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'''洗礼名'''('''せんれいめい''')とは、キリスト教の信徒が[[洗礼]]を受けるときにつけられる名前。'''クリスチャン・ネーム'''とも。[[カトリック教会]]では'''霊名'''(れいめい)、[[東方正教会]]では'''聖名'''(せいな)と呼ぶ。[[聖公会]]以外の[[プロテスタント]]教会では特に洗礼名を付けないところが多い。
'''洗礼名'''('''せんれいめい''')とは、キリスト教の信徒が[[洗礼]]を受けるときにつけられる名前。'''クリスチャン・ネーム'''とも。[[カトリック教会]]では'''霊名'''(れいめい)、[[正教会]]では'''聖名'''(せいな)と呼ぶ。[[聖公会]]以外の[[プロテスタント]]教会では特に洗礼名を付けないところが多い。


ほとんどは[[聖人]]の名をとるが、まれに[[聖書]]から語句を取った例もある。洗礼名には、自分の好きな聖人や縁のある聖人の名をとることが多いが、キリスト教のある教派では[[暦|カレンダー]]の毎日にそれぞれ聖人が振り当てられているので、その誕生日の聖人の名前をとることもある。
ほとんどは[[聖人]]の名をとるが、まれに[[聖書]]から語句を取った例もある。洗礼名には、自分の好きな聖人や縁のある聖人の名をとることが多いが、キリスト教のある教派では[[暦|カレンダー]]の毎日にそれぞれ聖人が振り当てられているので、その誕生日の聖人の名前をとることもある。

2007年11月14日 (水) 04:13時点における版

洗礼名せんれいめい)とは、キリスト教の信徒が洗礼を受けるときにつけられる名前。クリスチャン・ネームとも。カトリック教会では霊名(れいめい)、正教会では聖名(せいな)と呼ぶ。聖公会以外のプロテスタント教会では特に洗礼名を付けないところが多い。

ほとんどは聖人の名をとるが、まれに聖書から語句を取った例もある。洗礼名には、自分の好きな聖人や縁のある聖人の名をとることが多いが、キリスト教のある教派ではカレンダーの毎日にそれぞれ聖人が振り当てられているので、その誕生日の聖人の名前をとることもある。

カトリック教会では洗礼名の聖人の祝い日を霊名日(れいめいび)と呼んで誕生日と共に祝う。ポーランドなど国や地方によっては誕生日よりも霊名日のほうを盛大に祝う習慣をもつものもある。

正教会では、洗礼名の由来する聖人が個人守護聖人となり、誕生日と並んで守護聖人の日を祝う。日本正教会では「聖名日」と呼ぶ。

霊名日や守護聖人の日を、一般には聖名祝日(せいめいしゅくじつ)という。上記のほか、ルター派にも一部の地域に聖名祝日を祝う習慣がある。