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短期大学の記述について
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'''卒業証書'''(そつぎょうしょうしょ)とは、その[[学校]]の全[[課程]]([[本科]])の[[修了]]が認められた[[児童]]・[[生徒]]・[[学生]]などに対して、[[校長]]([[学長]])が[[授与]]する[[証書]]のことである。類似する[[文書]]には、[[修了証書]]([[修了証]])がある。
'''卒業証書'''(そつぎょうしょうしょ)とは、その[[学校]]の全[[課程]]([[本科]])の[[修了]]が認められた[[児童]]・[[生徒]]・[[学生]]などに対して、[[校長]]([[学長]])が[[授与]]する[[証書]]のことである。類似する[[文書]]には、[[修了証書]]([[修了証]])がある。


== 概要 ==
[[大学]]([[短期大学]]を除く)では、[[学]]課程[[学部]])を[[卒業]]した場合は、卒業証書および[[学士]]の[[学位記]]が授与される。短期大学場合は、[[短期大学士]]の学位記が授与される(なお、[[高等専門学校]]においては、[[準学士]]が[[学位]]でなく[[称号]]であるので、卒業証書のみが授与される。[[大学院]]の場合は、「[[卒業]]」ではなく「[[修了]]」とされているため、卒業証書の授与は行われず、学位記の授与が行われる。
[[大学]]([[短期大学]]を除く)では、[[学]](学部以外の教育研究上の基本とる組織を含むの課程を[[卒業]]した場合は、卒業証書および[[学士]]の[[学位記]]が授与される。短期大学を卒業した場合は、卒業証書、および、[[短期大学士]]の学位記が授与される(なお、[[高等専門学校]]においては、[[準学士]]が[[学位]]でなく[[称号]]であるので、卒業証書のみが授与される。[[大学院]]の各課程を完全に修めることについては、「[[卒業]]」ではなく「[[修了]]」とされているため、卒業証書の授与は行われず、学位記の授与が行われる。(なお、「'''卒業'''証書」の授与はできないものの、法令上、「'''修了'''証書」などを授与することは、禁止されていない。)


卒業証書については、[[学校教育法施行規則]]([[昭和]][[昭和22年|22年]][[文部省|文部]][[省令]]第11号)の第28条などに規定があり、「校長は、(各学校種)の全課程を修了したと認めた[[個人|者]]には、卒業証書を授与しなければならない。」とされてる。卒業証書の[[様式]]は、その学校の設置者([[教育委員会]]、[[学校法人]]、[[国立大学法人]]など)が<!-- [[教育委員会規則]]などで-->定めており、卒業証書や[[卒業証明書]]を発行するときに原簿となる[[卒業証書授与台帳]]などの保存[[期間]]は、「永年」または「長期」(100年間ほどを指すことが多い)とされていることが多い。
卒業証書については、[[学校教育法施行規則]]([[昭和]][[昭和22年|22年]][[文部省|文部]][[省令]]第11号)の第28条などに規定があり、「校長は、(各学校種)の全課程を修了したと認めた[[個人|者]]には、卒業証書を授与しなければならない。」とされてる。卒業証書の[[様式]]は、その学校の設置者([[地方公共団体]]、[[学校法人]]、[[国立大学法人]]など)が定めている。また、卒業証書や[[卒業証明書]]を発行するときに原簿となる[[卒業証書授与台帳]]などの保存[[期間]]は、「永年」または「長期」(100年間ほどを指すことが多い)とされていることが多い。


卒業証書は、[[卒業式]]([[卒業証書授与式]])で授与されるが、授与の方法としては、校長から卒業生1人1人に手渡す方法、[[総代]](総[[代表]])に授与し、その後、[[クラス]]など([[学級]]、[[ホームルーム]]など)で[[本人]]に手渡す方法などがある。
卒業証書は、[[卒業式]]([[卒業証書授与式]])で授与されるが、授与の方法としては、校長から卒業生1人1人に手渡す方法、[[総代]](総[[代表]])に授与し、その後、[[クラス]]など([[学級]]、[[ホームルーム]]など)で[[本人]]に手渡す方法などがある。
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2007年9月15日 (土) 10:50時点における版

卒業証書(そつぎょうしょうしょ)とは、その学校の全課程本科)の修了が認められた児童生徒学生などに対して、校長学長)が授与する証書のことである。類似する文書には、修了証書修了証)がある。

概要

大学短期大学を除く)では、学部(学部以外の教育研究上の基本となる組織を含む)の課程を卒業した場合は、卒業証書、および、学士学位記が授与される。短期大学を卒業した場合は、卒業証書、および、短期大学士の学位記が授与される。(なお、高等専門学校においては、準学士学位でなく称号であるので、卒業証書のみが授与される。)大学院の各課程を完全に修めることについては、「卒業」ではなく「修了」とされているため、卒業証書の授与は行われず、学位記の授与が行われる。(なお、「卒業証書」の授与はできないものの、法令上、「修了証書」などを授与することは、禁止されていない。)

卒業証書については、学校教育法施行規則昭和22年文部省令第11号)の第28条などに規定があり、「校長は、(各学校種)の全課程を修了したと認めたには、卒業証書を授与しなければならない。」とされてる。卒業証書の様式は、その学校の設置者(地方公共団体学校法人国立大学法人など)が定めている。また、卒業証書や卒業証明書を発行するときに原簿となる卒業証書授与台帳などの保存期間は、「永年」または「長期」(100年間ほどを指すことが多い)とされていることが多い。

卒業証書は、卒業式卒業証書授与式)で授与されるが、授与の方法としては、校長から卒業生1人1人に手渡す方法、総代(総代表)に授与し、その後、クラスなど(学級ホームルームなど)で本人に手渡す方法などがある。

関連項目