「キダチチョウセンアサガオ属」の版間の差分

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2007年11月17日 (土) 07:39時点における版

エンジェルストランペット
分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目: ナス目 Solanales
科: ナス科 Solanaceae
属: ブルグマンシア属 Brugmansia
種: 本文参照

エンジェルストランペット(Angels Trumpet)は、ナス科ブルグマンシア属(キダチチョウセンアサガオ属)の低木または高木。学名をブルグマンシア(Brugmansia)と言う。近縁の植物にナス科ダツラ属の一年草があるが、全くの別物として扱われている。

特徴

春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花をつける。つぼみには卵形、球形、紡錘形などがあり、花はつぼみから飛び出すような形で咲く。花弁の先端は、5つに分かれ反り返る。原産地はアメリカの熱帯地方だが、暑さが苦手で高地にしか生息していない。そのため熱帯気候となる日本では、夏季の生育が緩慢になり、管理を怠ると最悪枯れてしまう場合もある。しかしブルグマンシアは低温に強く、丈夫で育てやすい植物である。春温かくなってから旺盛に生育してゆき、開花時期には大型の株にたくさんの花をつけるのがとても魅力的である。

ダツラ属との違い

ブルグマンシア属とダツラ属はよく混同されがちだが、両者は別物としてしっかり分けられている。両者の一番の違いは…

ブルグマンシア属
高木または低木で、下向きの花をつける。
ダツラ属
一年草で、上向きの花をつける。
なおダツラ属についてはチョウセンアサガオの項を参照のこと。

毒性

エンジェルストランペットは広義のチョウセンアサガオの仲間であり、同様に有毒植物である。含まれている成分はスコポラミン(ヒヨスチン)、ヒヨスチアミンなどである。薬草に使われることもあるが、一般には毒草として扱われるので、取り扱いには十分注意が必要である。

種類

花の色や形などで、様々な種類が存在する。

  • ブルグマンシア・キャンディダ(Brugmansia.Candida)
  • ブルグマンシア・アウレア(Brugmansia.Aurea)
  • ブルグマンシア・スアウォレンス(Brugmansia.Suave-olens)
  • ブルグマンシア・ウェルシコロル(Brugmansia.Versicolor)
  • ブルグマンシア・アルボレア(Brugmansia.Arborea)
  • ブルグマンシア・サングイネア(Brugmansia.Saguinea)


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