパーに多大な著作権料をもたらした。

この成功を機に、1982年にロータスデベロップメントを設立。ジョナサン・ザックスと組んで表計算ソフトの開発に取り組み、完成した Lotus 1-2-3 は同年秋の COMDEX で発表された。画面上で見られるオンラインヘルプ機能やチュートリアル用のディスクが初めて提供され、また顧客サポートのための専門部門も初めて設置されたことでユーザーから圧倒的な支持を得て、瞬く間に表計算ソフトのトップシェアを獲得した。ケイパーは1982年から1986年まで同社の社長(後に会長)兼最高経営責任者を、1987年まで取締役を務めた。1983年に同社は5300万ドルの収益を上げ、翌1984年には1億5600万ドルにまで倍増した。従業員数は1985年までに1000人以上に達した。

1986年に退社後、マサチューセッツ工科大学の客員教授を務めた後、ネットワーク関連のソフトウェアを取り扱う ON Technology を設立。ケイパーは1987年から1990年まで会長兼最高経営責任者を務めた。1990年にはジョン・ペリー・バーロウジョン・ギルモアらとともに電子フロンティア財団を共同設立。ケイパーは1994年まで議長を務めた。2001年には私財を投じてオープンソース・アプリケーション財団を設立し、オープンソースPIM ソフトウェア Chandler の開発に取り組んでいる。2006年にはブックマークを同期する Mozilla Firefox 拡張機能 Foxmarks Bookmark Synchronizer を開発する Foxmarks を設立した。

出典

  1. ^ Lewis, Peter H. (1993年3月21日). “Sound Bytes; Pushing the Frontiers of the Electronic Age” (英語). ニューヨーク・タイムズ. 7月12日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
  2. ^ Press releases/Advisory Board/日本語”. ウィキメディア財団. 7月12日閲覧。accessdateの記入に不備があります。

外部リンク