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2007年12月3日 (月) 15:40時点における版

ハアザミ属
ハアザミ(Acanthus mollis
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ゴマノハグサ目 Scrophulariales
: キツネノマゴ科 Acanthaceae
: ハアザミ属 Acanthus
  • 本文参照

アカンサス(Acanthus、ハアザミ、葉薊)は広義にはキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属 Acanthus) の植物を総称していうが、普通は特に観賞用に栽培されるA. mollisを指す。

アザミに似た形の古代ギリシア以来、建築物や内装などの装飾のモチーフとされる。特にギリシア建築のオーダーの一種、コリント式オーダーはアカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。ギリシア国花

大型の常緑多年草で、地中海沿岸(北西アフリカポルトガルからクロアチア)の原産。葉には深い切れ込みがあり、光沢があり、根元から叢生して長さ1m、幅20cmほどになる。晩春から初夏に高さ2mほどの花茎を出し、緑またはやや紫がかったとがった苞葉とともに花をつける。花弁は筒状で、色は白、赤などがある。乾燥にも日陰にもまた、寒気にも強い。

アカンサス属は約30種からなり地中海沿岸を中心に分布する。A. mollis のほかA. spinosa なども栽培される。

栽培

アカンサスは多年草であるが、子株が出ないため、実生で増やす。タネは1cm以上ある大きなもので、よく発芽する。ソメイヨシノが咲く頃、直まきにし、2cmほど覆土をする。耐寒性は比較的強く、東京あたりなら霜よけはいらない。大きな苗は移植が難しい。

関連項目