「狼と香辛料」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
ファンタジーにありがちな剣や魔法が登場せず、ファンタジー世界での経済と商売に重点が置かれているという異色作である<ref>[http://mainichi.jp/enta/mantan/manga/archive/news/2006/11/20061130org00m200026000c.html ブック批評:狼と香辛料 支倉凍砂] まんたんウェブ 2007年11月27日閲覧</ref>。
第12回[[電撃小説大賞]]〈銀賞〉受賞。[[宝島社]]の『[[このライトノベルがすごい!]]2007』において[[2006年]]度の作品部門で第1位を獲得。キャラクター女性部門でも、ヒロインのホロが第1位となっている。
第12回[[電撃小説大賞]]〈銀賞〉受賞。[[宝島社]]の『[[このライトノベルがすごい!]]2007』において[[2006年]]度の作品部門で第1位を獲得。キャラクター女性部門でも、ヒロインのホロが第1位となっている。2007年8月現在の発行部数は50万部を超える<ref>[http://mainichi.jp/enta/mantan/archive/news/2007/08/10/20070810org00m200037000c.html 狼と香辛料:電撃小説大賞受賞作がアニメ化決定 マンガも連載へ] [[毎日新聞|まんたんウェブ]] 2007年11月27日閲覧</ref>
<!--ファンタジーにありがちな剣や魔法が登場せず、ファンタジー世界での経済と商売に重点が置かれているという異色作。*独自研究の可能性アリ。出典明記-->


また、[[小梅けいと]]による漫画版も、「[[電撃「マ)王]]」にて[[2007年]]11月号より連載されている<ref name="comicalize">{{cite web|coauthors = DENGEKI ONLINE.COM|date = 2007-06-06|year = 2007|month = 6|url = http://www.dengekionline.com/data/news/2007/6/6/ca06c404e8e044c5f2c2814e730ab069.html|title = 「とらドラ!」と「狼と香辛料」のコミカライズが決定!|publisher = メディアワークス|accessdate = 6月7日|accessyear = 2007年}}</ref>。
また、[[小梅けいと]]による漫画版も、「[[電撃「マ)王]]」にて[[2007年]]11月号より連載されている<ref name="comicalize">{{cite web|coauthors = DENGEKI ONLINE.COM|date = 2007-06-06|year = 2007|month = 6|url = http://www.dengekionline.com/data/news/2007/6/6/ca06c404e8e044c5f2c2814e730ab069.html|title = 「とらドラ!」と「狼と香辛料」のコミカライズが決定!|publisher = メディアワークス|accessdate = 6月7日|accessyear = 2007年}}</ref>。

2007年11月26日 (月) 15:21時点における版

Template:継続中の作品

狼と香辛料
ジャンル ファンタジー
小説
著者 支倉凍砂
イラスト 文倉十
出版社 メディアワークス
その他の出版社
中華民国の旗 香港の旗 台湾国際角川書店
レーベル 電撃文庫
刊行期間 2006年2月 - 継続中
巻数 5巻
漫画
原作・原案など 支倉凍砂
作画 小梅けいと
出版社 メディアワークス
掲載誌 電撃「マ)王
発表期間 2007年9月(11月号) - 継続中
テンプレート - ノート

狼と香辛料』(おおかみとこうしんりょう)は、電撃文庫より刊行されている支倉凍砂ライトノベル。イラストは文倉十が担当。2008年新春からのアニメ化が決定している(2007年10月現在)。

概要

ファンタジーにありがちな剣や魔法が登場せず、ファンタジー世界での経済と商売に重点が置かれているという異色作である[1]。 第12回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞。宝島社の『このライトノベルがすごい!2007』において2006年度の作品部門で第1位を獲得。キャラクター女性部門でも、ヒロインのホロが第1位となっている。2007年8月現在の発行部数は50万部を超える[2]

また、小梅けいとによる漫画版も、「電撃「マ)王」にて2007年11月号より連載されている[3]

あらすじ


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


旅から旅へ各地を巡り、物を売り歩く行商人として生きるクラフト・ロレンス。収穫祭に沸くパスロエの村へ行商に訪れたロレンスはその帰り、自らの荷馬車にとんでもないモノが入り込んでいたのを見つけてしまう。パスロエで仕入れた麦束に混じって眠りこけていたのは、獣の耳と尻尾をそよがせる美しい少女だった。

自らを『ヨイツの賢狼』ホロと名乗り、長いことパスロエの麦を豊作にするため手を貸していたと嘯く少女。左前脚だけとは言え狼としての姿まで見せられたロレンスは、ホロの素性を訝りながらも「遙か北の故郷に帰りたい」と願う彼女を旅の道連れとすることになる。

賢狼と行商人の軽妙洒脱な掛け合いに彩られた、彼らの行商模様と道中での様々な事件を描く、「剣も魔法もない」ファンタジー・ストーリー。

登場人物

クラフト・ロレンス
- 福山潤
各地を巡り旅に生きる、25歳の行商人。ひょんなことから「賢狼」を名乗る少女・ホロを旅の道連れとしたことが、彼の孤独な行商人生の様相を少しばかり変えることとなった。ホロの老獪な言動に翻弄されながらも言葉を交わし、時に衝突しながらも共に事件を乗り越えることで少しずつホロとの絆を深め、「計算高い商人」だけでない様子も見せるようになる。
商人として頭の切れる方ではあるが迂闊なミスを犯してしまうこともあり、一度ならずホロに知恵を授けられることで窮地を脱している。道中の会話の主導権も大抵ホロに握られっぱなしで、何とか一泡吹かせようと試みるがことごとくあしらわれて「かわいい子」扱いされるなど、頭脳の切れを作中ではなかなか見せられない主人公である。将来のは、どこかの街に自らの店を構えること。
ホロ
声 - 小清水亜美
狼の耳と先の白い狼の尻尾を持つ少女。自らを『ヨイツの賢狼』と名乗る。とある理由から故郷を離れ、ある約束からパスロエの麦に宿り、半ば土地に縛られる形で数百年もの間、豊作を司ってきた。パスロエでロレンスが仕入れた麦束に移ることで村からの脱出を図り、なし崩し的に彼の行商の旅に同行しながら、遙か北の地にある故郷「ヨイツ」を目指すこととなる。賢狼を自称するだけあり、言動は冷静かつ老獪。年経たモノに相応しい風格ある知恵で、たびたびロレンスを救う。尊大な性格だが、長く故郷から離れて独りでいたためか、孤独に対しては脆い一面も見せる。
15歳ほどの可憐な少女の姿であるが、かつては豊作の神と崇められていたその正体は、巨大な。しかしその姿から、他者に恐れられることを酷く嫌う。「わっち(=私)」「ぬし(=貴方)」「~でありんす」などと、独特の花魁口調で話す。ロレンスと共に様々な事件に遭遇しつつも道中では相棒を様々にからかったり、逆に現代知識の差でやりこめられたりと軽妙な会話を繰り広げながら、故郷に向かう旅を楽しんでいる風である。
美味しい食べ物と酒には目がないらしく、特にリンゴが好物の模様。ちなみに、酒は最高級の葡萄酒を知らずと飲み、「これぐらいが普通と思った」などと、かなり舌は肥えている様子。
何よりの自慢が美しい毛並みの尻尾で、ノミ取りから櫛梳きまで常に手入れを怠らない。この尻尾を誉められることに弱い。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


クロエ
声 - 名塚佳織
ノーラ
声 - 中原麻衣

既刊

アニメ版

Template:節新製品 2008年1月にチバテレビ独立U局にて放送予定。全12話。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ
「旅の途中」(歌:清浦夏実、作詞:小峰公子、作曲・編曲:吉良知彦
エンディングテーマ
「リンゴ日和」(歌:ROCKY CHACK、作詞:Chris Mosdell、作曲:山下太郎&noe、編曲:保刈久明

脚注

  1. ^ ブック批評:狼と香辛料 支倉凍砂 まんたんウェブ 2007年11月27日閲覧
  2. ^ 狼と香辛料:電撃小説大賞受賞作がアニメ化決定 マンガも連載へ まんたんウェブ 2007年11月27日閲覧
  3. ^ 「とらドラ!」と「狼と香辛料」のコミカライズが決定!”. メディアワークス ( エラー: 月日を month や day に分けずに date にまとめて記入してください。). 6月7日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
  4. ^ 初版には作者自らブログでも言及しているように矛盾する記述が存在しているが、第2版以降では修正済み。

関連項目

外部リンク