「魔法陣グルグルの登場人物」の版間の差分

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魔王ギリと手下たち→‎原作
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;ビケイン(声:[[田中敦子 (声優)|田中敦子]])
;ビケイン(声:[[田中敦子 (声優)|田中敦子]])
:コッチ村の近くにある谷に住む仙人。マンドラゴラに苦戦するニケとククリを助け、ニケに光の者なら誰でも出来る初歩的な空中浮遊の魔法と、勇者にしか出来ない伝説の剣「魔法剣」の修行を手伝う。
:コッチ村の近くにある谷に住む仙人。マンドラゴラに苦戦するニケとククリを助け、ニケに光の者なら誰でも出来る初歩的な空中浮遊の魔法と、勇者にしか出来ない伝説の剣「魔法剣」の修行を手伝う。
;リープヴィッヒ=ブーゲンビリア(声:)
:ポトマ国の全寮制学校「ポトマ学園」の園長を務める女性。しかし魔王ギリの手下悪魔「ラブラブラ」に監禁され、悪魔の方が変身して本人に成りすましていた。魔物が化けた姿の方は「ザマス」が口癖だが、本物にはそのような口癖はない。
;ガトー(声:[[島香裕]])
;ガトー(声:[[島香裕]])
:ショコレの町の菓子職人。娘のプリンと二人で菓子屋を経営している。チョコレートを買うために全財産をつぎ込み一文無しになった勇者パーティーに足跡が動物の形になる「動物ブーツ」をプレゼントする。
:ショコレの町の菓子職人。娘のプリンと二人で菓子屋を経営している。チョコレートを買うために全財産をつぎ込み一文無しになった勇者パーティーに足跡が動物の形になる「動物ブーツ」をプレゼントする。
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;フリル(声:[[横山智佐]])
;フリル(声:[[横山智佐]])
:ナンダ山で修行する魔法使いの見習いの女の子。シラト国のダンスパーティーに招待されなかった腹いせにニコモ王子にラクガキの呪いをかける。また、レイドにニケとククリの中を悪くさせれば、すごい魔法を教えると言われる。初めはその通りにしていたが、優しいククリに心を動かされ、ニケに本当のことを話す。
:ナンダ山で修行する魔法使いの見習いの女の子。シラト国のダンスパーティーに招待されなかった腹いせにニコモ王子にラクガキの呪いをかける。また、レイドにニケとククリの中を悪くさせれば、すごい魔法を教えると言われる。初めはその通りにしていたが、優しいククリに心を動かされ、ニケに本当のことを話す。
;マリーン(声:)
:人魚の国の王女。近々半魚人の王子・バブーンとの婚約を控えていたが、王子がここ最近急に人間かぶれになり、いつも人間の姿ばかりするようになったことに嫌気が差し、勇者たちに結婚式を妨害して台無しにしてしまうよう依頼する。
;バブーン(声:)
:半魚人の王子。新しく傍に仕えるようになった家庭教師「キザランドス(正体は魔物)」の人間趣味に感化され、自分も人間の姿と[[ファッション]]をするようになり、マリーンから拒絶されている。
;光の総裁(声:[[杉野博臣]])
;光の総裁(声:[[杉野博臣]])
:アニメ第2期のオリジナルキャラクター。光魔法結社総裁。元は人間だったが、魔王ギリに呪われたらしく、猿の姿をしている。闇の総裁とは仲が悪い。
:アニメ第2期のオリジナルキャラクター。光魔法結社総裁。元は人間だったが、魔王ギリに呪われたらしく、猿の姿をしている。闇の総裁とは仲が悪い。

2007年8月10日 (金) 04:45時点における版

魔法陣グルグルの登場人物(まほうじんグルグルのとうじょうじんぶつ)は、衛藤ヒロユキ漫画作品及びそれを原作にしたアニメ魔法陣グルグル』に登場する架空の人物の一覧である。

主人公

ニケ(:1作目、劇場版瀧本富士子、2作目南央美
主人公。グルグル暦1298年10月21日生まれのO型。冒険開始当時13歳。「勇者マニア」の父、バドに勇者として仕立て上げられ無理やり旅立たされる。
  • 職業は盗賊。ククリから「勇者様」と呼ばれる。他の人からも「勇者」の肩書きで呼ばれることが多く、本名の「ニケ」で呼んでくれる人は作中でもごく一部の身内しかいない(これはドラゴンクエストなど一般的RPGの世界観に対する作者のアンチテーゼと思われる)。
  • 序盤こそ何の能力も持っていないただの少年であったため、一言でいえば「弱かった」のだが、後述するキラキラと「勇者の拳」と呼ばれる専用装備を身につけてからは、むらはあるものの驚異的な強さを発揮する。
  • 光魔法の最高峰である「キラキラ」(自然界のあらゆるエネルギーをの形に変えて取り出す魔法)を使う。職業が盗賊であるため長剣はあまり得意ではないが、光魔法の剣ならば重量も無いため、「非力」という短所を補うことになる。自分自身のエネルギーを使った「自分の剣」をはじめ、の剣、の剣、の剣、の剣をだんだんと使いこなし、上手く応用して困難を切り抜ける。
  • また中盤から光魔法「カッコいいポーズ」を覚える。学ぶ期間が短かったために最初は不完全な技だったが、実戦を重ねるうちに技に磨きがかかり、次第にただ失態を誤魔化したい時や目立ちたいだけの時にも気軽にこの技を使用するようになった。この「カッコいいポーズ」を使用している際の外見は普段に比べ著しく大人らしく見える。またそれ以外でも特に第1期アニメ版で「シリアス顔」と称して大人らしい外見となることがしばしば見られた(特に第7話で多く見られた)。ちなみに公式設定身長は118cmであるが、この時の身長は推計170cm程に見える。
  • 女の子に弱く、調子に乗りやすい。その軟派な性格から何度もククリをやきもきさせるが、「ククリを守る」という旨の台詞をピンチの時に発し、毎回ククリを勇気付けている。またククリに対する本心やその内面は、年相応な少年らしいところがある。他には、人の話を聞き違え、誤って解釈することが多い。
  • レイドにはコードネームラッキースター」(「爆弾(『ピンクボム』ことククリのこと)」を手に入れた「幸運の星」という意味らしい)と呼ばれている。またグルグル世界での公式な記録では、ニケとリリックの手違いから「勇者ああああ」という名で伝わっている。
  • ギリ封印後はククリの想いを受け入れてパーティーを組み続けた(外伝でギリ封印後から1年後のニケ、ククリが描かれており、レベルもかなり上がっている)。
ククリ(声:吉田古奈美 現・吉田小南美))
ヒロイン。グルグル暦1299年3月16日生まれのB型。長いみつあみが特徴。冒険開始当時12歳。ミグミグ族の末裔で、この世にただ1人残ったグルグル使い
  • 「ミグミグ族の生き残り」と名乗る男がグルグルの経典と赤ん坊のククリを連れてジミナ村の魔法オババのもとを訪れ、『「グルグル」の力を多くの悪人が狙っているので村に隠して欲しい』と頼んだのが事の始まり。「極秘の魔法兵器」として、その存在は同じ村の者にさえ知られぬよう秘匿され、友人の1人も作れないまま魔法オババと2人きりで12才まで育てられた。
  • その性格は天真爛漫そのものであり、過激な言動をしたと思えば些細なことで泣き出したりするが、世間知らずな点を除けば基本的にごく普通の少女に過ぎない。そんな彼女だからこそ「世界を救う」という使命は言葉以上に重いものであり、物心ついた頃から両親がこの世にいない、という状況も彼女の心を苦しめていたと見られる。だからこそ、時に調子に乗り過ぎるニケという存在には大いに救われている。
  • 魔法オババの家で読んでいた「勇者物語」という本の影響もあってか、「勇者」という存在に対して過剰なまでに憧れを抱いていた。そのため、冒険開始当初こそ「勇者だから」とニケに好意を抱いているに過ぎなかったが、次第に「勇者として」ではなく、「一人の男の子として」、ニケに真剣に愛情を抱くようになる。
  • 旅の序盤はグルグルをうまく使いこなせずに失敗を繰り返すが、ニケへの想いを膨らませていくにつれ魔法陣の種類、魔力共に増えていく。グルグルとは「ハートの魔法」であり、いうなれば愛する人への想いの力がそのまま魔法となって現れる。序盤こそ過去にミグミグ族が残したグルグルを使用していたが、中盤以降からはオリジナルの魔法陣を編み出せるようになる。が、「成功」と「失敗作」との境界が疑われるような、役たたずの魔法も幾つか生み出していた。
  • 特技は踊りと料理(アニメや原作の外伝では料理は苦手だというふうに描かれている)。チョコレートが好きで、辛いものが苦手。アラハビカで「青とうがらし」を食べて以来、辛いもので野生化(ウニョラー化)する後遺症を負う。「ウニョラー」に似た言葉でも再発する。
  • レイドにはコードネーム「ピンクボム」(本人曰く「グルグルの力を爆弾に喩え、女の子だからピンク」)と呼ばれている。

仲間

ギップル(声:高乃麗
ニケとククリに同行する風の精霊。グルグルを崇拝する闇魔法結社から、道案内役として派遣された。頭部にある2本の触手で魔力を感知する能力を持つ。この触角を利用して、アイテムや魔物の探知、人が持つ魔力の調査などが可能。魔物や町村についての知識も豊富で、それら情報を勇者たちに解説する役目も担っている。
  • 外見はかわいくも見えるが、ふんどしの上にマントを着用しているのみ(自身は男のファンタジーと豪語している)。着ているマントは伸ばせばテントになり、野宿に便利。だが上を見上げればギップルのふんどしが見えるため寝るには多少の勇気と慣れが必要。さらにマントの中の空間を圧縮することで、取り出しに難があるもののテントの容量までならアイテムを収納できたりと冒険の手助けをする。
  • ただ戦闘能力はほとんど持ち合わせていないためか、モンスターとの戦闘に入って形勢不利と見るや否や、すぐに逃げていなくなる。戦闘時以外でも、何らかの理由(親族の法事など)をつけて故郷に帰ってゆくため、あまり役に立たない。極め付けに、「道案内役」で触手の感知能力まで持ち合わせているのによく道に迷う。
  • 「クサい」台詞を極度に嫌っており、聞き続けると死亡してしまうとされる。「クサい」台詞に過敏に反応しては瞬時に現れ、勝手に悶えるため、勇者にギップルを呼び出す手段として利用された。その嫌悪振りはすさまじく、ときにはストーリーの流れを無理矢理変えるほどである。「クサい」台詞の対象は他人の台詞に限らず、自分でクサい台詞を発して、自ら悶絶したこともある。
  • 気合を入れる時や思い切り叫ぶときに「ギップリャ!」というかけ声を好んで使用する(このかけ声は読者からの応募で決まった)。
  • 「風の精霊の村」は世界中にあり、大量のギップル達が世界中に風を送っているが、その光景は世界中に放屁してるようにしか見えない。カルサ谷の谷底にある「風の精霊の村」がギップルの出身地。風の山の山頂にある「風の精霊の村」には風の王が住む。
  • 劇場版で鉄ふんどしを締めるのが本人の願いと判明した。
キタキタおやじ(声:緒方賢一
本名、アドバーグ・エルドル。グルグル暦1260年1月1日生まれのB型。髪がなく、白い髭を生やしているが、まだ52歳。「キタキタおやじ」の「キタキタ」を略して呼ぶ際は「オヤジ」と表記される(以下、特記なき場合「オヤジ」とは「キタキタおやじ」を指す)。
  • 元・キタの町の町長で、村に代々伝わる神聖な女性の舞踏「キタキタ踊り」を一般公開することで村を繁栄させたが、神聖な踊りを見世物にした祟りか、町に女の子が生まれなくなり、踊り手が絶えるという憂き目に遭う。考えた末に出した結論は「自分が踊る」という奇策。この大失策により町は急激にさびれ、追放こそされなかったものの町長を失脚し、町の宿屋の経営者・兼・キタキタ踊りの最後の伝承者という立場に落ち着いた。
  • 現在はキタキタ踊りの後継者を探すため、世界を旅している。常にキタキタ踊り伝統の腰みのを纏っておりその姿は濃いすね毛と相まって、端的に言うと「気味が悪い」。その奇怪な姿のため魔物の群れの中に平気で紛れ込めたり、グルグル「ツチヘビ」にも魔物と認識されたりした。
  • 根は善良であるが、キタキタ踊りを世に広めるという非常に場違いな使命感に満ち溢れているせいか自己顕示欲が異常に強く、どのような場所でも場違いな言動を取る。どんな時もキタキタ踊りを広めるための売名行為と宣伝は欠かさない(コーダイ王、妖精長老フェイフェイ、精霊モゲルなどに誇張だらけの武勇伝を吹き込む、地の王の元へ勇者として行こうとする、復活後のアラハビカで踊りの見世物小屋を作る、オッポレ踊りの大会にキタキタ踊りで参加した挙句キタキタ踊りの宣伝を始める、レフ島の住民に聞き込みそっちのけでキタキタ踊りを見せようとする、記録係の天使リリックに「魔王ギリ、キタキタ踊りで封印される」という大嘘を吹き込む等)。極め付けに、魔王ギリとの決戦の際も平気で魔王ギリにキタキタ踊りを勧めようとしていた。
  • 何かとストーリーに参加したがるが、所構わず踊り、敵味方双方からひんしゅくを買う。ニケは序盤からオヤジを鬱陶しく思っており、何かにつけパーティから追い出そうとし、実際に何度か成功もしているものの、その都度あっさり復活を遂げるため終盤は諦めていた。
  • 登場人物中最強のキャラクターとされ、いかなる目に遭っても気絶すらしない。しつこく踊りすぎた結果戦士並みに体が鍛えられており、雑魚敵ならキタキタ踊りの腕と腰の動きだけで蹴散らすこともできる。他にもノコギリ山でオヤジのキタキタ踊りの尻の動きがグルグル「ベームベーム召喚」を導くなどしており、全く役立たずというわけではない。
  • また、全ての存在に彼の踊りが拒絶されている訳ではなく、魔物のナナコナ達やミウチャの父親などにはキタキタ踊りは受け入れられた(ただしミウチャ父の方は、星のかざりによる時間のやり直しで無かったことになった。その後再び教わったのかは不明)。
  • ちなみに、キタの町には彼の顔をかたどったお菓子「おやじパイ」があるが、非常に不味いとされる。
  • ヒットポイントは登場キャラクター中最大の1650。
トマ・パロット(声:神代知衣
キタの町出身の少年。グルグル暦1300年11月7日生まれのA型。とにかく地味。
  • キタの町の地元3人組のひとりとして初登場。僧侶志望だったが、魔力の素養が無かったらしく魔技師に転向、ネコジタ谷の冒険から勇者のパーティの一員となる。
  • 勇者パーティの中では頭脳派とされ、言動も常に常識的。さらに努力家で、ネコジタ谷でのレベルはニケ・ククリ(それぞれレベル2、レベル3)を大幅に上回るレベル10であり、その後も加速度的にレベルが上昇した。
  • 魔技師という職業柄か、発明力も純粋な人間にしてはかなりのもの。実は単純な(アイテムや武器を使った)戦闘力なら最強説が浮上するほど。実際、装備品のあらゆる所に攻撃用の仕掛けが仕込まれている。ただ本人が地味で、自分はあまり強くないと思っている謙虚さと、争いはあまり好まない穏やかな性格のためこの事実はあまり表には出ない。
  • 普段は冷静のはずだが、自分の好きなアイテムのことになると人が変わり、時折異常な行動を見せることもある。また興奮しながらニケと一緒になってククリの脱衣を見ようとするなど、人並みの煩悩も持ち合わせた少年である。
  • アラハビカで自分の店を持つ夢を叶えるがニケとククリに2度破壊され、キタキタおやじによって変な店に作り変えられる。パンフォス解放後はニケにアラハビカの支配人として街を任され、ニケ達に魔法アイテムを提供している。後にパーティに復帰した。
  • ニケやククリと同様にガタリの啓示(「アイデアが無限に沸いてくる」らしい)を受けるが、原作ではそのシーンは「地味だから」という理由だけで省略された。
ジュジュ・クー・シュナムル (声:1作目、劇場版天野由梨、 2作目荒木香恵
シュギ村に総本山を構えるプラトー教の巫子・ルナー(戦う神官)を務める少女。グルグル暦1300年11月9日生まれのB型
  • 性格はクールで現実的な面と、マイペースで周囲を戸惑わせる面を併せ持つ。特に戦闘用祭壇で祈るなどすると一種のトランス状態となり、過激な行動を取るようになる。
  • 物語途中に単身アラハビカへ移住するが、平和なアラハビカでの生活に退屈し、トマに「気になる言葉」(「もっちり」「こばら」等)を毎日メールしたり、自らギリ軍にさらわれるように仕向けて「囚われのお姫様気分」を味わおうとしたりする。「自分にとっての気になる言葉集め」はその後もジュジュの趣味となり、冒険中にも気になる言葉を観付けると、メモを取るようになる。
  • プラトー教の伝承の1つである「鳥」に異常な執着を示し、その「鳥」の姿を具体化するククリに友情以上の感情を抱くようになる。コパール王国のバナナムーン争奪戦で再会したククリに自分の本名を明かし「クーちゃん」と呼ぶようになる。その後もククリへの想いは膨らみ、やや同性愛的な気質を見せることもあり、ニケにライバル宣言した事もある。
  • 主要な戦闘法は聖書の詠唱で、自らの魔力とプラトー教のアイテムで魔物を蹴散らす。聖水を実体化させ剣にする「聖水剣」などが代表。またそれらに頼らずとも本人の戦闘力も高く、タテジワネズミ程度なら素手で倒せる(犬にされた状態でククリを空高く殴り飛ばした事もある)。
  • ククリと冒険を続けるうちにその性格は変わり始め、終盤はトランスする事もほとんどなくなった。が、デマに監禁されている際に救出にやって来てくれたキタキタおやじを、「お姫様のように救われたいから」というだけの理由でほうきで突き落としたりするなど、過激な性格は依然健在であるようだ。

味方

ザザ・ドルドル(声:石川寛美
キタの町に住む少年。キタの町町長の息子で、ミグの兄。魔法マニアで、魔法使いになりたいらしく、部屋を暗くして「ファイヤー!!」と叫び魔法の真似事をしているところをミグに目撃されている。不幸な事にそもそも魔法に必要な「MP」自体が備わっていなかったらしく、ノコギリ山ではハッタリで「ザムディン」という魔法を使おうとしたが、それはザザの祖父の名前であり、全く効果はなかった。ククリのベームベーム召喚を見てからは魔法が怖くなったらしく、剣士志望になった。
ミグ・ドルドル(声:こおろぎさとみ
キタの町に住む唯一の少女で、ザザの妹。キタキタおやじに本来女のものであるキタキタ踊りの後継者にと、こしみのを送り付けられたりしたが、徹底的に拒絶することにより難を逃れた。化粧が趣味らしく、ノコギリ山へ魔物を退治しに行く際も持ち歩いていた。牢を脱出する際、色仕掛けとして化粧をしたが、魔物に「バケモノ」と言われ、心に10のダメージを受けた。武道家志望。
グリエル(声:1作目5-8話氷上恭子、1作目30-31話増田ゆき
妖精の村出身の妖精。非常に口が軽い妖精で、ノコギリ山のボスであるカセギゴールドの弱点を友達100人に言いふらしたため捕まる。その後勇者がカセギゴールドを倒したため、脱出することに成功。お礼として「銘菓 妖精メモリー」を残していった。勇者たちとはその後妖精の村で再会を果たし、ネコジタ谷までの道案内をしてくれた。ちなみに、グリエルたち妖精とさっぱり妖精は仲が悪いらしい。
ルンルン・フェルメール (声:松井菜桜子
闇魔法結社で総裁の秘書(世話役)をしている闇魔法使いの女性。グルグル暦1293年12月25日生まれのAB型
  • ヘビをモチーフにした闇魔法を使うため、ヘビ使いとも呼ばれる。冷静沈着で、頼れる姉御肌の性格だが、そういったイメージにあわない自分の名前にコンプレックスを抱いており、総裁以外の者には名前を隠している。そのため、ニケとククリからは「闇のおねえさん」と呼ばれている(アニメでは総裁以外にギップルも名前を知っている)。
  • 戦闘力は比較的高く、初期の頃はニケ、ククリを助けるなどの活躍を見せたが、後半のオヤジ、トマ、ジュジュといった経験を積んだ歴戦の勇者パーティと比べるとやや力不足となる。スライに好意を抱く。
  • 終盤ではニケたちの前で総裁が誤って名前で呼んだため、その恥ずかしい名前が周囲に露見する(7巻ですでにゴチンコにだけは知られていた)。
闇の総裁(声:西川幾雄
闇魔法結社の総裁。2大魔法勢力のなかでも最高の魔法の使い手だったが、ギリの世界征服にとって障壁となったため、魔法を封じるためにギリの呪いで犬(プードル)の姿に変えられたという。
  • (実は、最後の最後にこの「呪い」には裏があったことが分かるのだが、ルンルンと作者によれば「オチが弱い」らしい―事実、原作でその核心のシーンは作者の意向により大幅に省略された)。
  • 姿だけではなく言動までも犬そのものになっており、それがルンルンの悩みの種である。光の総裁(猿の姿)とは仲が悪い。ナレーターいわく「文字通り犬猿の仲」。
  • どんな状況で現れても「ただ犬がそこにいた」レベルの活躍しかできず、やる気らしきものは見えるがいまひとつ結果に結びつかない。しかし、技術開発には熱意を持っており、ドキドと共に転送魔術の新技術開発には大きな成果をあげた。
ラジニ(声:千葉耕市
シュギ村に住む闇魔法使い。隠れた闇魔法結社の団員でもある。
  • ククリにグルグルの修行を施すための「ククリちゃんのおでかけ修行ハウス」を父より預かっていた。この修行は修了に半年もかかる大掛かりなもの。修行期間が短い1ヶ月コースもあるらしいが、この場合「魔法は尻から出る」ようになる(? 修行させるための方便なのか本当なのか、真偽は不明)らしいため、ククリに即座に断られる。髪の毛が無いが、修行のために頭を丸めたのか、自然と抜けたのかは不明。
  • 闇魔法で妖精を召喚し、なぞかけで人を惑わす「サイコ妖精」、突風で敵を吹き飛ばす「さよなら三角またきて四角」などを使う。クロコの不意打ちに倒れたことから、体力は低いと見られる。
ゴチンコ(声:1作目安西正弘、2作目小和田貢平
シュギ村で剣の道場を経営する男。ゴチンコ流へっぽこ剣法「おもろうてやがてダメージ」の達人で、「もっと恥ずかしく、もっと情けなく」が信条。
  • 一応剣の腕前は確かだが、専用の戦闘服の珍妙さとその戦い方の奇抜さから、キタキタおやじと互角の不気味さを醸し出す。ニケの剣術を指南することになるが、ニケに向かって堂々と「才能がない」呼ばわりをするなど、愛想が悪い。修行によりニケをレベルアップさせるが、後にニケからは「特に必要もなかった」と言われた(とは言うものの、以後のニケの戦闘スタイルには明らかにこのゴチンコの流儀を受け継いだものも見受けられる)。
  • プラトー教の影の団員でもあり、ジュジュには頭が上がらない。その反面、表の団員が(色々な意味で)できないようなことを一手に任されているためジュジュからの信頼は厚いが、押し売り的性格かつ金に弱いようである。
  • 道場の看板にはもちろんゴチンコの字が掲げられているのだが、「ゴ」の字がずれているため、周囲から失笑を買っている。
  • ギザイアがシュギ村を襲った際、ジュジュと共に犬にされてしまう。その際、ガスが途中で切れたため、頭だけ人間という中途半端な姿にされ、それ以降犬がトラウマになっている。
イルク(声:山田妙子 現・川田妙子))
外伝『ククリルク』に登場。ククリが修行時代に出会った踊りが得意なお友だち。まだ8歳のククリは魔法を、イルクは踊りを一緒に練習していた。その正体は、ククリの不完全なグルグルによって召喚された存在で、ある意味「踊り」をベースとしたグルグルの真理に近い存在。「KUKURI」を反対にすると「IRUKU(K)」になる。
ワンチン(声:長島雄一 現・チョー
ミグミグ族の長。作品中には具象気体として登場するが、「時間がなかった」や「絵が苦手」などの理由で顔が非常に適当であり、しばしば場のシリアス度を下げた。
  • 後世にグルグルの教典を書き残そうとするも3日で飽き、教典の完成をククリに丸投げするなど、絵の下手さも含めて性格のいい加減さが随所に見受けられる。この「3日で飽きる」飽きっぽい性格はミグミグ族共通の特徴のようだ。最後の最後で遂に本人が登場し、ある真実が明らかとなる。
ドキド(声:塚田正昭
アッチ村の村長。ニケたちが来るまで「体を動かし続けなければならない呪い」を村ごとかけられていた。ニケたちにダンス大会の賞品である「呪われた村長のブロンズ像」を届けることを使命としており、全世界を回り「転送」の術を探していた。最終的には闇魔法結社に落ち着き、闇の総裁と共同でものを転送する装置「プードル1号」まで開発した(番外編ではニケが実験台になっていた)。そのためニケに疎まれていたが、その執念が結果的にきりなしの塔でのニケたちを救うことになった。
  • なお、体を動かす呪いによる肉体強化もかなりのもので、キタキタおやじと何度も踊りによる死闘を演じており、吹き飛ばした者は数多いものの、彼と互角の戦いをした者は他にはない。
ガンダ(声:北澤力
トマが修行でくっついていたパーティーの一人。「きりなしの塔を守らねば、ギリの世界征服は現実となる」という神のお告げをコーダイ国の神官が聞いたと聞き、きりなしの塔を探しにゲルニ大陸を旅していたところを勇者のパーティーと遭遇する。
ガタリ(声:出光元
ネコジタ谷にすむ高僧。個人の秘められた能力を引き出す「啓示」を行うことができる。
  • その代金は非常に高額 (50000R) だが額に見合った内容はある。その啓示方法は過激で、まず当人の格好(コスプレ)をし、その人物の魂をガタリの身体に憑依させることで能力を引き出すというという過程を踏む。その啓示方法がたたってククリの啓示をした際には危うく死にかけた。ニケに職業が「盗賊」であることと光魔法キラキラの存在を教えた人物。
  • 着せ替え好きの動物ケムケムと共同生活を送っており、気難しい性格。またニケの尻の穴の緩さを注意する割には自分の尻の穴も非常に緩く、シリアスな場面ではすぐに放屁する。そのためニケに「へこきじじい」の烙印を押される。
  • かつてはコーダイ城に仕えていた高名な神官で、きりなしの塔でミグミグ族と一緒に生活していた。やがて城の命令でミグミグ族が退去させられてからは人間嫌いになるが、月日が流れ、現れた勇者たちに啓示ができたことに運命的なものを感じたようである。
モゲル(声:ふじたれいこ
きりなしの塔に住む草の精霊。冗談の通じない真面目な性格で、「ほっぺたが落ちる」などといった比喩表現も深刻に受け取り、何かと「大地の治療」を施そうとする。
  • 得意とする「大地の治療」は、患者を地面に埋め木の葉を山と被せ、呪術的な怪しい祭具で飾り立てるという奇妙な方法ではあるが、あらゆる病を治すことが可能。
  • かつてはガタリと共に塔を守っていた存在だったが、ミグミグ族が退去させられ、ガタリが出ていき、たった1人で塔に残ることになる。塔を守っていたと自負するが、実際はギリ軍に入られ放題荒らされ放題であり、その事実を知ってショックを受けるが、数コマ後には復活している。
  • 冒険中盤、花の国編で再登場(花の国が彼の生まれ故郷)。その時シルエットだけ見るとカセギゴールドにしか見えない服装で登場し、初期からの読者にフェイントをかけた。
スライ(声:楠大典
コパ大陸を騒がせる悪名高き盗賊団「ガバ」の頭領。だが盗賊団は皆本名ではなくあだ名で呼び合うため、彼のこの名前も仮の名前。ただし作中では一度自分で名乗っただけで、もっぱら「おかしら」と呼ばれている。
  • 色々あったが結果的に勇者に「盗賊」としての修行を施すことになる。盗賊としての能力は非常に高く戦闘力も申し分ないが、やや詰めが甘い場面もあり、魔法や妖精など神秘的な現象を極度に嫌がるリアリストでもある。また部下にもあまり恵まれていない。
  • 勇者達と共にコパール城のバナナムーンを奪取する際、ミルカ姫が食べるはずの食事を食べアヒルになる。バナナムーン奪取成功後、アヒルから元に戻ろうとするが多少の手違いで頭だけアヒルの「アヒルマン」になる。その際なぜか勇者を追い回し、付近住民を怖がらせた(勇者を追い回したのは単なる八つ当たりの可能性もある)。
  • 長髪や鋭い眼光から非常に怖い人間であると思われがちだが、面倒見が良く料理好きという家庭的な一面も持つ。容姿が良いため、ミルカ姫にとどまらずルンルンも彼に好意を抱くことになる(このせいでアヒルマンが誕生するが、二人からキスをされる事になる)。なお他人にあだ名を付けるときのセンスは常人には理解できないものがある。また彼が作る料理は非常に不味く、ククリが料理を教えることがニケの弟子入りのきっかけとなった。
アダムスキー(声:橘健治
自称、天才芸術家を名乗る発明家(魔技師)の老人。その高度な技術による発明品は性能が高いため、すぐにトマに尊敬されるようになり、トマの師匠となる。
  • 女性の尻(アニメでは「ほっぺ」)を触るだけでその女性が有望かどうかを見抜く、一風変わった特技を持つ。彼によると、一口に尻といっても「素直で明るいお尻」があったりするらしく奥が深いらしい。
  • ストーリーが進むにつれ発明品の規模は大きくなり、最終的には空を飛ぶ船まで作れるようになる。ただ、美的センスは皆無(この辺りは本人も開き直っている)であり、発明品の大多数はデザインが気味悪がられている。なお老体のためか直接戦闘には参加しない。
ミルカ姫(声:永田亮子
コパール王国の王女。魔物の大臣に支配された城を抜け出し盗賊団ガバに助けを求める。
  • その際なべで武装して現れたため、スライに「なべやき姫」のあだ名を付けられるが、本人は意外にもこのあだ名を気に入る。
  • スライに好意を抱きバナナムーン探索にも協力を買ってでるが、大臣の罠にはまり城に捕らえられアヒルにされそうになる。だがスライのつまみ食いのお陰で結果的にアヒルにはならずに済む。
  • 王女だけあって容姿端麗だが、ニケやククリに勝るとも劣らず抜けたところがある。彼女がアヒルマン誕生のきっかけとなった。
デリダ(声:長島雄一 現・チョー
アラハビカ郊外に住むエキセントリックな言動と挙動を見せる魔法使い。52歳。
  • 攻撃系の魔法は使えないが、石化や変身を治す治癒系の魔法を使うため、魔法使いとしてのレベルは高いと思われる。またその言動や行動も案外計算高いと見られる一面もあり、「恋するハート」と口にしたときは、年甲斐もなくこうした台詞を口にしたことに頬を赤らめた。
  • 20年前魔境でミグミグ族と知り合い、アラハビカの秘密と3つのネジを勇者達に託すという使命を負う。またククリが悪魔化したことで途方に暮れたニケに、ミグミグ族の秘密と最強のグルグル「恋するハート」の詳細を教え、再度2人の仲が戻るよう取持つ。
クルジェ
広大なエルエル砂漠でベルを売りながら放浪する少女。エルエル砂漠のクルジェとして有名らしい。名前の由来はエルエル砂漠と合わせ、LL・クール・J に因むと思われる。
  • 性格はマイペースそのもので風変わりな印象を受ける。神出鬼没でエルエル砂漠のどこにでも現れる。またどんな状況でも平等に商売を務め、それは相手が伝説の勇者であっても、周りが魔物だらけの場所でも変わらない。
  • その正体は地の王の娘。勇者たちの素性を一目で看破したと見られる。土を使って乗物を作れるが、その原動力(彼女自身の原動力)は「コインいっこ」(何のコインかは不明)。遊園地等の遊具のような仕組みで、後に地の王が自力で動かしていた事が判明する。勇者の地の剣探しにそれとなく協力し、勇者がゲソックの森で行き詰ったときも、助けに行こうとしたククリの前に現れ近道を教えるなどキーマンとしての役割を果たす。
  • 花の国や最終決戦にも登場するが、持ち前のマイペースな性格のためか目的を果たしてすぐに帰った。
  • ちなみに、3度あった登場機会ごとに服装が変わっており、かなりこだわって描かれている。
アルス
地の王の試練・「ゲソックの森」シリーズの主人公。森に居る間ニケが名乗らされた名前。
オサール太郎→オサルス・T→サリフィー
「ゲソックの森」で「即死」効果を持つ敵として、「ゲソックの森II」で勝手に仲間になったサル。いかにもゲームにいそうなキャラクターを体現している。(ゲソックの森自体、「クソゲー」の世界を具現化したものだと思われる)。
  • 「あの強敵がなんと仲間に!」「前作のファンなら思わずニヤリ」の押し付けがましいキャッチフレーズと共に仲間になる。
  • 再登場ごとにパワーアップするという設定で、中ボス「サムライ忍者」との戦いでTシャツに先が尖った髪型の「オサルス・T」となり(地の精曰く、更に「第三次ダイナマイトオサール列伝K」になる運命だったらしい)、最終的には何故か「サリフィー」というギャルになった。
  • その正体はゲソックの森でループに嵌り、ゲームの登場キャラクターにされてしまった猿顔の旅人。必殺技は「オサルス・衝撃波」(オサルス・T時)。また、味方に攻撃されると「オーノー」と言う。
(キタキタオヤジ→)100万点キャラ→キタフィー
ゲソックの森及びゲソックの森Ⅱに登場する、取ると100万点のボーナスキャラクター。その正体はキタキタおやじがゲソックの森クリアに失敗してキャラクターにされた姿。サリフィーの登場直後に(ニケ曰く「すげーハンパに」)ギャル化し「キタフィー」と名乗る。
リッフィー
ゲソックの森Ⅱでサリフィー登場直後に唐突に現れた美少女キャラクターの一人。本人曰く「ちょっと内気」「一番最初に勇者様に会った」。その正体は、クルジェの力を借りてキャラクターに変身し、ニケを救出しに来たククリ。宇宙大皇帝を「トカゲのしっぽ」の一撃で葬り、ループ地獄を終わらせた。
レルフィー・タッフィー・テッフィー
リッフィーと同じく唐突に現れた美少女キャラクター達。それぞれ「ちょっとクール」、「怪力自慢」、オペレーター娘という構成。サリフィー・キタフィー・リッフィーを巻き込んでいきなりニケを巡る恋のバトルを繰り広げ、「くじけ荘」というニケの下宿でカラオケを歌いながら決着をつけようとしていた。何故か全員戦闘能力が非常に高い。
  • その正体はニケを追って強引に森に入り込んだレイドとタテジワネズミ。
ライオン師匠
アルスの師匠。ニケの回想と言う形で突然登場する。その正体は上述のタテジワネズミ。
ラカン(声:上別府仁資
エルエル村に住む老人。ククリに古いタイコのおもちゃを見せるが、このおもちゃがククリのハートを刺激し、ブレイクビー誕生のきっかけとなる。
  • かつては有名な冒険家で、「きりなしの塔」の攻略を綴った「ラカンの日記」の著者。きりなしの塔攻略に失敗し冒険を止め、以後村で失意の生活を送ることになる。だが、村に訪れた勇者とグルグル使いが彼の日記を読みつつきりなしの塔を攻略したことを知り、自分の冒険が無駄ではなかったと悟り涙を流す。
プラナノ
世界中の植物を司る王女。植物なら魔物でも自在に操ることができる。
  • 容姿端麗だが些細なことですぐ驚き、相手をバッタに変えてしまう魔法を使うという迷惑な一面を持つ。バッタ化は自然界の法則に反するので大きな力が要り、一度使うと彼女は赤子に戻ってしまう。王女の御前でいきなり踊り出したキタキタおやじがその犠牲者となってしまい、王女が成長するまでの間、花の国が無防備になるため、ニケとククリが彼女を育てることになった。
  • ある事情によりふんどしがトラウマ化している。退化した王女が完全な姿を取り戻す前段階の「つぼみ」になるには一定の刺激が必要だが、ギップルのふんどしがそのきっかけとなった。
  • 「つぼみ」となった王女はニケの光魔法「かっこいいポーズ」で光の刺激を受け咲きかかったが、少々の手違いで本作品史上最悪の光景とされる「漢のメリーゴーランド」が出現し、咲くのに時間がかかった(この時、光魔法の副次効果によりバッタにされたオヤジと旅人は元に戻ることができた)。
  • 再び力を取り戻した王女は、ニケの教育方針三ヵ条により以前に比べ過激な性格に生まれ変わった。しかし、育ての親であるニケ(とククリ)には逆らえず、結局花の国すなわち植物界全ては、事実上ニケに支配されることになった。
ミウチャ
ククリにそっくりな、予言者ガルニエの弟子。占いもできるが、その解釈は相当難解。
  • 将来の仕事を何にするか迷っていたが(俗称:わからん戦士ナゾ職業ラー)、ククリとの出会いをきっかけに服職人になることを決意する。
  • ガルニエ直伝の「ダジャレまほう」が使えるが、非常に恥ずかしい上発動は自動なので、他人に見せたがらない。
爺ファンタジー
あまりに強すぎて無敗のまま60年、運命に導かれ「すぎた」世界最強のじじい四人衆(『クールで荒っぽい』キタジ、『熱血・純情タイプ』ミナジ、『おだやかな知性派』ニシジ、『パーティーのリーダー役』ヒガジ)。「ジタリの遺跡」の鍵を預かっていた。
  • いかにも現代風のアニメソングといった感じの独自の主題歌「伝・説 SILVER LOVE」にのせて、アニメのオープニング式に仕立てた「かっこいいポーズ」の応用合体光魔法「かっこいいやつら」を使える。
  • 最終決戦では「爺ファンタジーこいくち」として再登場。生涯無敗だったが唯一苦手な物は、年が年だけに「死神」。
  • なお、キタジは少しボケてきており認知症になりつつある。
ファンファイ
本名は「大僧正ファンザナ・ファイナム」だが名前が長いため、ニケに情けなく省略(「若大将ファンファイ」)される。勿体をつけて登場したが、彼が人生の全てをかけて用意したイベントを勇者たちがこなしていなかったため、空回りしていた。
  • なお、勇者たちに協力しようと旅立ったルンルン達がこのイベントに引っかかり、死にそうな目に遭う(ルンルンは彼にあったら「一発ブン殴る」とまで決心したほど辛かったらしい―その後二人は出会うものの結局殴られることはなかった)。
  • 勇者たちにミグミグ族とギリの秘密を教える使命を持つ。命名の由来は「ファイナルファンタジーシリーズ」の口頭での略称「ファイファン」か。ニケたちパーティーに一時加わり、アナスタシアを目指すも、途中で力尽き、パーティーから離脱。

その他

原作

バド(声:1作目増岡弘、2作目西松和彦
ニケの父。40歳。村の人からは勇者マニアと呼ばれ、若い頃勇者になるための修行をしたが、当時は肝心の魔王がいなかったため勇者になれなかった。そんな過去があるせいか、ニケを強引に勇者に仕立て上げる。
  • ギリに脅かされ勇者の活躍の場がある今の世界を、「幸せだ」と語る。
  • 設定を無視してニケにいきなりテレパシーを送ってきたことがある。
レナ(声:1作目井上喜久子、2作目栗田ひづる
ニケの母。35歳。バド同様ニケに勇者になってほしいらしく(理由は「勇者になれば将来安心」という夫とは正反対の現時的な理由から)、様々な手でニケをその気にさせようとする。また吹き矢が得意。
魔法オババ (声:山本圭子
本名イザベル=クリスチーナ。ジミナ村のはずれに住む魔法研究家。ミグミグ族の生き残りを名乗る男から幼いククリを預かり、育て上げた。村の人からは「変わり者」と言われている。
  • ククリとレベルの低い口喧嘩をしたかと思えば、ナベで普通にモノを煮るときにいちいち黒魔術のような素振りと笑みを欠かさなかったりと不気味な面も見せるが、基本的には善良な性格である。
  • 「イ~ッヒッヒ ィイ~ッヒッヒ」が口癖で、2回目の”イ”は2回言う。ククリは一時、この笑い方を習得させられかけた。
キタの町町長 (声:山下啓介
名前不明。キタの町の町長で、ザザ、ミグの父。兄妹のラストネームがドルドルであることからドルドルさんであると思われる。カセギに襲われているところをニケとククリに助けられる。ノコギリ山の洞窟に住み着いたカセギゴールドを退治したお礼として、ニケに「聖なるおナベ」を渡した。
トマの祖父(声:峰恵研
キタの町町長と同様名前不明。トマの祖父。トマのラストネームがパロットであることからパロットさんであると思われる。家は武器屋。モンスターにさらわれたククリとミグを助けるためにノコギリ山に向かう勇者たちに家宝「星屑の剣」をわたす。ノコギリ山制圧後、剣は返却された。
ウルガ13世(声:池田勝
コーダイ国の王様。ニケを勇者と認めた人物。正直者で、秘密であることや伏せたほうが良いことまで易々と話す。
  • 本来取り組まなければならない魔族対策を、ほぼニケ達に丸投げしている。
  • 自分で禁止したグルグルを痔の治療に使っているのがニケとククリに知られたため、ニケを勇者と認めたにもかかわらず、牢屋に閉じ込める。
  • 一方で闇魔法禁止の姿勢を強く打ち出しており、かつて国を救った闇魔法グルグル・ミグミグ族の追放/撲滅を強行し、ガタリなどから反目されることになる。
  • なお、旅立ちの時から散々馬鹿にされた為か、ニケたちは脱走して以来、コーダイ国には一度も帰っていない。
ゲイル(声:高木渉
魔王ギリ退治のためにコーダイ城へ集まった戦士の一人で、アニメではニケの行く先々にたびたび現れる。自称、真の勇者。魔物の前に威勢良く現れるが、そのたびにあえなく倒される。
  • アニメ第1期ではニケとククリを尾行すべくエナと共に頻繁に登場したため、原作ではほんの数コマしか登場していないにも関わらず、かなり有名になった。第41話ではゲイルとエナの特集的なストーリーもあった。
  • 劇場公開版には少しだけ登場。基本能力(レベルなど)に関してはニケたちよりずっと高かった。
  • 口癖は「ちょっと待った!!」
エナ(声:萩原果林
ゲイルとともに旅をする魔法使い。やられたゲイルを引っ張って退場するのが主な役目で、魔法はあまり使わない。ゲイルのことを勇者だと信じているかは不明な点もあるが、結局はゲイルのことを見捨てない。
  • 劇場公開版では基本能力値が表記された立て札を出そうとしたが、誤ってスリーサイズの書いてある立て札が出ることになる。ちなみにスリーサイズはB:90 W:60 H:92。
さっぱり妖精(声:神代知衣
突然画面に現れる謎の妖精。「さっぱり」な場面に「はぁ~、さっぱり、さっぱり」と両手に扇子を持ち現れる。
  • 出現人数は状況により1人から大勢とまちまち。しかし誰にも見向きもされない。
  • グルグル「さっぱり妖精召喚」では攻撃対象の頭上に現れ、その相手の行動をすべて「さっぱり」にする効果を持つ。
  • 滅多に見ることの出来ない「さっぱり王子」という親玉が居る。王子は単なるさっぱり妖精とは違い、混迷した周囲の状況を全てさっぱりさせて帰っていくというありがたい存在で、最後の最後に登場、結果的に世界を救う大活躍をした。
  • 実は同族のはずのグリエルたちに嫌われている。
ドサクサ妖精(声:神代知衣
その場がパニックになったときに「だ~いこんらん、だいこんらんですぞ~」と言いながらどさくさに紛れて登場する、謎の妖精。両手に大根を持っている。
  • 作者曰く「いまいちマイナー」。
剣の精霊(声:大谷育江
星屑の剣の精霊。持ち主が危機に陥った時助けるのが仕事。ノコギリ山の戦いにおいて勇者がカセギゴールドに追い詰められた際、時間を止め、キタキタおやじの踊りがレベルアップするという奇跡を起こす。そのおかげでククリはベームベームを召喚できるようになる。
ゴージャ(声:石塚運昇
シュギ村で修行場を営む中年男性。顔がくどい。この「ゴージャの修行場」は「ぼったくり」で、少女のストリップを見せる「プチプチショー」(それも伏せゴマになるほど過激なものらしい)を開いている(「修行場」の看板は、あくまで聖地であるシュギ村でそういうことをやる為のカモフラージュ)。その外装の差とストリップショー目的という内容の差で、ゴチンコの修行場の経営に打撃を与えている。
  • ただ一応修行らしき事はしており、「敵のうなじに息を吹きかけひるませる技の修行」や、「ラクチンに耐える修行」などをしている。
  • アニメではギザイアにエクール共々犬にされた。
エクール(声:遠藤勝代
ゴージャの修行場で踊り子(というかストリッパー)をしていた少女。19歳。アニメではゴージャ共々犬にされた。
チュール(声:伊藤美紀
ククリちゃんのお出かけ修行ハウスの4階を担当していた魔界の住人。気楽な踊りを踊る。クリアしたククリに魔界の首飾りを渡す。
トラトラ
チュールのお供。凶暴な幻獣。彼と仲良くなることが4階クリアの条件で、ククリはやすやすと仲良くなった。
バジャーニ(声:田原アルノ
プラトー教司祭であり、ジュジュの父。旅に出たいジュジュの気持ちを理解出来ずにいる。
チュリカ(声:岡村明美
妖精の村に住む妖精。他の妖精のまとめ役のような存在で、暇潰しに「ククリちゃんラブラブ応援団」を結成し、ニケとククリを恋愛関係にしようとする。しかし、実際は間違ってキタキタおやじを崖から突き落とすことになり(妖精村殺人事件)、成功しなかった。
フェイフェイ(声:北村弘一
妖精の村の長老。500歳。何でも知っているというが、ノコギリ山がニケたちによって救われたことを知らない。そのため彼は先に妖精の村へたどり着いたキタキタおやじのでたらめな話により、ノコギリ山はキタキタおやじによって救われたと思っている。「恩には恩を」が妖精のしきたりらしい。原作中では「あとひと息で死ぬ」寸前まで飛ばされた。
レピア(声:並木のり子
コパール王国の武器屋の娘。父が買出しで出かけている間、店を任されている。勇者やスライ、ルンルンたちにバナナムーンを取り返すための作戦会議のために店を明け渡し協力している。アダムスキーに店を乗っ取られ、お化け屋敷同然に(アニメでは店そのものを破壊)されており、「やっぱり私って不幸」が決め台詞となる。
火の王(通称:料理大臣) (声:上別府仁資
コパール城で料理を作っているおっさん。ニケに「火を恐れるな、火を支配するのだ」と料理を教える。その正体は自然界の四人の王の一人「火の王」で、ニケはその体験で火の剣を入手した。
ピピック&ペペック(声:西村ちなみ荒木香恵
双子の守護天使。「ハートのあつ~い人(ククリ)」を守るのが仕事らしいが、存在に気づかれなかった頃はよく吹き飛ばされていたので、「ぶっとび天使」と言う異名をつけられた。ペペックの方は見かけによらず非常に口が悪い。
ヌシタ(声:泉尚摯 現・いずみ尚))
魔境の長。ナナコナの父。魔境の長には程遠い蛸壺のような格好をしている。
ナナコナ(声:前川優子
魔境の長ヌシタの娘。ニケに結婚を迫ろうとする。アラハビカでは魔境の長の娘として一目置かれる存在。人間にはわりと友好的。コナルという弟がいる。
水晶ババア(声:日比野朱里
アラハビカに続く道で検問のような役割をしている魔族。三つの水晶玉を使い攻撃する。
ワン(声:松山鷹志 現・松山タカシ
イエタ村の長老。勇者の威光を借りることで、何としてもイエタ村を伝説の一部に残してもらおうと、村人たちと中国雑技団のような危険な芸をニケたちに見せつけ、止められる。
プカプカドラゴン
イエタ村の守り神。昼間、大人たちは山に出かけ、誰も子供たちを見ることが出来ない時、プカプカドラゴンが子供たちを見守る。ククリとイエタ村にあるスペシャルハワイ食堂のばあさんにしかその姿を見ることはできない。
ファンタジー北島 
「経験値のファンちゃん」。小さい頃家が貧しく武器が買えず、城の周りでザコ敵を倒して15年。ついにレベル99になったという伝説のおやじ。その名声は魔族にも伝わる。現在生き別れの兄弟を捜している。アニメでは「ファンタジーためぞう」。
クレメンテ(声:小山剛志
光魔法結社で師範を務める光魔法使い。代表的光魔法「かっこいいポーズ」が得意。これにより相手の動きを止めたり、光のかなたに消すことも可能。
ジョセフィーヌ(声:木村亜希子
光魔法結社で女勇者育成の女性教師を務める光魔法使い。慈愛に満ちた性格で、ククリに「ママみたい」と評された。
  • アニメ版では光の総裁の世話役であるのか(ようするにルンルンと同ポジション)、ニケに「一見も何もサルそのものだよ…」といわれ困惑していた。
シュナーベル(声:千葉進歩
光魔法を学ぶために各地を放浪するナルシストな吟遊詩人。奇妙なポエムを発する。アニメではオヤジと意気投合し共に場を冷やかす。
運命の女神(声:木内レイコ
アラハビカを含むコパ大陸南部、通称「魔境」に生きる者たち全てに対して、運命を司る女神。
  • ずっと旅をしてきたにも関わらず、いつまでも闇魔法グルグルへの畏怖やククリの気持ちに正面から向き合おうとしてこなかったニケと、不安な心に打ち勝てないままでいたククリの、『このままでは将来的に破局する』運命を感じ取り、現状打破の後押しをするため人間の姿を借りて勇者たちの前に現れる。
  • ニケに積極的に色仕掛けを連発し、ククリには告白宣言をすることで動揺させ、結果、不安と嫉妬に呑まれたククリは自らをデビルククリと化してしまった。
地の王(通称:グランドマスター・オッポレ)
自然界の四人の王の一人である「地の王」でクルジェの父。
  • 魔王ギリのせいで魔物が増え、大地に感謝する人々の心の余裕が失われたため、彼の支配下であるエルエル砂漠は荒廃の一途を辿っていた。そんな中で「自分の足下にこそ地はある」と言うことを分かってもらい、地の王の存在とかつての感謝の気持ちを思い出してほしかったらしく(娘曰く暇つぶしだそうだが)、「ゲソックの森」なるゲームをつくる。
  • 一軒家に置かれた骸骨を魔力で操り、道行く旅人にその手がかりを与え誰彼かまわず森へと誘っていたが、地の王の真意が分からなかった者はゲームの登場キャラクターに変えられ、クリア者が出るまでゲームの世界に永遠に拘束されてしまう。 勇者たちがやや強引にゲームをクリアし、事情を聞かされた村人らに感謝の気持ちが蘇ったため、その「感謝のエネルギー」を原動力としていた地の剣が復活し、ニケにキラキラとして託してくれた。
トリコ
レフ島に住む、若い美人の女性。図書館で「再会した双子」の物語を読んでいる。正体は、ククリ自身が作り上げた「時間を止めるグルグルの象徴」。
ガルリロ
悪魔。ククリの魔力暴走での時間停止に巻き添えにされ、自由になるべくその謎をニケとククリに解かせようとする。基本は悪魔なので人が困っている姿を見るのが楽しみだと言い、直接手伝いはせずヒントの「攻略本」だけを与えて傍観する。
  • 終盤にも再登場し、ギリの正体について嘘を吹き込み危うく物語が完結したかと思い込ませるが、事実を知ったルンルンの登場により事なきを得た。
時の女神
時を司る、双子の女神。ククリが無意識下とはいえ時間を不正に止めたことに対して50年分老化という罰則を与えようとしたが、失敗をリセットするアイテム「星のかざり」を使うことで容認した。
水の王
オズミの泉にいる「水の王」。アフロヘアーに濃い髭という顔立ちでくどい。勇者に水の剣を与えるが、彼に認められるには単に素質だけでなく、その証として「勇者の拳」による的確なツッコミを入れることも必要とされる。
風の王
風の山に住む「風の王」。風の精霊であるギップルの親玉である。先に紹介した火、地、水の王とは違いかなりクールで美形(「風は年をとらない」ためとは本人の談)。
  • 一見真面目そうだが、風の精霊の親玉だけあってやはりマントとふんどしを愛用。
  • また風だけに「常に変化」を要求し、同じものにすぐに飽きやすい性格。ギップル同様、「クサい台詞」を激しく嫌う。勇者に風の剣を与える。
リリック
勇者担当の天使。勇者(ニケ)の活躍を全て記録するのが仕事。彼女が書き残した記録は伝説となり、後の世に語り継がれる予定らしい。
  • 少々慌て者で、「絶対に消せない」はずの記録をかなり適当に書く癖がある。
  • ジュジュの不注意、そして何よりキタキタおやじの便乗により、その伝説は魔王ギリがキタキタ踊りで封印されたという結末となった。
ザムディン・ドルドル(声:田原アルノ
キタの町の少年、ザザのお爺さん。神出鬼没で、闇魔法結社やシュギ村、妖精の村などどこからともなく現れる。ザザがハッタリの魔法として、この名前を唱えた。コマの隅のほうに細々と出ているだけなのだが、ファンの間では意外と知名度が高い。命名の由来は「ドラゴンクエストシリーズ」の「デイン」か。
ナレーター(声:横尾まり
RPGでの「魔物が現れた」「アイテムを手に入れた」のようなコメントを出すほか、キャラクターの行動などに「勇者は正義がたりない」「そんなことはどうでもよかった」などといった冷静な「ツッコミ」を入れる。作中に姿を見せない。

アニメオリジナル

ビケイン(声:田中敦子
コッチ村の近くにある谷に住む仙人。マンドラゴラに苦戦するニケとククリを助け、ニケに光の者なら誰でも出来る初歩的な空中浮遊の魔法と、勇者にしか出来ない伝説の剣「魔法剣」の修行を手伝う。
リープヴィッヒ=ブーゲンビリア(声:)
ポトマ国の全寮制学校「ポトマ学園」の園長を務める女性。しかし魔王ギリの手下悪魔「ラブラブラ」に監禁され、悪魔の方が変身して本人に成りすましていた。魔物が化けた姿の方は「ザマス」が口癖だが、本物にはそのような口癖はない。
ガトー(声:島香裕
ショコレの町の菓子職人。娘のプリンと二人で菓子屋を経営している。チョコレートを買うために全財産をつぎ込み一文無しになった勇者パーティーに足跡が動物の形になる「動物ブーツ」をプレゼントする。
プリン(声:野上ゆかな 現・ゆかな
ガトーの娘。気が強い。
ベティ(声:京田尚子
ネコミ村に住むばあさんで、長老。キタキタおやじとは「アドバーグちゃん」「ベティちゃん」と呼び合う関係。その仕草は気味悪がられている。触るとレベルアップする「こまったかおのネコ」を探しに来たニケたちにヒントを教えた。キタキタおやじと同じレベルだというが、レベルがいくつなのかは不明。
ニコモ王子(声:山口勝平
シラト国の王子。ダンスが大好きで、誕生パーティーには盛大なダンスパーティーを開催する。キタキタ踊りを高く評価している。
  • ちなみに「シラト・ニコモ」をキーボード配列に対応させアルファベットにすると『DOSIBM』となる。
フリル(声:横山智佐
ナンダ山で修行する魔法使いの見習いの女の子。シラト国のダンスパーティーに招待されなかった腹いせにニコモ王子にラクガキの呪いをかける。また、レイドにニケとククリの中を悪くさせれば、すごい魔法を教えると言われる。初めはその通りにしていたが、優しいククリに心を動かされ、ニケに本当のことを話す。
マリーン(声:)
人魚の国の王女。近々半魚人の王子・バブーンとの婚約を控えていたが、王子がここ最近急に人間かぶれになり、いつも人間の姿ばかりするようになったことに嫌気が差し、勇者たちに結婚式を妨害して台無しにしてしまうよう依頼する。
バブーン(声:)
半魚人の王子。新しく傍に仕えるようになった家庭教師「キザランドス(正体は魔物)」の人間趣味に感化され、自分も人間の姿とファッションをするようになり、マリーンから拒絶されている。
光の総裁(声:杉野博臣
アニメ第2期のオリジナルキャラクター。光魔法結社総裁。元は人間だったが、魔王ギリに呪われたらしく、猿の姿をしている。闇の総裁とは仲が悪い。

魔王ギリと手下たち

「魔法陣グルグル」の世界に登場するモンスター(略して『魔物』、とも表記される)は大きく4つ「悪魔・魔族・人獣・幻獣」に分類される。

悪魔
この世に存在する2つの世界「自然界」「魔界」のうち、魔界を住処とし、その中でも特に邪心の強い者達の総称。「魔王ギリ」はそれら悪魔と契約を結び、従えているが、「ガルリロ」のように、全ての悪魔がギリの配下にあるわけではない。容姿は2足直立歩行で人語を解するヒューマンタイプであるが、羽や角、尻尾、顔などのため大半は人間らしい姿はとらない。ほぼ間違いなく何らかの魔法を使うことができ、効果は総じて強力。性格は残忍であり、ギャグ主体のこの漫画にしては真面目な態度の者が多い。
魔族
元は人間。闇魔法行使時の悪魔からの誘惑や、失敗の繰り返しにより邪心に染まり魔物になってしまった者の成れの果て。及び魔界で生まれたそれらの者達の子孫。魔王ギリもまたこうして生まれた魔族の一人である。その成り立ち上、使用する闇魔法はいずれも強力であり、また最も人間に近い知識・容姿・言語を持つが、悪魔化が進み完全に人間の姿でなくなってしまった者もいる。
人獣
2足直立歩行で人語を話せるが容姿は人間に似ない、という所までは悪魔と同じだが、元々は自然界の住人。そのためか魔法を得意とするものは少なく、戦闘時は肉弾戦のみか、火の息など「特技」止まりの魔法以外の技で戦う者が大半。また、知能の低い者、一言で言うとバカな者が非常に多く、魔物4区分のうち最もギャグへの関連性が高い。
幻獣
人型以外をした魔物の総称。植物の魔物や、無機物に命が宿った者、「竜」など、神秘性を持って語られている者もいる。原則として魔法は使わず、他と違い言葉を話すこともない。上記の「人獣」と「幻獣」は、本来自然界の住人であったものが、魔王ギリの魔力で操られ、支配されているという設定である。


―ただし、漫画原作以外のアニメ、映画、小説などでは設定が曖昧になり、「魔法を使いこなす上級人獣」、「言葉も話し、魔法も使う『大幻獣』」、「どの分類にも属さない『神獣』」など例外も多く登場する。


原作

魔王ギリ(声:笹岡繁蔵大友龍三郎
魔物をあやつり世界征服をたくらむ悪の元凶。その操る闇魔法はキタキタおやじが装備していた「最強の防具」を一瞬で破壊するほど強力。300年前にもギリは魔物を放ち世界征服を企んだが、ミグミグ族に最強のグルグルである「恋するハート」により封印をかけられた。
  • 封印の解けた後、再び各地の魔物を支配して軍団を形成し、300年前の恨みを晴らすべく、ミグミグ族の生き残りであるククリを倒そうと試み、次々と刺客を送り込む。が、優秀な部下に恵まれず、全て失敗に終わる。デマが解除に成功するまでは封印が完全に解けておらず、そのため自由を奪われており自分から動こうとはしない。
  • 最終決戦においてククリに300年前自身が封印されたのと似たグルグル「恋するハート」により再び300年の封印をかけられ封印された。ただし、公式な記録ではキタキタおやじの陰謀とジュジュの不注意により、キタキタ踊りで封印されたことになっている。
  • 一巻では「闇の世界に足を踏み入れた魔導師」と語られているが、その正体は最後まで不明(一説では「悪の心に染まったミグミグ族の成れの果て」でないかとの声もあるが、確たる証拠は無い)。
カセギ(声:亀山助清
勇者たちが最初に遭遇した魔物。そのため比較的苦戦し、グルグル「トカゲのしっぽ」で辛くも勝利する。ギリ軍では最下層に位置づけられている。キバが邪魔でサ行の発音が上手くできないらしく、語尾に「ッシュ」をつける。
タテジワネズミ(声:1作目小形満鈴木勝美小野英昭、劇場版小形満鈴木勝美坂東尚樹、2作目北澤力京極圭
名前通り常に眉間に縦ジワを寄せているネズミ。一般兵としてギリ軍において広く使われている。
  • 基本的に雑用係だが、常に任務を欲しがるために志は高い。だが任務至極主義が行きすぎ、任務があれば他のことはどうでもいいという思考の欠点も持つ。
  • 「笑止」「御意」「しからずんば」など常に文語調の古めかしい言葉を使い、その場の雰囲気を重くするが、肝心の言っている内容はかなり薄く、自分たちでも言っていることはよく分からないらしい。
  • 偽のきりなしの塔では真のボスとして最上階に居座り、ダンジョンを攻略する戦士たちを困惑させた。
  • 派生種として「ヤリで突くタテジワネズミ」がいる。
ライライ(声:鈴木勝美
ノコギリ山魔物の副隊長。鳥の姿をしている。キタの町でククリ、ミグ、そして図らずもキタキタおやじをさらう。人質には女の子を優先してさらうなど「魔物の基本に忠実」らしい。
ハズレ大魔王(声:稲葉実
ノコギリ山ダンジョンの「ハズレの部屋」に巣食う悪魔。だが、ニケが扉を開いたことを無かった事にした為、以降出番が無くなった。
カセギゴールド(声:稲葉実
ノコギリ山ダンジョンのボス。人獣。巨大な剣を振るうだけでなく、「火吹き竜」の血が半分流れているということで口から炎を吐く。ボスだけあって戦闘力はかなり高いが、台本がないとうまく喋れないなどの間の抜けた面もある。「肩のうしろの2本のツノのまんなかのトサカの下のウロコの右」が弱点。その弱点も鎧で覆って隠していたが、ベームベームの雷撃で破壊されむき出しになったところをまぐれでニケに貫かれて倒れた。
カヤ(声:納谷六朗
魔族。顔が怖いが優秀な魔法使い。コーダイ国で宮廷魔法使いとして潜入していたが、グルグル「長い声のネコ」により正体を明かされ、勇者に短剣を突き立てられる。しかし実は倒されたように幻を見せてその場から逃げていた。
  • コーダイ国にて完璧だった変身を破られ、ネコジタ谷の底に突き落としてもなお生き残ったグルグル使い・ククリを見ているうちに、ただ始末すべき雑魚としてではなく、魔王ギリに命令されたからでもなく、純粋に一魔法使いとして「グルグル」を自らの魔法で打ち破りたいと望むように変わっていく。以来、対抗意識を燃やしてグルグルを熱心に研究するようになり、何度もククリと対決する。
  • その使用魔法のバリエーションは全敵キャラ中最多。炎系の攻撃魔法がやや多いが、他にも防御魔法のシールドからシールド破りの魔法ゴールデンハンマー、最強クラスの闇魔法暗黒太陽など多様な魔法で勝負を挑んでくる。敵ながら意外にフェアな性格で、最終決戦において男を見せた。
  • 虫好きらしく、「夢の昆虫ランド」なるものを所有している。自分の写真集を出していることから結構なナルシストでもあるようだ。
サイコ妖精(声:大塚明夫
ゲルニ大陸へ渡ったニケたちを試すためにラジニが呼んだ魔物。なぞなぞを出し、答えないと邪魔をして道を通してくれない。間違った解答をすると、サイコ妖精に出会った前後の記憶を消された上、道の入り口まで押し戻されてしまう。
クロコ(声:1作目小形満鈴木勝美小野英昭、2作目間島淳司高橋広樹北澤力深貝大輔増田陽一程島鎮麿
タテジワネズミと同じく雑用係の魔物。タテジワネズミほど出世願望はない。爪が鋭く伸びるが、あまり使うことはなく、大して強くない。一応「悪の曼荼羅」という必殺技を持つが、自分でその効果を言ったために簡単に防がれる。
  • 口癖は「俺たちの本当の怖さを見せてやる。」
ギザイア(声:辻親八
シュギ村を占領したギリ軍のボス悪魔。人を犬に変えるガスを吐く。魔力のアイテムである「腕輪」を狙っていたがジュジュに先に封印を解かれ、最終形態に変身している途中に倒される。
センボンモドキ(声:稲葉実
植物系の魔物。幻獣。ククリの修行の成果で難なく倒すことができた。
ミュンミュン
人里に根を張り、他の魔物を呼び寄せる植物系魔物。幻獣。下手に引き抜こうとすると周囲に毒を撒き散らすため、駆除は困難を極める。聖水・黒スグリ・バクレツダケの連続攻撃で倒される。
ハングリア(声:鈴木勝美
ミュンミュンに誘われて村を襲っていた魔物。上級グルグル「わかれのウインク」で倒される。
ケベスベス(声:水原リン 現・真山亜子
男には固まる魔法を、女には「エッチな踊り」をさせる魔法をかける悪魔。その戦法が祟ってグルグル「トーラ」で倒される。後に登場した際には「トーラ」を喰らいジュジュの十字架を受け倒された。そのときも「エッチな踊り」の魔法をジュジュにかけた。
レイド(声:1作目鳥海勝美、2作目久保田恵
魔族。魔王ギリ率いる魔族の王子で、かなりのナルシスト。グルグル暦1298年7月20日生まれのA型。自称「魔界のプリンス」。闇魔法を得意とするが、呪文を唱える姿はかなり格好が悪く、本人もそのことを気にしている。そのため、動作の格好がよい魔法「バーニングフィンガーアタック」を習得したが、効能は肩こり・腰痛を治すだけだった。
  • 最初はニケとククリを始末しようとしていた(ククリは大人しく従うならば生かしてギリに引き渡すつもりだった)が、やがてククリに恋心を抱き、彼女を魔族に引き入れるため、しばしばニケたちの前に現れる。一度は勢いでククリをさらうという強行策に出た。
  • 魔力を動力とした機械の仕組みを体系化し、創作する「魔学」に凝っており、メカのことになると独り言が多くなる。「魔界のプリンス」の威光と財力を最大限利用し、空を飛ぶ魔導船や「ゴーレム」の製作などを自ら手がけ、勇者たちとの戦闘に投入し実用化している。「魔力のアイテム創作」という点から、魔技師であるトマから一方的にライバル視されるも、本人は全く意に介しておらず、そもそもトマの名前さえ知っているのかどうかも怪しい。
  • 勇者とククリのことをそれぞれ「ラッキースター」「ピンクボム」と呼ぶ。そのニックネームはレイド自身が考案したもので、爆発(グルグル)を意味するボムと女の子という理由でククリはピンクボム。そのグルグルを手に入れた者は幸運の星という理由で勇者はラッキースターということらしい。よく「クサい」台詞を吐くのでギップルに嫌われている(ギップル曰く、彼の「ポエム波」は前に進めなくなるほど凄まじいらしい)。
  • 魔界生まれの魔族のくせにオバケや心霊現象を怖がり、破壊活動を好むなど頭が悪そうにも見えるが、手持ちの闇魔法の数はカヤに並んで多く、実力はかなり高い。ちなみに、相手が人間でも、年寄りには敬意を払うようだ。
ヤンバン(声:島田敏
人獣。妖精の村に入り込んだ犬の魔物。手斧を投げる、かむ、じゃれる、仲間を呼ぶなどの攻撃をしてくる。キバは猛毒。101匹もの仲間を呼ぶが、グルグル「ベームベーム召喚」で全滅する。
チクリ魔(声:西村ちなみ
情報収集担当の悪魔。初めはサタナチアに従事していたが、サタナチアが倒されてからはカヤの下に就いている。「~でし」が口癖。
  • 相棒のサーチアイと常に一緒に行動する。
  • その名の通り、敵味方区別なく重要情報でも何でも告げ口してしまう性分のため、勇者パーティーの偵察をするはずが、結果的に全く逆になる。そのため、敵であるニケたちには「なんて親切なんだ」と歓迎されてしまう。
  • アニメ版(2作目)ではカヤの副官的な立場で、出番が増えている。
サーチアイ(声:1作目三木眞一郎、2作目赤石広樹
映像の記録、編集・投影機能を持ち、飛行や電撃攻撃も可能なロボット型の幻獣。チクリ魔の相棒であり乗り物。
  • アニメ第1作では敵の性格を的確に分析し、相手に対し最も効果的な幻術を選び個別にかける能力も持っていた。
サタナチア(声:内田紳一朗
きりなしの塔を護るボス悪魔。その強さで勇者パーティをかなり苦しめたが、魔神「サイレン」の召喚により倒された。真面目な性格だが、何度攻撃しても1ダメージも受けないキタキタおやじに「直接ぶっ飛ばす」と殴りかかる短気な一面も見せた。一つ目の瞳から放つビーム状の電撃「あくまのいかずち」が武器。
ザイマン(声:間島淳司西本圭一郎
きりなしの塔における下っ端魔物。ヤギ(?)の人獣。作戦会議で、重大な内容の議題を漫才並の軽い関西弁で話し、サタナチアを困惑させた。「会話は重いが内容は薄い」タテジワネズミとは対極の存在。
モンク(声:増田陽一
レイドの執事兼魔法戦略家。コパール攻略では指揮を執ったが、勇者たちの活躍により失敗し、イベントが終わりただの山となったノコギリ山の見張りとして、情けない日々を送る羽目となった。
ゴーレム
本物のきりなしの塔への道を阻む、グルグルには珍しい正統派モンスター。啓示を受けたトマ特製のアイテム「魔雷砲」によって倒された。
  • その後もレイドの配下モンスターとして2度ほど登場するが(ゴーレムターボⅡ、レトニ石のゴーレム)、原始的な姿のきりなしの塔ゴーレムとは違ってよく整備された高度なロボット型であり、外見もそれぞれ異なり全て別の個体。
ガブル
きりなしの塔にすむモンスター。ニケが不注意によりに噛まれた。
クプクプ
クラゲなような魔物。打撃を受けると破裂する。大群で現れるも動物の悪霊入り魔雷砲で倒された。
ひのつかい
火を吐く魔物。勇者パーティのピンチを襲い、かなり追いつめたが、スクロールで強化されたオヤジによって吹き飛ばされた。
ウンベル(声:宮澤正
石でできた魔物。攻撃はしてこないが階段の入り口をふさぎ邪魔をする。殴ったりけなしたりして機嫌を悪くすると重くなり、逆に放っておくといつの間にか軽くなる。相手の弱点を的確に攻める悪口を放つ。
カギの魔物(モンスター)
鍵の入った箱を持って4階を走り回る魔物。カヤ戦のどさくさでいつの間にか倒された。
大臣(声:宮澤正
コパール王国の大臣。魔物に取り憑かれていたようだ。料理に魔法薬を混入して王をアヒル化させ、ニケ達からバナナムーンを強奪するなどかなりの活躍振りを見せた。バナナムーンの魔力で「最強大臣」に変身するが、火の剣を目覚めさせた勇者に敗れた。
  • 目を開けたまま眠る、くしゃみの後や大笑いした後など注意力が途切れた際、語尾に「まもの」を付けるなど変な癖がある。
盗賊たちを襲った魔物
名前なし。バナナムーン探索中の盗賊一行と遭遇した魔物。体が硬い。勇者の無茶な攻撃によって倒される(巻き添えを食った盗賊一行にも多数の被害者が出た)。
ブーン
大臣のペットの雲の幻獣。ニケに「火のウンコ」と称される火の雨で攻撃してくる。雲状で直接攻撃は効かないが、グルグル「トカゲのしっぽ」に伴う風で粉々にされた。
カミカミくん
おしおきモンスター。その名の通り、失敗した者を噛む。
グエンチャ (声:木内秀信原田正夫北澤力
羽の生えた卵形の魔物。普段は空中から石化効果のある息を吐いて攻撃してくるが、打撃などで殻が割れると凶暴化し、羽を失い物理攻撃主体で襲いかかってくる。勇者曰くその殻は割れやすい。
魔物弾
カヤたちの船の大砲の弾として発射された魔物。非常に重く砲弾としての破壊力もさることながら、着弾したそれを動きだす前に排除するのは困難。そこそこ強いようだが、ほとんど活躍しなかった。
パラジ
火炎弾を吐く魔物。助けに来て、逆に格好の標的となった勇者を執拗に撃った。
ダークアイ
暗闇にする光を発射する魔物。アラハビカでの劇を邪魔したが、あまり効果はなかった。
ドッテン
勇者たちとシュナーベルを襲った魔物。ククリ初のオリジナルグルグル「じいさん大活躍」と勇者の火の剣によって倒された。
チカノコ
エルエル砂漠に迷い込んだ勇者たちを襲った魔物。クルジェのベルで退散した。
サムライ忍者
「ゲソックの森」の中ボス。サムライや忍者とはかけ離れたアメリカ風の姿をしている。一応剣と盾を装備しているが、飛び道具(サムライビーム・砲丸投げ)を駆使するため全く使わない。体の周りに当たり判定があるため、近寄るだけでダメージを受ける。一方的に仲間になったおさるにより倒される。
宇宙大皇帝
「ゲソックの森」の大ボス。RPGのラストボスにありがちな変身を何度も繰り返し無限ループに陥りかけたが、ククリのグルグルにより倒された。レルフィーたち曰く、皇帝の異常な復活能力は北海文書に定められていたらしい。
森のサメ
神秘の森への侵入者を食べる魔物。ウニョラー化したククリの下僕にされた。
ピカビア
ギリ軍から派遣された二味一体の悪魔。火の剣無効化、氷結ミサイル/カラいものミサイルを使い分けるなど、比較的強い。カラいものミサイルでククリをウニョラー化させたが、その結果ギリ軍の一部が壊滅的な打撃を受けた。プラナノに倒される。
ヴィヴィアン
バトーハの塔を管理していた、レイドの配下の魔物。人間の嫌がる音を出す楽器を使う。ニケ一行に情報を漏らすなど、間の抜けたところがある。
マルジェラ
ヴィヴィアンと共にバトーハの塔にいた魔物。無表情で何もしゃべらないが、ヴィヴィアンには何を言っているのか分かるようだ。
デマ
作戦の失敗が続いたカヤに代わって派遣された悪魔。そのためニケに「カヤ2世」と呼ばれた。
  • 一度は勇者一行の妨害に直々に立ちはだかるが、グルグル「すてきなおようふく」で追い払われた。
  • 後にジタリの遺跡攻略を指揮し、攻略失敗後も代わりに魔王ギリの完全復活を成功させるという、モンクやカヤ以上の成果を挙げるが、ジタリの遺跡以後は全く出番が無い。
ジダンダ
デマの手下のザコ魔物。タテジワネズミと役割が近いせいか、あまり出番はなかった。ニケ曰く「ザコ」。
ヒラタ
ジタリの遺跡にいた幻獣。デマが配置したようである。
  • ドアのスイッチの「ヒラク」「トジル」の2つのスイッチの間にある、「ヒラタ」のダミースイッチを押すことで出現する。
  • 火と石の世界と化したピグナピナ大陸の魔物にふさわしく、ニケの火の剣を無効化する。また砲から鉄球を発射するなど攻撃力も高い。
  • 弱点である水の剣でなら楽に倒せたと思われるが、実際はトマの急ごしらえした「ダミーニケ人形」の顔に恐怖して逃げ出し、デマ共々以後戦う機会なく姿を消した。
ドンカマー
ピグナピナ大陸を石と火の世界にした、魔族でも1、2を争う魔法使い。魔王ギリの弟子らしい。
  • 魔王ギリが封印されてしまった後、このドンカマーも本体をジタリの遺跡に封印されてしまった。だが完全に封印される前に自らの分身を別に残しており、分身は自らにかかった封印を壊すべく、勇者を利用することを企む。計画は成功、ニケの水の剣によって分身もろとも封印の礎は両断され、「黒い太陽 ドンカマー」として復活した。
  • 力を失った分身自体は、複数枚の板で構成された箱型のモンスターで大して戦闘力は無いが、「太陽の塔」のような顔をした本体は強力。相手を石化する魔法を使いこなし、石であるがゆえ火は無効、水の剣で斬っても石化能力を自分に使って一瞬で傷を復元する。最期は勇者の「ツッコミ」によって塔の下敷きにされた。
アグロム軍団
最終巻15巻のみに登場した、ワニ顔の人獣の軍団。結構な武装をし、戦闘力もカセギやタテジワネズミなどに比べれば高いと思われるが、所詮は雑魚敵として扱われ、大した戦果は挙げられなかった。
モビー
小型飛行機型の幻獣。空飛ぶファンファイのほこらで移動中だったニケ一行に編隊で襲い掛かった。
キーガ
魔王ギリのペットである植物の魔物。一見森にしか見えないほどの巨大さで森そのものに擬態し、侵入者を捕食する。花の王女プラナノの力で退けられ、ククリの発案により、防御アイテムにもなるリコの花を咲かす植物として生まれ変わった。
偽魔王ギリ(鏡)
巨大な球体。その中身は「グルグル使いの魔力を映し出しそのまま跳ね返す鏡」。そのため球体の中から出てくるものはククリの想像に合わせて変化する。実際はククリにとっての「怖さ」の象徴であるキタキタおやじ・カヤの姿や、グルグル失敗作の象徴のようなみすぼらしい姿、ニケ達と力を合わせて冒険した思い出の姿をして現れた。 本物の魔王ギリはこの鏡の影の中に潜んでいる。

アニメオリジナル

ニャンバン(声:)
犬の魔物「ヤンバン」と対となる猫の魔物。帽子と靴を履いたその姿は正に「長靴をはいた猫」そのものである。直接戦闘はせず、長い体でうつ伏せになり進路を塞いでくる。それを無理に飛び越えようとすると上半身だけ踊るように起き上がり相手を弾き返す。
  • この一連の行動は作者、衛藤ヒロユキの飼い猫がモデルとなっている。
マンドラゴラ(声:桜井敏治
コッチ村周辺に拠点を置くモンスター。女性に好かれたことが無いらしく、何回告白しても振られてばかりいる。
  • そんな過去からかわいい女の子が許せなくなり、支配したコッチ村から女の子をいけにえとして連れてくるように命じ、肉体労働をやらせていじめ抜く陰湿な毎日を送っていた。
  • 植物系にも関わらず火の魔法トカゲのしっぽを防ぎきる魔法防御力を持ち、頭から噴射する胡椒攻撃でむせ返らせた隙に蔓で拘束してくる。キラキラ「オヤジの剣」で倒された。
ラブラブラ(声:小宮和枝
魔王ギリの命により「闇の風見鶏」のパーツを探しにポトマ学園の園長に成りすましていた悪魔。そのつぶらな瞳をうかつにも見てしまった者は、爆笑して行動不能に陥ってしまう。キラキラ「学校の剣」で倒された。
モンブラン伯爵(声:滝口順平
ダイフク谷の近くにミグミグ族が残した「闇の風見鶏」のパーツを守るためギリが送り込んだ、お菓子好きなクリの魔物。キラキラ「氷の剣」で倒された。
ドラドラ(声:辻親八
オットー国で開かれる魔法大会優勝商品の「魔法アイテム」を狙ってギリに派遣され、大会に紛れていた魔物。変身時は老人の姿で「ドラー」と名乗っていた。同族であるはずのレイドまで打ち負かしククリを倒そうとするが、グルグル失敗魔法10回目に現れた「失敗10回記念たこたろう」に押しつぶされた。
バキューム(声:)
「ナンダ山の伝説のモンスター」として言い伝えられていた幻獣。最初はピンポン玉状だが、とてつもない勢いで周囲のものを吸い込み気球のように肥大する。しかし結局ニケが掴まっていた枝が突き刺さっただけでパンクして何処かへ飛んでいった。
合体カセギ/キングカセギ(声:亀山助清/菅原正志
通常より戦闘力が高く耳鼻もよく利く強いカセギ。仲間を呼び合体することでカセギゴールドに似た魔物、キングカセギに変貌する(これはドラゴンクエストシリーズのキングスライムのパロディ)。しかし鋭敏すぎるその感覚が仇となり、嫌な音を放つグルグル「ものすごいツメみがき」に倒れた。
クモモンガ(声:大川透
フルサ国の王女、クリリス姫をさらった蜘蛛のモンスター。だが、容姿の良さを見込んで連れ帰ったはずのクリリス姫のあまりのわがままぶりに辟易し、遂にはプレゼントを貢いで帰らせようとしたが、城の生活より居心地が良いからと姫に居座られ逆効果になる。勇者一行が姫の奪還に現われた時には、「どうぞ姫を連れて行ってください!」と泣いて喜び、勇者達を困惑させた。
キザランドス(声:藤原啓治
人魚の国の結婚式に仲人として介入し、式典の儀式で使われるという「人魚の秘宝」を奪おうとしていた魔物。アンコウとカニの混ざったような重装甲の魔物でトカゲのしっぽが効かなかったが、勇者のキラキラで倒された。
モンバン(声:)
名前のとおり、魔王ギリの居城、闇の世界への入り口を護る三つの頭を持つ門番。
両手の指先から電撃を連続で飛ばす攻撃を行う他、人間に洗脳をかけて操ることもできるらしく、あろうことかキタキタおやじを洗脳して配下に置いていた。なお、名前が似ているが「ヤンバン」とは全く無関係である。
暗黒四天王(声:鈴木勝美小形満稲葉実辻親八
「風のザータ、炎のトクラ、水のアグビィ、大地のベギア」の4体から成る魔王直属の最強人獣軍団。
  • だが属性の相性が悪いのか、連携攻撃しようとすると誰かの攻撃が必ず他の誰かの攻撃を無効化してしまう。そんなわけで単体だと非常に強いハズなのに、いざ4体集まると仲が悪くすぐ仲間割れに走り、ボスとしては非常に威厳が無い。
  • 合体して真の姿になると攻撃の威力こそ増すものの、意思の統率の無さは相変わらずである上に容姿も格好悪く、合体前の方がマシだったと断言されてしまう。
  • カセギゴールドと並び、魔神ベームベームの攻撃に耐えた数少ない魔物であったが、結局勇者のキラキラに両断された。

動植物

メケメケ
草食動物・メケメケ科。名前どおりに「メケメケ」と鳴く。一日に一回、朝一番に思い切り遠吠えをさせないと病気になるらしい。このメケメケからつくるメケメケのローブはジミナ村の特産品。魔法に対する抵抗力もあるらしく、ククリも着ている。見た目は地味ではあるが、都では高級品で、このローブよりいいものはコーダイ国の城下町にはなかった。
ガチガチ草
肉食植物・ツルクサ科。ジェム平原に生息する。美味しそうな果物に見えるが歯と口のようなものがあり、近づくと威嚇のためか、ガチガチと大きな音を立てる。ニケ曰く「根性のある植物」。
ジグラン
肉食植物・ラン科。ネコジタ谷に生息していた人喰い植物。
ミカカ草(アニメ第1作)
花が受話器の形をしており、根が非常に深く遠くまで張り巡らされている草。花に声をかけるとその根を通して声が伝わり、ミカカ草の生えている場所同士で相互に会話ができるため、電話やトランシーバーのように利用されている。ちなみに「ミカカ」をキーボード配列に対応させアルファベットに変換すると「NTT」となる。
黒スグリの実
食べることもできるが、魔術の威力増幅にもっぱら使われる。魔法を使う前に対象付近にばら撒いておくことで、魔法使用時に魔法の爆発力を高める効果がある。
バクレツダケ
爆発植物・キノコ科。衝撃を与えると爆発を引き起こす物騒なキノコ。もっぱら火薬・爆弾代わりに使われ、トマの魔法アイテムにもこれを火種に利用したものが見受けられる。
シュギラ(アニメ第1作)
移動用動物の一種。飛べない鳥。シュギ村で広く使われている。
イイモデード
ウトチテレコ地帯より西に生息する植物・デード科。その生態は謎で、わけのわからない行動をする。
  • 話しかけるとなにか話そうとするが、やめる
  • アイテムを盗むが、2秒で返す
  • 虫が近づくとツルを伸ばすが、伸ばすだけ
  • 冬が近づくと葉を閉じ始めるが、いざ冬になると開いている
  • 食べると毒だが、5秒で治る(『ぐるぐるMIX』より)
などの行動をとる。学者達もまだ調査中らしい。
ピピグー
草食動物・ピピ科。触れた者の職業とレベルを、鳴き声と鳴いた回数で教える珍しい動物。ニケにクッションと間違われる。昔はこのピピグーでレベルと職業を調べたらしい。ちなみに、ツは「盗賊」、ムは「魔法使い」、ピは「魔技師」となる。
ケムケム
雑食動物・ケム科。ネコジタ谷に生息する着せ替え好きのおとなしい動物。その着せ替え好きは恐らくガタリの影響。ミグミグ族の遺跡を発見したのも彼らで、そこにあったアイテムを持ち出したのも彼ら。
トプカ
盗賊団「ガバ」が乗り物として使っていた動物。飛べない鳥。シュギラによく似る。
青とうがらし
アラハビカ特産のとうがらし。別名バーサーカーペッパー。人間では耐え切れないほど辛く、これを食べたククリとニケは野生化(ウニョラー化)した。