「魔法陣グルグル」の版間の差分
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::: [[#キラキラ|キラキラ]]を参照。 |
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::; カッコいいポーズ |
::; カッコいいポーズ |
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::: 光魔法の代表的魔法。少年マンガの表紙のようなポーズで空中に止まり、魔物の注意を惹きつけた上で |
::: 光魔法の代表的魔法。体から出所不明の光を発しながら少年マンガの表紙のようなポーズで空中に止まり、魔物の注意を惹きつけ動けなくした上で、[[ドラゴンクエストシリーズの呪文体系#非ダメージ系|レベルの低い魔物なら光の中にかき消してしまう。]]これが集団で発動されると、アニメのオープニングのような「カッコいいやつら」になる。 |
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::: 女性の光魔法使いがこれを使う時はかわいらしいポーズになり、「'''かわいいポーズ'''」と名称が変わる(効果は「カッコいいポーズ」と同様だと思われる)。 |
::: 女性の光魔法使いがこれを使う時はかわいらしいポーズになり、「'''かわいいポーズ'''」と名称が変わる(効果は「カッコいいポーズ」と同様だと思われる)。 |
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::; ファイア |
::; ファイア |
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::; 鶴に代わって恩返しよ!(アニメ第1作) |
::; 鶴に代わって恩返しよ!(アニメ第1作) |
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::: 鶴のイメージを具現化するエナの魔法。しかし効果は分からずじまいであった。「[[セーラームーン]]」の決め台詞「月に代わってお仕置きよ!」が元。 |
::: 鶴のイメージを具現化するエナの魔法。しかし効果は分からずじまいであった。「[[セーラームーン]]」の決め台詞「月に代わってお仕置きよ!」が元。 |
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::; バラの滝登り |
::; バラの滝登り(アニメ第1作) |
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::: 無数のバラの花を具現化した上に自らの容姿を極端に美化し、相手を見とれさせる魔法。「カッコいいポーズ」に類似するが効力は遠く及ばず、ククリには「気持ち悪い」と一蹴された。 |
::: 無数のバラの花を具現化した上に自らの容姿を極端に美化し、相手を見とれさせる魔法。「カッコいいポーズ」に類似するが効力は遠く及ばず、ククリには「気持ち悪い」と一蹴された。 |
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::; 目覚めの草 |
::; 目覚めの草 |
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; 闇魔法 |
; 闇魔法 |
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: 人間に秘められた未知のエネルギーを魔力とし、幻獣や天使・悪魔といったいわゆる'''魔界'''の力を借りたり、従えたり、召喚したりする魔法。魔界の力を借りるという事だが、術者が未熟だと召 |
: 人間に秘められた未知のエネルギーを魔力とし、幻獣や天使・悪魔といったいわゆる'''魔界'''の力を借りたり、従えたり、召喚したりする魔法。魔界の力を借りるという事だが、術者が未熟だと召喚した相手に逆に支配されたり、魔界に心を奪われ自らが魔物と化す危険がある(魔王ギリもその例外ではない)。そのため使用禁止としている国も多く、世間的には受け入れてもらえない事もある。「'''うさんくさい'''」「'''[[衛藤ヒロユキ]]'''」(?) というのが闇魔法使いのイメージ(らしい)。 |
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:; 主な魔法 |
:; 主な魔法 |
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::; グルグル |
::; グルグル |
2007年8月5日 (日) 18:10時点における版
魔法陣グルグル | |
---|---|
ジャンル | ギャグ、少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 衛藤ヒロユキ |
出版社 | エニックス |
掲載誌 | 月刊少年ガンガン |
発表期間 | 1992年8月号 - 2003年9月号 |
巻数 | 16冊 |
アニメ:このテンプレートは廃止されました。 「Template:Infobox animanga/TVAnime」を使用してください。 魔法陣グルグル | |
監督 | 中西伸彰 |
放送局 | テレビ朝日系列 |
放送期間 | 1994年10月13日 - 1995年9月14日 |
話数 | 45話 |
映画:魔法陣グルグル 劇場版 | |
監督 | 中西伸彰 |
制作 | エニックス、日本アニメーション |
封切日 | 1996年4月20日 |
上映時間 | 37分 |
アニメ:このテンプレートは廃止されました。 「Template:Infobox animanga/TVAnime」を使用してください。 ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル | |
監督 | 高木淳 |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 2000年4月4日 - 2000年12月26日 |
話数 | 38話 |
テンプレート - ノート |
Template:漫画 は 廃止されました |
---|
魔法陣グルグル(まほうじんグルグル)は、衛藤ヒロユキによるギャグファンタジー漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品。
概要
月刊少年ガンガン(エニックス)で1992年8月号から2003年9月号にかけて連載されていた。単行本は全16巻。1994年に朝日放送 (ABC) 系列局で『魔法陣グルグル』、1996年に松竹系劇場にて劇場版『魔法陣グルグル』、2000年にテレビ東京 (TX) 系列局で『ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル』と3度アニメーション化された。それぞれの作品は海外でも出版・放映された。
作風
作者衛藤ヒロユキのDJ(テクノ系)、ゲーム、ファンタジー、メルヘンなどのマニア的な部分(作者曰く、「データ化できない、よく分からないもの」)を凝縮したような作品で、ロールプレイングゲーム、特にドラゴンクエストシリーズの世界観のパロディ、プレイヤーの視点のパロディが基幹になっている。ヒロインであるククリの可愛らしさ、「踊りながら魔法陣を描き、それが魔法になる」という斬新さ、個性的で変態的なサブキャラクターのインパクトもあいまって、幅広い支持を得た。
初期はドラゴンクエスト4コママンガ劇場時代からの流れでシュールなギャグが多かったが、中盤以降それは控えめになっていった。次第にミグミグ族と「グルグル」を巡って物語が深化していくなかで作者のファンタジー好きの比重が増したのか、絵柄の変化とともに、時折実験的(セカイ系的)な手法もとるようになっていった。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー
ジェムジャム大陸にある小さな村、ジミナ村。ある日、この村に「勇者募集!! 魔王を倒した者に金5万を与え、コーダイ国の王子とする」という内容の立て札が立つ。勇者マニアであるバドがこれを見つけ、息子であるニケを勇者として無理やり旅立たせる。
このジミナ村では旅立つときに「魔法オババ」のもとに寄らなければいけないという決まりがある。その決まりに則り、ニケはオババの家に寄ることになった。そこでミグミグ族という種族だけが使える「グルグル」という魔法を使う魔法使い、ククリと出会い、一緒に旅立つように命ぜられる。そして国王に勇者として認められたニケは、世界征服をねらう魔王ギリ打倒の旅にククリと共に出るのであった。
登場人物
用語
グルグル
かつてミグミグ族が発見し、守り続けてきた魔法でミグミグ族の者だけが使用できる。使い手の心の中を呼び出す、一種の召喚魔法。円の中に描かれた図形により、召喚されるものはさまざま。不安定な力を使うことから闇魔法に分類されてしまうが、実際は闇でも光でもなくハートの魔法である。そのため術者の心の揺らぎによってグルグルにも変化が生じ、ハートの揺らぎが最も大きい子供時代にしか使えないという欠点を持つ。 物語初期の頃は1つの大陸に対して1体、大陸の魔力を司る魔神がおり、それらを呼び出すたびにククリがレベルアップするという設定だった筈だが、いつの間にかその初期設定は無くなっていった。
- イルク[1]
- 幼少時、友達を作れなかったククリが生み出した最初の魔法であり、ククリの友達。ダンスが得意。ただし魔法陣ではなく、お姫様の落書きから出来た。落書きが雨で消えると同時に消滅する。
- トーラ(△)
- 炎系のグルグルの基本となる「炎」のシンボル。単体で描くと、魔法陣の上に炎が噴き上がる。
- トカゲのしっぽ
- グルグルレベル1の魔法。「トーラ」に「とびもの」のシンボルを付加したもの。ヘビ、あるいは龍の姿をとった炎を飛ばす。ククリが初めて成功させたグルグル。最初は威力は低かったが、ククリがレベルアップしたことにより、終盤まで活躍した魔法。終盤では自分たちの身体に描き、接近戦に使用した。
- ツチヘビ
- グルグルレベル1の魔法。「トカゲのしっぽ」に「地をもぐる」シンボルを付加したもの。魔物の足音を感知して炎が地中をもぐり、魔物(モンスター)の足元で噴き上がる。威力は「トカゲのしっぽ」と同等。「トカゲのしっぽ」が単体攻撃なのに対して、こちらは複数攻撃できる。
- ベームベーム召喚
- グルグルレベル15の魔法。グルグルの中でも高度な部類にあるとされる。地下の魔神ベームベームを召喚し、複数の目から雷を発して敵全体へ大ダメージを与える。300年前より、キタキタ踊りの腰の動きとして保存されていた。
- 回復の魔法陣
- 陣の上にいる者の体力を回復する。毒に冒されている場合、毒の進行は抑えられるが治癒はできない。魔物の侵入を防ぐ結界効果もあり、コーダイ国王が国を護りながら痔を治すために、陣を城の地下に隠蔽しこっそり使っていた。また、ネコジタ谷のミグミグ族の遺跡にもこの魔法陣がある。「ゲームブック 魔法陣グルグル」(#関連商品)でのみ使用する描写がある。
- ゆげーる(ゲームブック 魔法陣グルグル)
- 大量に湯煙を噴出する。目くらましなどに使用し、閉鎖空間であれば辺りがサウナ地獄になる。「ゲームブック 魔法陣グルグル」にのみ登場する。
- パワーアップ魔神召喚[1](ゲームブック 魔法陣グルグル)
- 召喚されたパワーアップ魔神が、味方1名の何かをパワーアップさせる。「ゲームブック 魔法陣グルグル」にのみ登場する。
- 長い声のネコ召喚
- グルグルレベル1の魔法。周辺の魔力と戦闘の緊張感を無効化する鳴き声を放つ。効果は絶大で、使用頻度も高かった。
- 氷を出す魔法陣(ドラマCD (1))
- 氷を出して攻撃する魔法。ドラマCDのみの登場で、陣の図形は書き順と音から想像するしかない。
- 夢の回転木馬
- グルグルレベル5の魔法。メリーゴーラウンドを出現させ、木馬に乗せた相手の楽しかった思い出を呼び起こし、夢の世界へ誘う。長時間乗せていると高速回転し始め、相手を衰弱させるという二次効果がある。
- わかれのウインク
- グルグルレベル15の魔法。敵をウインクと共に闇の中に葬る。
- さっぱり妖精召喚
- グルグルレベル2の魔法。「さっぱり妖精」を召喚し、相手に取り憑かせる。取り憑かれた相手は「運」のステータスを一時的に0にされ、行動や言動が全て「さっぱり」になってしまうため、こちらに攻撃することなく自滅する。
- 巨人の微笑み(アニメ第1作)
- グルグルレベル2の魔法。遠くの山に巨人が出現し、そこからずっとこちらをみつめ続ける。視線がうっとうしいが、ただそれだけ。
- スペシャル・パワー・アップ(アニメ第1作)
- グルグルレベル3の魔法。魔法陣の所定の位置にいる者を3分間パワーアップさせる。パワーアップの効果は1人3種類用意されており、ランダムで選ばれるが、そのうち1つはハズレ。
- ウソ(アニメ第1作)
- まるでベームベームが出現するかのような派手な演出が起こるが、盛り上がるだけで何もないという、こけおどしの魔法。 一応「失敗魔法」には含まれない、れっきとしたグルグルである。
- 封印の魔法陣
- グルグルレベル3の魔法。かつてギリを封印したという。最大で300年間封印することが可能だが、ククリが使用した当時の魔力では1分間が限度であった。300年前のミグミグ族は、これを基に「恋するハート」を完成させたという。ただ、この魔法陣の背景にはある惨劇があり、これを知ったククリは「怖くて使えなかった」。
- ものすごいツメみがき(アニメ第1作)
- グルグルレベル3の魔法。出現したネコがすりガラスで爪を研いで強烈な不快音を出し、その音を聴いたものを麻痺させる。
- おともだち召喚(劇場版)
- グルグルレベル4の魔法。魔法陣の真ん中に召喚したいおともだちの似顔絵を書くと、その友達を10分間だけ召喚することができる。
- おつきさま召喚(劇場版)
- グルグルレベル5の魔法。おつきさまを召喚し、星の雨を降らす。
- どきどきパンプキン(劇場版)
- グルグルレベル5の魔法。ハロウィンのかぼちゃのお化けのようなものが炎を吐き敵を攻撃する。複数の敵に有効。へびいちごと同系統の植物系魔法。
- へびいちご
- グルグルレベル3の魔法。イチゴをかたどった砲台を召喚し、イチゴ型爆弾を連射する。レベルは低いが、攻撃範囲および威力ともに申し分ない汎用型。砲台の上にはククリが座っており、ククリが向いている方向に向けて爆弾を発射するので、呼びかけて振り向かれると少々危険である。
- れんがのおうち
- グルグルレベル3の魔法。メルヘンチックなレンガの家を召喚する。この家に入ると中にいる間は並の魔物を寄せ付けない。
- ヨンヨン召喚
- グルグルレベル3の魔法。ネコジタ谷の伝説として伝えられていたグルグルで、UFOに似た形をした空を飛ぶ幻獣「ヨンヨン」を召喚する魔法。ニケのパーティにおける主要な移動手段にして、ジュジュの思い描いた「鳥」でもある。「ヨンヨン」と鳴く。ヨンヨンを召喚した後の魔法陣に乗ると、エレベーターのように真上に浮かぶことができる。
- ミグミグげきじょう
- グルグルレベル3の魔法。続きが妙に気になる寸劇を開始し、敵の動きを止める。アニメ第2作においては、アイキャッチを利用した独特の演出があった。
- プチ惑星
- グルグルレベル5の魔法。重力で敵を引き寄せ、激突させる。
- 恋するハート(不完全)[1]
- パンフォスでククリが発動していたらしいグルグル。天使のピピックとペペック曰く、この時にククリのハートが完全なら、そのままギリを封印できていたらしい。
- 恋するハート(旧)
- デリダが預かっていた最強の魔法陣。本来はククリが習得するはずだったが、ククリは敢えて拒否した。
- じいさん大活躍
- 巨大化した爺さんが魔物を殴る。ククリが初めて自作したグルグル。ニケに「思い出をめくればまずじいさんか」と言われ、ククリのトラウマとなった。
- くさいにおいのネコ
- 尻から「ニャン香」と呼ばれる臭いにおいを出し、敵を倒す。本来は、「じいさん大活躍」のトラウマを払拭する為に作ったグルグルだったが、かえって傷を深める原因となった。
- ブレイクビー
- ククリが自作したグルグル。巨大なタイコの音で攻撃する。魔物にはダメージを与えるが、人間には心地よい音に聞こえる。
- すてきなおようふく
- 毛糸玉を巻きつけ、敵の動きを封じる。また、巻きつけられた毛糸玉は最終的に「ダサイ服」に変化するので、精神的なダメージも大きい。とどめに糸を無理矢理ほどこうとすればするほど、もつれていってますます雁字搦めにされる。
- 観測者[1]
- ククリが無自覚に使用していたグルグル。対象を結界の中に閉じ込め、その中の時間を無限ループさせる(作中の表現を借りれば「ハマらせる」)。
- 世界の修理人[1]
- 巨大な「目」を召喚し、大量の涙で呪いを解く。
- 妖精の迷路[1]
- 出口の無い迷路を構成し、敵を惑わせる。なお、作品中で「妖精の迷路」とは、「ヒマなときのラクガキ」を差す俗語。
- 番犬[1]
- ククリが「魔法陣の杖」を失った後に作った正真正銘の「あたしだけの魔法陣」。本来は邪魔者(敵)を追い払うものだったはずが、ククリの深層心理のせいで大変なことになった。
- カヤさんと戦うわたし
- カヤとの最後の勝負の時につくりだした魔法。ククリ本人の代わりに、魔法で生み出されたククリがカヤと戦い、カヤに負けを認めさせた。
- 恋するハート
- 最強のグルグル。ミグミグ族の「ハート」を、魔法陣を越えて爆発させるもので、他の魔法陣とは異なり、魔法陣を内側から描き、世界を魔法陣の中に入れ、使用者の思うままに作り変える。ギリを封印する唯一の方法である。完全に発動させるにはある鍵が必要。作品中ではこれがククリが描く最後の魔法陣となる。
キラキラ
勇者だけが使える光魔法の最高峰。自然界のあらゆるエネルギーを剣の形で取り出すもの。自然界の最も凶暴なエネルギーとされる、風・水・地・火という自然界の4要素を最大限に利用するためには、それぞれの精霊王に許しを得ねばならない。担当精霊王の許しを得ていない状態で自然界の4要素のエネルギーを剣に変えても、最大限の力を引き出すことはできない。この魔法は高僧ガタリが教えるものと、仙人ビケインが教えるものとでは呼び名が異なり、おもに前者は「光魔法キラキラ」、後者は「魔法剣キラキラ」と呼ばれる。
- 自分の剣(通称キラちゃん、勇者2号、分身の剣)
- 自分自身のエネルギーを利用したキラキラ。ニケを象った外見で、当初はニケの弱さを反映して剣自体が敵から逃げていたが、ニケの成長と共にパワーアップし、鞭のようにしなる変則的な攻撃ができるようになった。アニメ第1作ではニケを象らず、刀身が光でできたごく普通の外見の剣となる。
- おやじの剣(アニメ第1作)
- 「自分の剣」を取り出そうとした際、手違いで衝突したキタキタおやじのエネルギーと混ざってできてしまった剣。目にも留まらぬ速さで連続して敵の体を突き、無理矢理キタキタ踊りを踊らせることで相手の体力を減らす。
- 学校の剣(アニメ第1作)
- 「自分の剣」を取り出そうとした際、手違いで学校校舎のエネルギーを引き抜いてできてしまった剣。鳩時計のような剣の先端から先生人形が飛び出し、下らないとんちのなぞなぞを出して相手が考え込んだ隙に切りつける。
- 氷の剣(アニメ第1作)
- 氷の洞窟内でキラキラを発動した結果、氷壁から氷のエネルギーを取り出すことで生まれた剣。貫いた相手を瞬時に氷結させ粉々に砕く。強力だが刀身が氷なので冷たすぎて、あまり長い間持っていられない。
- 火の剣
- 火のエネルギーを利用したキラキラ。高めの攻撃力を有する汎用性の高い剣。火種を必要とせずどこでも作り出すことができるため使用頻度が高いが、耐性を持つ魔物も多い。火の王との料理修行によって修得。
- 地の剣
- 地のエネルギーを利用したキラキラ。地上のものなら切れないものは無く、すべてのものが砂に変わり土に還る。威力だけなら自然界最強な反面、発動するまでに非常に手間が掛かるのでスキだらけである上(地に手をかざし、出現した太鼓を『オッポレ』と叫びながら叩く)、地面とつる状のケーブルで繋がれているため、攻撃範囲に著しい制限がある。しかも構える姿は繋がれた犬にそっくりなため、「犬の剣」「勇者びんびん物語」など、情けない呼び方をされ、挙句ニケに「使えない剣」と断言されてしまった。ちなみにケーブルは花の王国(プラナノ)が担当している為、基本的にはいくらでも伸ばせるのだが、地の王によって「ニケが『良い行い』をしただけ伸びる」という制限を掛けられてしまい、それ以後使用されていない。
- 水の剣
- 水のエネルギーを利用したキラキラ。斬った物の呪いを解く力がある。水でできており、折れると水滴に戻る。外伝・秋の使い(原作本13巻収録)において、水の剣らしきものが既に登場していた。水分を含むものから生成できるため、漫画版ではククリの涙から生成した。
- 風の剣
- 風のエネルギーを利用したキラキラ。風より軽くADSLより速い。他の3つと違い、マフラーとして普段から携行できる。まともに発動すれば周囲の敵を瞬間的に壊滅させるが、風がモチーフなので効果は気まぐれで、ハズレの剣になることもある。
- 勇者の剣
- 自然界の4つの剣をすべて集め、4人の精霊王に「勇者のツッコミ」を入れることで生まれる究極の剣。地水火風のエネルギーを一つにしたもので、非常に重い。2人で持ってようやく剣を振れる程度。魔王ギリのいる「影の中」へ入る際、この剣で結界を破った。
地名
- ジェムジャム大陸
- コーダイ国が統治している大陸。ニケやククリが旅立ったジミナ村、キタの町、ノコギリ山[2]、闇魔法結社の本部もこの大陸にある。
- ゲルニ大陸
- ジェムジャム大陸やコパ大陸と違い、統治する王国が少なく、部族がバラバラに暮らしている大陸。プラトー教の聖地シュギ村、魔神サイレンが眠るきりなしの塔などがある。
- コパ大陸
- 北半分はコパール王国が統治し、南半分は魔境を境に魔族が暮らしている。昔から花と緑の国といわれその景色は大変美しい。後半物語のキーとなるアラハビカはこの大陸にある。
- ピグナピナ大陸
- 最大の大陸で未知の大陸。人間の文明はあまり現存せず、わけの分からない生物が闊歩している。
- ザン大陸
- 魔王ギリが巣くう大陸。ジェムジャム、ゲルニ、コパ、ピグナピナ大陸の中心にある星型の大陸。
職業
- 勇者
- 「光魔法キラキラ」の素質を持つ者を指す光魔法の最高称号。だが、ガタリ曰く「勇者はあくまでも世界を救う伝説の人物の事で、職業ではない」。また、「世界にツッコミを入れられる勇気」も必要らしい。
- 魔法使い
- その名の通り魔法使い。大きく分けて、自然をコントロールする光魔法使い(勇者)、魔界から幻獣や天使を呼び出し力を借りる闇魔法使い(ククリ、ルンルン)がある。
- ルナー
- プラトー教の巫子。通称「戦う神官」。神に祈りを捧げる事によって奇跡を起こし、それらを利用して攻撃する。代々司祭の血筋に生まれていて、現在はジュジュ。神のお告げを聞くことが出来る。
- 魔技師
- 僧侶から生まれた新しい職業。自分に全く魔力がなくても、魔力の流れを調べたり、魔力を動力とした戦闘用アイテムを作ることが出来る。まだマイナーだが、発展を遂げる可能性があるらしい(とはトマ本人の談)。
- 僧侶
- 魔技師の元となった職業らしいが、実際はどんな職業かは不明。ミウチャが修行していたらしい。
- 盗賊
- 主にナイフで攻撃する。なにを根拠に盗賊と言うかは不明。素早くて運が強い。軽装が主であり長剣や兜・鎧といった重装備はできない。ニケ本来の職業。作中ではガバ盗賊団は『割りきれない物(精霊など)』が苦手らしい。
- 占い師
- 占いするだけではなく魔法も使える。
- 商人
- ミウチャが修行していた職業らしい。
- わからん戦士ナゾ職業ラー
- ニケがミウチャにつけた職名。ミウチャが様々な職業をちょっと齧っては辞めたため、「何がしたいの」というツッコミの意味が込められている。
アイテム
- 魔法陣の杖
- ククリが魔法陣を描くために使用する杖。グルグルの精霊「ギザ」を杖先にあしらった独特すぎるデザインが特徴で、ククリは当初この杖を持つ事に激しい抵抗を示していた。中に大僧正ファンザナ・ファイナムの小屋の鍵が隠されており、杖先が磨り減る(=魔法陣を沢山描いて成長する)と出現する仕掛けになっていた。ミグミグ族専用。
- メケメケのローブ
- ククリが初期のころから長く着用する真っ黒なローブ。ククリのトレードマークとも言える装備品だが、やはり当初は地味という理由からあまり愛着は抱いていなかった。ジミナ村の特産品であるメケメケの毛皮で作られており、優れた魔法防御力を持つ。
- リコの花の髪かざり
- ニケがククリに贈った髪飾り。防御力1。あらゆるダメージから一度だけ持ち主を護り、身代わりとなって砕け散る。最初にニケに貰って以来ククリの好きな花となった。ギリ封印後に世界に降り注いだ花びらもこのリコの花。主に魔法使いがつけていることが多いらしい。
- 短剣
- ニケの標準装備。コーダイ城下町で買って以来、常備している。キラキラを習得した後は殆ど出番はなくなった。
- がっかりの剣
- アッチ村の魔物退治を依頼された際に、村長ドキドから手渡された剣。外見は立派だが刀身は短剣より短い見かけだおしで、鞘から抜いてしまうとがっかりする。
- 星屑の剣
- キタの町に住む少年トマの家に伝わる家宝。魔力を持った剣で、剣そのものの威力も高い上に使い手の剣術をも一時的に強化する。使い手がピンチになると剣の精霊が一度だけ奇跡を起こし助けてくれるが、その奇跡はキタキタオヤジを強化してしまった。(ベームベーム召還のヒントを閃くきっかけを産む)
- スモークシールド
- 普段は灸の形をした使いきりアイテム。火をつけると煙が使用者の身体をまとい、世界一軽い煙の鎧と化す。火に強く防御力もある。
- ランヤランカ
- 「具象気体」が入っている箱。勇者の素質がある者が手を入れると剣が取り出せる(具象気体が剣の形に変わる)。ニケが出したものは、その時はまだ不確定だった勇者自身の実力が具現化したもの。実力がないものが手をいれると「ジャンケン」などとハズレが出る。
- 具象気体
- 魔法使いによって思念を封じ込められた気体。開封すると思念が再現される。が、それはあくまでイメージが具象化した物で、よくできた「触れる幻」にすぎず現実感が無い。出現したものに挨拶してもそれは過去の映像なので意味はない。
- 聖なるおナベ
- キタの町に200年前から伝わる鍋。どんな料理も焦げ付かずにおいしく仕上がるという。
- お守りのスカーフ
- ルンルンがククリにプレゼントしたお守り。漫画では結局効果は謎のままだったが、何でも「人の本名を気にしなくなるまじない」がかけてあるとか・・・・・・
- (魔法陣グルグルランド2)
- アニメでは伏線回収のため、スカーフに「ルンルンのお絵かきセット」が仕込んであった。当初は土の上でしか描けなかったグルグルを硬い場所にも描けるよう専用の絵の具が付いている、初心者用アイテムである。ついでにスカーフ自体も広がって一時的に空中浮遊する乗り物となる。
- イヤな女神像
- 悪魔ギザイア特製の、人を犬にしてしまう煙を吐く呪われた像。顔が変。
- 静寂のガラガラ
- ジュジュを半起半眠状態にし、「神のお告げ」を聞くためのトランス状態に入ってもらう際に使うアイテム。ジュジュを半分眠らせることが出来る器用なガラガラ。また2度使うと完全に眠らせることが出来る。
- まよけのコイン
- プラトー教の聖なるアイテム。このコインを口にくわえると、くわえた人間はレベルの低い低級魔物からは姿が見えず声も聞こえないようになる。ただし見つかる前に使用しなければいけない。
- 戦闘用祭壇
- 普通は聖職者がお祈りに使う祭壇だが、これには携帯して持ち運べるよう肩ひもが付いており、軽量。「戦う神官」ルナー専用の道具であり、これに祈りを捧げることでトランス状態に入り、魔法で様々な奇跡を起こす。戦闘途中でゴチンコが暴れまわったため壊れてしまった。
- 祈りの力を高めるために使うが、後の描写を見ても分かるとおり、これが無ければ魔法が使えないというわけではない。大抵聖書と併用する。
- プラトー教・聖書
- 中身はプラトー様の自伝的内容で、色々な奇跡や教えが書かれている。本当にただの聖書、本だが、ひとたびルナーが使えば魔法のアイテムになる。
- オリーブの首飾り
- 装備すると身体が勝手に手品をしたくなるという呪いの首飾り。敵にぶつけて使うと効果的だが、ジュジュから効能を知らされていなかったニケは装備してしまい、何かと不便を招くことになった。うらみがましい一流の手品師の呪いが込められており、本格的な呪いの解き方でないと解けない。
- モカの首飾り
- 修行に入る前から早々に、悪魔の憑いた魔法の本を開けてしまって危うい目に遭ったククリを守るため、ラジニが貸してくれた首飾り。幻惑から身を守る。
- 魔界の首飾り
- ククリがお出かけ修行ハウスにて、アルバイトのチュールからもらった首飾り。かけられた幻術の効果時間を短くするらしく、ケベスベスにかけられた「えっちなおどりをさせる魔法」を短時間で切らせた。
- 魔導のメガネ
- 魔力を透視する能力を持つメガネ。レンズ部分に巨大な瞳をあしらったデザインで、つけていると見開いた目で睨まれているようでちょっと怖い。改良版も出たがさらにデザインが凄まじかった。
- グルグルキノコ
- グルグルの精霊ギザから最後の試練としてククリに与えられたもの。これを食べること、ただそれだけが「最後の試練」の内容であり、成功すれば新たなるパワーを得られ魔力が上がるが、失敗すれば死ぬという。結局のところ食べると誰でも仮死状態になってしまい、意識の薄れゆく中で自分の心の中の世界に潜り込むことになる。そこで「箱」なるものを見つけ出し、己の再発見をできない限り、本当に死んでしまう。
- ギルビの宝石
- 聖なるアイテムで「地の腕輪/天の腕輪」の封印を解くための鍵となる。そしてその封印を解くのは光の者でなければならない。普段はゴチンコの股間に守られている。
- 地の腕輪/天の腕輪
- 恐るべき魔力を秘めるといわれ、プラトー教が封印していた。しかし、魔王ギリの手下「ギザイア」がこの腕輪を狙いに来る。地の腕輪と天の腕輪の二種類があり、前者は地面を伝う強力な衝撃波を周囲に放ち、後者は腕輪に翼を生やして自由自在に飛行可能になる能力を持つ。二つ揃うと地霊「ジムノ」を呼び起こすことが出来る。
- 村長の呪われたブロンズ像
- アッチ村呪われ記念ダンス大会の優勝商品で、アッチ村村長「ドキド」を象っている。ククリはダンス大会で優勝した記念としてお気に入りだが、勇者には邪険に扱われ、何度も捨てられた。だがそのたびにドキド本人が届けに来る。しかし、きりなしの塔においては勇者パーティーを救い、神の像としてプラトー教の手によって祀られるまでになった。が、ジュジュにだけは「神」でないどころか「どこかの村の変なおじさん」という所まで見抜かれていた。
- 魔除けのお人形
- 魔物が来ると声で知らせてくれる便利な人形。普段はかわいいただの人形だが、魔物が近づくとシリアスな顔立ちになり、弩の効いた声で「おい。モンスターが来たぜ。」と叫び、ククリをがっかりさせる。性能はバツグン。
- 黒い絵本
- グルグルの教典のはずなのだが、ミグミグ族の長ワンチンが作成に3日で飽きたため、白紙のまま封印されて誰も本を開けられぬまま今に伝わっていた。ククリ自身が後世のために各地に散らばったグルグルをこの教典に書き記していってほしいと、やりかけの仕事を事実上丸投げされる。 既成のグルグルは手書きで埋めていかないといけないが、後にククリが魔法陣を自作できる段階になると、作成成功した(本人の意思に関せず)新しい魔法は自動的に絵本に書き込まれるようになる。
- 妖精の短剣
- 「振ると不思議なことが起こる」という触れ込みは大嘘で、ククリに告白させるための妖精のイタズラが仕込まれた剣。当然、威力は無いが、ククリに精神的ダメージを与えるには十分であった。
- 魔雷砲
- 中にカヤクソウやいかずちの水などの材料を入れ、魔物に向かって発射する。弾のバリエーションは多く、動物の怨念を詰め込んだいかがわしい物も、「ハズレ」もある。
- このアイテムは元々ミグミグ族の残したアイテムの「香炉」を改造したもので、中にはククリの両親からの贈り物が入っていた。だがミグミグ族の遺跡から「ケムケム」が勝手に持ち出してきてしまったそれを、そうとは知らずトマがそのまま改造してしまい、贈り物を弾と一緒に撃ち出してしまう結果となる。紛失した両親の贈り物は、後にキタキタおやじのこしみのにひっかかって出てきた。
- 天使の首飾り
- ククリの両親からの贈り物。ミグミグ族であることを示すアイテムであり、「きりなしの塔」の開かずの扉を開くことができる唯一の手段。魔神サイレンを呼び出すためのオカリナとお助け精霊モゲルはこの部屋に隠されているため、ミグミグ族ゆかりの者がいない限り、魔神の封印は事実上誰にも解けない。
- また、描写は全くなされなかったが、低Lvであっても星・天使系のグルグルが使えるようにしてくれる手助け効果があるらしい(魔法陣グルグルランド2)。
- 聖水
- 弱い魔物なら振りかけるだけでも倒せる、聖なる水。他の魔術全般と組み合わせることで、使った魔法の効果を2倍にする。例えばルナーのジュジュはこれを魔力で様々に変形させ、「聖水剣」などを作るが、その攻撃力は普通の「水の剣(ニケ:攻6)」の2倍、攻12。
- スクロール
- 魔法効果が込められた巻物。1度読むと魔法が発動し紙は破れ散る。魔法の効果はいざ開封して読んでみるまで分からない。魔力が無くても魔法のアイテムを操る、魔技師の典型といえる専用アイテム。
- 薬草
- 最も一般的な回復手段のはずが、意外にも描写が少ない回復アイテム。食べるとHPが回復。味はまさに「良薬口に苦し」。
- 草の装備
- 精霊モゲルが所有していた非常に性能の高い防具。しかし見た目が非常に派手、というか異様。しかし元から異様な人物であるキタキタおやじに異常なまでに馴染み、元からの高体力に加えますます鉄壁の防御を誇るようになってしまう。だがあまりに強すぎ、対サタナチア戦にて自分だけが防具の性能で無傷だったためサタナチアに追い回される憂き目に遭う。この一件に懲りたか、コーダイに帰還した後、オヤジはこの装備を置いてきてしまったようである。
- バナナムーン
- コパ大陸の森の奥深くにある遺跡の中にある、月の光を100,950日浴びた魔石。魔力を無制限に増幅させる効果を持つ。モンク曰く、「簡単に言うと夢をかなえる力がある」との事。魔物に憑かれた大臣の「最強の魔物になりたい」という夢をかなえ、最強大臣を生み出した。なお魔力をもたず魔術を習得しなくても使用可能のためか、ニケもこれを使って自分のホラ話を実現してしまう。
- 魔導ボード
- トマが発明した、魔法の水晶玉を裏面中央に仕込んだ円盤。水晶に魔力を溜めておくことで空を飛べるという触れ込みだが、大きさの都合上、人を乗せた時の浮遊高度は10cm程度が限界。しかしニケがスケートボードのように滑走させて乗りこなせることを発見し、素早さが命の盗賊流戦法に見合ったアイテムとなる。
- 魔よけのベル
- クルジェが売りまわっているベル。音色に魔物よけの効果があり、魔物が多く棲むエルエル砂漠を抜ける際の必需品。
- 砂漠の目の小箱
- 「地の王」の操るガイコツが、道行く旅人に謎賭けがてらに配っている小さな木箱。箱の中身が色々なものを映し出すが、その謎を解いた者だけが、地の王の挑戦状「ゲソックの森」への通行証を得ることができる。箱の正体は「砂漠の目」つまり砂漠で唯一、物を映し出す場所、砂漠の「オアシス」の水面を投影するアイテム。
- 花の国の服
- 花の国特製の、植物の力が宿った服。状況に合わせて最適な形に変形するのが特長で、戦う時には防御用に、いい雰囲気の時にはいい雰囲気を盛り上げる露出の高い服になる。
- 星のかざり
- 「1度だけ失敗をやり直すことができる」アイテム。時をさかのぼり指定した時間まで戻って行動をやり直すことができる。
- 勇者の拳
- 「世界に『おかしい』と言える勇気」を体現した真の勇者の証。見た目は石で出来たゲンコツ。使わない時は腕輪になっている。ツッコミをすることで威力を発揮するというもので、ツッコミが弱いと威力も小さい。勇者の剣の発現に必要なアイテム。公式な記録では、天使リリックの手違いから「恥ずかしの拳」という名前で伝わっている。
- 伝説の防具&勇者のパンツ
- 最強の防御力を誇るが、デザインセンスも最強に最悪な防具。一応勇者用のはずだったが、草の装備の時と同様、図らずしもキタキタおやじが装備することに。勇者の装備という建前のくせに呪われている。 他にも装備者とグルグル使いが手を取り合った瞬間、勇者のパンツから具象気体のワンチンが噴出するという、史上最低な仕掛けも施されていた。
- 魔王ギリの攻撃を受けて壊れてしまうが、それでもなお無傷なキタキタおやじであった。
その他
- 光魔法
- 自然界の力をコントロールし、人間の理知的エネルギーを魔力とする魔法。グルグル世界では、勇者はこの光魔法を有する者と伝えられている(勿論、勇者であるニケも例外ではない)。習得にあたっての危険度も少なく、「さわやか」「ふつうの人」とういのが光魔法使いのイメージ。
- 主な魔法
-
- キラキラ
- キラキラを参照。
- カッコいいポーズ
- 光魔法の代表的魔法。体から出所不明の光を発しながら少年マンガの表紙のようなポーズで空中に止まり、魔物の注意を惹きつけ動けなくした上で、レベルの低い魔物なら光の中にかき消してしまう。これが集団で発動されると、アニメのオープニングのような「カッコいいやつら」になる。
- 女性の光魔法使いがこれを使う時はかわいらしいポーズになり、「かわいいポーズ」と名称が変わる(効果は「カッコいいポーズ」と同様だと思われる)。
- ファイア
- 火を出す。非常に基本的な魔法であるが、ククリをはじめ闇魔法使いらが使う火の魔法と比べて威力は劣る。
- サンダー(アニメ第1作)
- 電撃を出す。エナが使用。上のファイアと合わせて「ファイナルファンタジー」シリーズから名前を引用したものと思われる。
- 鶴に代わって恩返しよ!(アニメ第1作)
- 鶴のイメージを具現化するエナの魔法。しかし効果は分からずじまいであった。「セーラームーン」の決め台詞「月に代わってお仕置きよ!」が元。
- バラの滝登り(アニメ第1作)
- 無数のバラの花を具現化した上に自らの容姿を極端に美化し、相手を見とれさせる魔法。「カッコいいポーズ」に類似するが効力は遠く及ばず、ククリには「気持ち悪い」と一蹴された。
- 目覚めの草
- 目覚ましの効能がある草を生やす魔法。どれだけ深い昏睡にある者でも、この魔法で出した草の葉をひとたび口に含ませると、「まったりとして、それでいてクセのある究極のまずさ」により一発で目覚める。ククリが不用意に葉の味見をしてひどい目に遭った。
- 闇魔法
- 人間に秘められた未知のエネルギーを魔力とし、幻獣や天使・悪魔といったいわゆる魔界の力を借りたり、従えたり、召喚したりする魔法。魔界の力を借りるという事だが、術者が未熟だと召喚した相手に逆に支配されたり、魔界に心を奪われ自らが魔物と化す危険がある(魔王ギリもその例外ではない)。そのため使用禁止としている国も多く、世間的には受け入れてもらえない事もある。「うさんくさい」「衛藤ヒロユキ」(?) というのが闇魔法使いのイメージ(らしい)。
- 主な魔法
-
- グルグル
- グルグルを参照。
- 闇魔法式 交信術
- 交信したい相手の似顔絵を書いた皿や、交信アイテム「DJの首飾り」等を使って、遠く離れた人物にテレパシーを送る術。皿はクルクルと回転させ、相手と繋がる方角を探す為のアイテム。通信相手は闇の者でも光の者でも関係なく通じる。
- ゴールデンハンマー
- 金色のハンマーが宙を飛び敵を攻撃する魔法だが、相手の防御魔法(シールド)を打ち砕く効果もある。柳生博氏が司会を務めたクイズ番組「100万円クイズハンター」が元ネタである。
- あくまの火
- 強力な火の魔法。悪魔をかたどった炎がさらに火を噴き相手を追う。
- じごくの火
- あくまの火の上位と思われる魔法。効果は同上。
- あくまの矢
- 無数の矢が現れ一度に相手を襲う魔法。
- くうきのぞう
- 空気を圧縮する象が周りの空気を吸い続け、徐々に相手を押しつぶす。
- 地獄のタコヤキ
- 辺りに犬のフンが入った落とし穴をいくつも作り出し、その中に相手を落とす。が、ハズレがあったりゆでだこが入っていたりと具にばらつきがある。
- 幻惑と恐れの神と嘲笑と侮辱の神と混沌の神と破壊の神と全知全能の神オレ
- 周囲に題名の通りの神々と自分の姿をした彫像を何体も召喚する、ただそれだけの魔法。最後のオレとは、発動者であったレイドの事である。
- バーニング・フィンガー・アタック
- 手のひらから炎のようなエネルギーを放出するいかにも外見のカッコイイ魔法だが、効能は肩コリ・腰痛の治療。
- ファイナル・ダーク・サンシャイン(アニメ第1作)
- おぞましい黒色の球体を飛ばし対象を包み込む。見た目はカッコイイ攻撃魔法に見えるが、効能は相手のダメージを癒す回復魔法。
- 暗黒太陽
- 術者の魔力だけでなく、相手の生命力をも奪って発動する魔法。ひとたび発動すれば最期、相手は跡形も無く消滅する。
- ギリガストム
- 魔王ギリの使う闇魔法最大級の威力を誇る攻撃魔法。
- 闇魔法結社
- 闇魔法の最高峰であるグルグルを崇拝する闇の者で形成する結社。本部はジェムジャム大陸の北西にあり、その総裁は犬の姿をしている。アニメでは、魔王ギリの動きをいち早く察知するべく、ゲルニ大陸に支社を置く。しかし、温泉が当たったためその支社は「ダーク・ビレッジ・ザ・いこい」という名前でレジャーランド化している。
- 光魔法結社
- 勇者の育成を目的とした結社。女の勇者を育成する修行場も存在する。総裁はサルの姿をしている(アニメ第2作)。
- プラトー教
- ゲルニ大陸シュギ村に聖地をおくもっともポピュラーな宗教。とはいってもこの作品の中で宗教らしいものはこのプラトー教以外に見当たらない。教徒は「救世主(プラトー)の働きにより大地裂けるとき鳥が現れ、信じるものを聖なる理想郷『アナスタシア』へと運ぶであろう」という伝説を信じる。また、大聖堂では3か月に1度、降神祭が行われ、神のお告げを聞くという儀式が行われる。巫子であるジュジュが家出したことをきっかけに、プラトー教を世界に広めるべく、コパール国やアラハビカに出張礼拝堂を建てる。
- アナスタシア
- プラトー教が信仰する聖なる理想郷であり、ククリを残し忽然と姿を消したミグミグ族達の見つけた異世界の移住先。争いも無く「平和」の単語をそのまま体現したかのような楽園であったが、好奇心で動き回るミグミグ族はその平和にも3日で飽きてしまっていたらしい。
- ガバ
- コパール王国に悪名高い盗賊団。頭はスライ。他の団員は、盗賊A、B、C、Dがいる。恐るべき魔力を秘めるといわれている「バナナムーン」をいただくため、コパール城下町近郊に拠点を作る。その後、盗賊の罠にかかったニケ、ククリ、モンスターに乗っ取られた城を抜け出したミルカ姫と一緒にバナナムーン探しに出発する。
- R(リン)
- 世界共通の通貨単位。ちなみに1Rを日本円に換算すると50円である。
- グルグル暦
- グルグル世界における一般的な暦。ほかにトンビ暦、ゴエル暦が存在する。
アニメ
魔法陣グルグルは映画を含め3度に渡りアニメーション化されている。
1994年『魔法陣グルグル』
魔法陣グルグル初のアニメーション作品。1994年10月13日から1995年9月14日まで全45話が朝日放送制作・テレビ朝日系にて放映された。ストーリーは、第31話までが原作第4巻まで、第32話からはアニメオリジナルとなっている。アニメオリジナル部分にも、原作者のアイデアが豊富に散りばめられている。原作と同じように凝ったギャグが多く、アニメ作品としての意識が高かった。
- 最高視聴率 13.9%(1994年11月17日放映 第5話『ノコギリ山でダンジョン探検』)
- 平均視聴率 10.3%
広島(広島ホームテレビ)では20%を超えた回もあり。大阪・静岡(静岡朝日テレビ)も好調だった。ただ、その広島ホームテレビでは、プロ野球中継(広島東洋カープ主催ゲーム)を放送した関係で、後日(主に平日17:00台)に代替放送となる事もあり、最終回もこの例に該当した。なお、最終回はでは放送中に地震が発生し、地震情報のテロップが頻繁に流れていたが、広島地区では遅れ放送となったため、冒頭に遅れ放送告知のテロップが出ただけで、それ以外はほぼ通常状態での放送だった。
スタッフ
- 製作:本橋浩一(日本アニメーション)
- 企画・製作管理:本橋寿一(日本アニメーション)
- 音楽:中村暢之
- キャラクターデザイン:加瀬政広
- 美術監督:千葉みどり
- プロデューサー:依田正和 (ABC)、田中伸明(日本アニメーション)
- 監督:中西伸彰
- 脚本:小松崎康弘、小山眞弓、北条千夏、三井秀樹
- 演出:中西伸彰、藤本次朗、ワタナベシンイチ、石﨑すすむ、酒井伸次、高田淳、善聡一郎、川島宏
- 絵コンテ:中西伸彰、ワタナベシンイチ、酒井伸次、高田淳、藤本次朗、善総一郎、川島宏、石﨑すすむ、浦中和、小林常夫、佐藤浩史、斎藤次郎、松浦錠平
- 作画監督:武内啓、野口大蔵、岡迫亘弘、浜田勝、田中穣、加瀬政広、原憲一
- 音響監督:向山宏志
- 色彩設計:大平敬志
- 撮影監督:金沢章男、森口洋輔
- 原画:岩崎聖江、岩根雅明、夏目久仁彦、深澤学、尼野浩正、畑智司、河野利幸、長谷川順子、木下由美子、岩村幸子、武内啓、今川よしみ、永木龍博、古山匠、佐々木正勝、橋本淳一、志村泉、根岸博文、平林孝、野田泰宏、亀井隆、竹腰充保、原憲一、水野知己、高津幸央(ダイゾウプロダクション)、寺司重幸、春日久美子、菅野由美子、白石悟、伊藤武、細木隆浩、小島秀人、遠藤省三、河野一男、昆進之介、河尻牧子(スタジオヴィクトリー)、今野淑子、浜田勝、名村英敏、桜井ちから、片岡恵美子、森中正春、加藤美紀(サンシャイン・コーポレーション)、小沼克介、高橋任治、松野利晴、森川均、大西克美、大沢聡、安彦守(スタジオ雲雀)、三木マスオ、大西貴子、尾形雄二(アニメアール)
- 動画:岡江秀樹、笠原真佐枝、前川幸雄、内田覚、雨宮良太郎、鈴木富美子、野口洋子、森中リカ、吉武香、比志島ゆき、橋爪恵、原靖徳、竹谷みゆき、松田明広、早川千穂斗、臼井とみ子、今井豊、田口裕美子、阿部貴、村田美帆、三田宏美、柴田美和子、平林孝、島田賢志、猪俣正人、武内智宏、山本健一、中熊太一、吉田高幸、今井久、若菜宜典(ダイゾウプロダクション)、詍高実、大沢憲義、村山拓也、田中久子、河尻牧子、宮浦秀典、河野一男、遠藤省三、小島秀人、細木隆浩、白石悟、春日久美子、三浦一世(スタジオヴィクトリー)、坂道一茂、村田美帆、吉村涼子、竹原麻衣、市川菜美子、清水妙子(サンシャイン・コーポレーション)、斉藤徳明、宮井誠、妻藤一治、針金屋英郎、山形孝二、西沢登美江、佐多直哉、高津元弘、山代康規、森口真希、鈴木孝宏、松田博美、長谷川哲治、田中富美代(スタジオ雲雀)、(じゃんぐるじむ)
- 動画チェック:野田泰宏、片山基成、伊藤武、砂原昭一、黒川祥一、妻藤一也
- 彩色:森沢千代美、高橋直美、藤田淳子、堀沢まり子、小林康子、田所利恵、安藤由美子、粕谷正子、久保田滝子、工藤百合子、酒井雅代、袖木脇達己、吉田竹美、平林和広、米井ふじの、中釜かおる、平良ふみ子、矢島香(スタジオキリー)、(マキ・プロ)
- 背景:鈴木幸子、石山由紀、久野綾弓、久保田正宏、岡田誠、三枝孝行、牛島浩(スタジオアクア)、白石直子、平田憲司、平野一重、(アトリエローク)、(みにあーと)
- 美術監督補:宮内雅代
- 担当美術:川井憲(アトリエローク)
- 撮影:鳥越一志、松沢宏明、森夏子、藪下喜久、馬場知浩、橘高敬司、杉山幸夫、関戸宏樹、黒木康之、遠藤泰久、津村治彦、浅井千里(トランスアーツ)、阪本生長、松田昇、新宮啓一、千葉伸、河原英明、田村寛、武田祥貴(スタジオ・ウッド)、沖田英一、森里真由美、松永優子(珊瑚礁)
- 編集:名取信一、目黒広志、寺野剛
- ネガ編集:上遠野英俊
- 音響製作:東北新社、神部宗之、関口未来子
- 効果:フィズサウンド、庄司雅弘
- 選曲:合田豊
- 調整:田中和成
- タイトル:道川昭
- 現像:IMAGICA
- 番組宣伝:湯口充祐 (ABC)、梅村陽子 (ABC)
- 版権管理:西国晃
- 制作デスク:牛島浩、小竿俊一
- 制作進行:安形裕篤、永井裕二、岩崎秀則、平松巨規、下田久人、小久保厚、中井信貴、大林豪
- 制作協力:電通
- 制作:ABC、日本アニメーション
声の出演
メインキャスト
- ニケ:瀧本富士子
- ククリ:吉田古奈美
- キタキタおやじ:緒方賢一
- ギップル:高乃麗
- ゲイル:高木渉
- エナ:萩原果林
- 魔法オババ:山本圭子
- ウルガ13世:池田勝
- ルンルン:松井菜桜子
- 総裁:西川幾雄
- ザザ:石川寛美
- ミグ:こおろぎさとみ
- トマ、さっぱり妖精:神代知衣
- ジュジュ:天野由梨
- ラジニ:千葉耕市
- ゴチンコ:安西正弘
- ドキド:塚田正昭
- レイド:鳥海勝美
- ギリ:笹岡繁蔵、大友龍三郎
- ナレーター:横尾まり
その他
- 増岡弘、井上喜久子、藤本譲、城山堅、鈴木明子、関俊彦、小形満、田口昂、子安武人、宝亀克寿、荒川太郎、山下啓介、峰恵研、坂東尚樹、鈴木勝美、氷上恭子、稲葉実、亀山助清、大谷育江、山田妙子、納谷六朗、中博史、田原アルノ、長島雄一、石森達幸、中田和宏、大塚明夫、石塚運昇、遠藤勝代、成田剣、南杏子、辻親八、大川透、小野英昭、安井邦彦、伊藤美紀、喜田あゆみ、南央美、かないみか、磯辺万沙子、三木眞一郎、真殿光昭、水原リン、山崎たくみ、若月七緒、岡村明美、西村ちなみ、増田ゆき、本井英美、北村弘一、島田敏、桜井敏治、矢島晶子、小宮和枝、滝口順平、野上ゆかな、島香裕、岡野浩介、菊池いづみ、山口勝平、横山智佐、京田尚子、高橋美紀、斉藤昌、伊藤栄次、古澤徹、伊井篤史、立木文彦、中澤やよい、堀越真己、根谷美智子、池本小百合、金丸淳一、野本礼三、広瀬正志、藤原啓治、順不同
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 『MAGIC OF LOVE』(第1話~第31話)
- 唄:TOo's、作詩:Miss.tee+Nohzy、作曲:和泉ヒロ、編曲:和泉ヒロ
- 『晴れてハレルヤ』(第32話~第45話)
- 唄:奥井亜紀、作詩:奥井亜紀、作曲:奥井亜紀、編曲:小野寺明敏
- エンディングテーマ
-
- 『Wind Climbing ~風にあそばれて~』(第1話~第26話)
- 唄:奥井亜紀、作詩:奥井亜紀、作曲:奥井亜紀、編曲:小野寺明敏
- 『もう止まらない』(第27話~第45話)
- 唄:SLAP STICKS、作詩:多田紀彦、作曲:立井幹也
放送リスト
- 旅立ち! ニケとククリの大冒険
- 真の勇者は? コーダイ城決戦
- 強敵モンスターと初対決
- 急げニケ! さらわれたククリ
- ノコギリ山でダンジョン探検
- 洞窟のボス! カセギゴールド
- 恐るべき魔法! ベームベーム
- 怪奇! キタキタ踊りの伝説
- ククリの秘密 初めてのお友だち
- 闇の少女 かくされた魔法陣!
- 闇魔法結社 ククリは神様?
- ピンチ! グルグルが描けない
- 新たなる冒険! ゲルニ大陸
- 修行開始! ククリの山ごもり
- 極めろ! レベルアップへの道
- 魔王降臨! シュギ村絶体絶命
- 戦う魔法使い ジュジュの正体!
- 第一の封印 選ばれたニケ!
- 最後の修行! ククリ試練の時
- 奇跡! 二つの腕輪が出会う時
- さらばシュギ村! 旅立ちの時
- ブタの王子様 復活大作戦! 前編
- ブタの王子様 復活大作戦! 後編
- アッチ村騒動! 黒い絵本の怪
- 刺客! 魔界からの使者レイド
- レイド襲来! ラピの泉に願う
- ついに発見! 美しき妖精の村
- 炸裂! ククリのラブアタック
- 絶体絶命! 毒にやられた勇者
- 発見! 礼拝堂に残された遺産
- 旅立ち! 遺言に託された使命
- コッチ村のいけにえを救え!
- 目ざめろ光の力! ニケの修行
- ポトマ学園で魔法のお勉強!
- 作ろう! 伝説のグルグルパイ
- 魔法でバトル! 優勝は誰だ
- ククリに恋のライバル現る!?
- レベルアップだ! 奇蹟のネコ
- 風を呼びもどせ! 龍の住む谷
- 神秘! 村を救ったメケメケ様
- ゲイルとエナ…真の愛情物語
- 人魚の秘宝で結婚式パニック
- 打倒ギリ! パーティー結成へ
- レイドの挑戦! ニケ絶体絶命
- 最後の戦い 死闘! 魔王城決戦
1996年『劇場版 魔法陣グルグル』
1996年4月20日、TVアニメでの好評を受け、3本立て映画『少年ガンガン・劇場アニメフェスティバル'96』の中で公開された作品。同時上映は『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』『ハーメルンのバイオリン弾き』。原作者のアイデアによる完全オリジナルの短編。実は『魔法大決戦』というサブタイトルが存在するが、事情により付いていないとされる。ストーリーはアニメ第1作のその後として描かれている。動員人数は最高で約28万人、合計で約167万人。
スタッフ
- 製作:本橋浩一、千田幸信
- 企画:保坂嘉弘
- 製作管理:真木透、遠藤重夫
- 監督:中西伸彰
- キャラクターデザイン:加瀬政広
- 音楽:中村暢之
- 美術監督:千葉みどり
- プロデューサー:田中伸明
- 脚本:三井秀樹
- 作画監督:加瀬政広
- 録音演出:向山宏志
- 撮影監督:森口洋輔
- 色彩設計:大平敬志
- 編集:名取信一
- 原画:平松禎史、山本直子、宮崎なぎさ、門之園恵美、後藤圭二、長嶋陽子、佐々木正勝、中村裕之、橋本淳一、岸本誠司、今野淑子、山崎隆、近永早苗、山本佐和子、鷲田敏弥、粉川剛、三木磨須夫、佐藤好春
- 動画チェック:野田泰宏
- 動画:坂上まりこ、橋爪恵、岡田薫、中西順子、岩水孝幸、山崎博史、植村淳、原靖徳、後藤方美、竹谷みゆき、早川千穂斗、臼井とみ子、平林孝(はだしぷろ)
- 彩色:森沢千代美、高橋直美、工藤百合子、藤田淳子、矢島香、平林和広、宮本智恵美、原井智恵、石川香織、清水まり子、粕谷しずえ、児玉淳、平良芙美子、土屋裕美、浦山和恵、高木小百合(スタジオキリー)
- 背景:小林雅代、石山由紀、久野綾弓、牛島浩
- 撮影:阪本生長、松田昇、河原美明、田村寛(スタジオウッド)
- 音響製作:関朝美(東北新社)
- 効果:庄司雅弘(フィズサウンド)
- 選曲:合田豊
- 録音:安藤邦夫(アオイスタジオ)
- 技術協力:森幹生(コンチネンタルファーイースト株式会社)
- 現像:IMAGICA
- タイトル:道川昭
- 制作担当:岩崎秀紀
- ネガ編集:上遠野英俊
- 編集助手:目黒広志、寺野剛
- 制作:エニックス、日本アニメーション
声の出演
- ニケ:瀧本富士子
- ククリ:吉田古奈美
- ジュジュ:天野由梨
- ギップル:高乃麗
- キタキタおやじ:緒方賢一
- トマ、さっぱり妖精:神代知衣
- ハットン:千葉繁
- ビストン:二又一成
- バートン:堀内賢雄
- バグトン:塩屋浩三
- 教徒A:田原アルノ
- 教徒B:辻親八
- 教徒C:島香裕
- 教徒D:田口昂
- モッコロ長老:龍田直樹
- モッコロA:山崎たくみ
- モッコロB:本井英美
- メガロドラゴン:郷里大輔
- タテジワ隊長:鈴木勝美
- タテジワA:小形満
- タテジワB:坂東尚樹
- ナレーター:横尾まり
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 『金のトビラ』
- 唄:SATOMI KIHARA(木原さとみ)with RADIO HEART、作詞:衛藤ヒロユキ、作曲:衛藤ヒロユキ、編曲:衛藤ヒロユキ
- エンディングテーマ
-
- 『LOVE GOES』
- 歌:HIM、作詞:HIM、HIMK、作曲:HIM、編曲:HIM、YASUTAKA MIZUSHIMA
2000年『ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル』
通称ドキ伝、またはドキグル。再アニメ化希望の多さから再度アニメ化されたもの。2000年4月4日から2000年12月26日まで全38話がテレビ東京系にて放映された。
タイトルの頭部は、原作の連載誌「月刊少年ガンガン」で、読者から募集して決められた。ちなみに名付け親はかつて存在した「衛藤ヒロユキ公認ファンクラブ」の会員。
第1作から補完する目的もあり、ストーリーは原作第5巻から第11巻序盤までとなっている。第1作とは違い、今作では日本アニメーション初の完全デジタルアニメーションとなった。アニメオリジナルストーリーである第22話や第38話は原作者の手が大幅に加わっているとされる。
- 最高視聴率 6.3%(2000年12月26日放映 第38話(最終話)『ドキドキ 伝説は終わらない』)
- 平均視聴率 4.7%
ニケ役が前作の瀧本富士子から南央美に交代されており、公式には瀧本富士子のスケジュールの都合とされているが、交代の以前から瀧本富士子と所属事務所のアーツビジョンとの間にトラブルがあったことも知られている。また、日本アニメーションと日俳連(日本俳優連合)との二次使用料問題で組合員の出演が一部制限されたされたことや、ジュジュ役の天野由梨が引退(後に復帰)、ゴチンコ役の安西正弘が病気療養等、以上の理由で大幅に交代を余儀なくされている。前作からの声優交代は以下の通り。
- ニケ:瀧本富士子→南央美
- ジュジュ:天野由梨→荒木香恵
- レイド:鳥海勝美→久保田恵
- ゴチンコ:安西正弘→小和田貢平
- サーチアイ:三木眞一郎→赤石広樹
- バド:増岡弘→西松和彦
- レナ:井上喜久子→栗田ひづる
スタッフ
- エグゼクティブプロデューサー:本橋浩一(日本アニメーション)
- シリーズ構成:三井秀樹
- キャラクターデザイン:加瀬政広
- 美術監督:筒井典子
- 色彩設定:大平敬志
- 音楽:中村暢之
- 音響監督:加藤敏⇒三好慶一郎
- プロデューサー:東不可止 (テレビ東京)、横山真二郎(現dentsu)(創通エージェンシー)、遠藤重夫(日本アニメーション)
- 監督:高木淳
- 脚本:三井秀樹、松井亜弥
- 絵コンテ:高木淳、鈴木孝義、平山英嗣、酒井伸次、佐々木皓一、立場良、福島利規、太野和寿、北原健雄、大庭秀昭、上原秀明、森田浩光、中山敦史
- 演出:高木淳、鈴木孝義、中山敦史、酒井伸次、佐々木皓一、立場良、福島利規、上原秀明、森田浩光、鈴木輪流郎
- 作画監督:野口大蔵、武内あきら、梶浦紳一郎、新田敏夫、平岡正幸、本木久年、三木俊明、加瀬政広、浜田勝、柳瀬譲二、森亜紀子、船塚純子、北原健雄、水野知巳
- 動画チェック:前田伸子
- 撮影監督:間嶋秋信
- 編集:浜宇津妙子 (Production I.G)、名取信一、中野一穂
- ビデオ編集:東京現像所
- タイトル:道川昭
- タイトル協力:鈴木敏宏
- 音響効果:庄司雅弘(フィズサウンドクリエイション)
- 録音監督補:三好慶一郎
- 選曲:合田豊
- ミキサー:田中和成
- 録音スタジオ:三分坂スタジオ
- 録音制作:東北新社、田中信作
- 番組宣伝:小林亜加子⇒宮岡貞成
- 制作デスク:小林克規
- 設定制作:青山愛
- 制作進行:大崎正美、北村英治、平尾美穂、石川貴浩、櫛引康志、羽村亮、鈴木一功
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 製作:TV TOKYO、創通映像、日本アニメーション
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 『ダイナマイトヘブン』(第1話~第38話)
- 歌:2Shy4U、作詞:ハルユキ、作曲:ハルユキ、編曲:ハルユキ
- エンディングテーマ
-
- 『西の空へ』(第1話~第25話)
- 歌:Spoon、作詞:Yuko、作曲:Jun、編曲:Yasu Sugiyama
- 『Enjoy the party』(第26話~第38話)
- 歌:R'OSE、作詞:YUKI、作曲:SHIGEKI、編曲:SHIGEKI
放送リスト
- ワクワク! 冒険の朝
- いけいけ! 龍の定期便
- きてきて! ククリのお店屋さん
- なぜなぜ? 盗賊だった勇者様
- キラキラ! 光の剣は勇者の証
- だいだい発見! ミグミグ族の遺跡
- クルクル! たった一人の神の踊り子
- でたでたヨンヨン! 伝説の鳥
- ゾクゾク登場! モンスターいやーんばかーん
- クサクサ! 草の精霊モゲル
- またまたおでまし! こわい顔
- マジマジ復活!? 魔神サイレン
- ふわふわ! 飛ぶこどもたち
- ビクビク! 弟子入り? 盗賊団ガバ
- なになに! くりまんじゅうとカマドウマ!?
- どこどこ!? 幻の秘宝バナナムーン
- ごちゃごちゃパーティー! これ最強?
- ソロソロ 侵入コパール城!
- ヒョイヒョイ逃げる ヤな大臣まもの!
- ガーガーアヒルに汗ダック!?
- メラメラ! 勇者よ火を盗め
- ウキウキ! コパールの休日
- プカプカドラゴン へいのうえ?
- みろみろ! 空とぶナゾの船!
- しゃかしゃか踊る! ニコピョン族
- あらあらたいへん アラハビカ
- キロキロ ウニョラー! トッピロキー!
- なぞなぞ謎のホナスの泉!?
- アレアレ!? くるっと回って悪魔がバァー
- ワオワオおどろき! 魔境の遺跡
- ラブラブ! 恋するハート
- さあさあ行くぞ! 取り戻せパンフォス
- ガンガンいこうぜ! 大バトル
- げきげき大作戦! 歌って踊って
- ヘイヘイ! お目覚め夢みるハート
- バイバイ すてきなアラハビカ
- ビシビシ鍛えろ!? 光の勇者
- ドキドキ 伝説は終わらない
外伝
- 原作
- 全6本。
- 第2巻に1本、第3巻に2本、第4巻に2本、第13巻に1本。また外伝以外に番外編も数本ある。
- ドラマCD (1)
- 『魔法陣グルグル ~大迷惑! 熱血妖精の恩返し~』 ISBN 4-87025-805-6
- 少年ガンガン・コミックCDコレクション (5) として1995年3月24日に発売。原作者の原案による短編。ストーリーは冒険序盤にあたる。
- パッケージのアオリ文句「衛藤ヒロユキ原案・監修 完全オリジナルストーリー! マンガでは読めないぞ!」
- ドラマCD (2)
- 『魔法陣グルグル オリジナル・ドラマ ~水晶玉を取り戻せ! 暗闇の中は大コンランですゾ!!~』
- 1996年3月21日発売。ストーリーはアニメ第1作の終了後にあたる。
- 小説
- 『小説 魔法陣グルグル /~対決! マリオネード チャバイ村を救え!!~』 ISBN 4-87025-943-5
- 1997年1月31日発売。ストーリーはアニメ第2作の終盤にあたる。
関連商品
コミックス等
- 単行本『魔法陣グルグル』(全16巻) スクウェア・エニックス ISBN 4-87025-054-3
- フィルムコミック『TVアニメ版コミックス 魔法陣グルグル』(全5巻) エニックス
- 『魔法陣グルグルランド』エニックス ISBN 4-87025-730-0
- 『魔法陣グルグルランド2』エニックス ISBN 4-87025-834-X
- アニメ第1作
- 『魔法陣グルグル TVアニメ版スペシャル キャラクター大百科』エニックス ISBN 4-87025-808-0
- 『魔法陣グルグルふしぎ大図鑑』(テレビマガジングレート百科 51) 講談社 ISBN 978-4-06-323051-2
- 劇場版
- 『少年ガンガン 劇場アニメフェスティバル'96』エニックス ISBN 4-87025-884-6
- アニメ第2作
- 『ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル TVアニメ攻略BOOK』エニックス ISBN 4-7575-0265-6
- 絵本
- 『講談社のテレビ絵本 魔法陣グルグル』(全10巻) 講談社
- 『講談社のテレビ絵本 ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル』講談社 ISBN 4-06-344136-9
- 『魔法陣グルグル ぎんはがしゲームえほん』(たの幼TVデラックス 59) 講談社 ISBN 4-06-177459-X
- 『ポプラ社の新・小さな童話 アニメ魔法陣グルグル』ポプラ社 ISBN 4-591-04651-6
- 『ワコーのとびだすえほん・ゴールド版 魔法陣グルグル』ショウワワコー ISBN 4-948734-93-4
- ゲームブック
- 文庫本『ゲームブック 魔法陣グルグル』(エニックス文庫) エニックス ISBN 4-87025-857-9
映像ソフト
- DVD『魔法陣グルグル ぐるぐるBOX』(全2巻) バンダイビジュアル
- DVD『魔法陣グルグル劇場版』SME・ビジュアルワークス(現アニプレックス)
- DVD『Lucky Price★2000 魔法陣グルグル劇場版』SME・ビジュアルワークス(現アニプレックス)
- DVD『ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル』バンダイビジュアル
音楽ソフト
- サウンドトラック
- CD『魔法陣グルグル オリジナルサウンドトラック』(全2巻)ワーナーミュージック・ジャパン
- CD『ANIMEX1200 Special 魔法陣グルグル オリジナル・サウンドトラック [Limited Edition]』(全2巻)コロムビアミュージックエンタテインメント
- CD『魔法陣グルグル』(SFC版ゲーム・サントラ、全2巻)ソニー・ミュージックエンタテインメント
- イメージアルバム
- CD『魔法陣グルグル ~ ジミナ村の祭典~』ソニー・ミュージックエンタテインメント
- CD『魔法陣グルグル ~ キタキタおやじの逆襲~』ソニー・ミュージックエンタテインメント
- CD『魔法陣グルグル ~ 音の魔法陣~』ソニー・ミュージックエンタテインメント
- CD『魔法陣グルグル ~ キタキタ楽団の世直しツアー~』ソニー・ミュージックエンタテインメント
- ドラマCD
- CD『魔法陣グルグル ドラマCD ~大迷惑! 熱血妖精の恩返し~』エニックス
- CD『魔法陣グルグル オリジナル・ドラマ ~水晶玉を取り戻せ! 暗闇の中は大コンランですゾ!!~』ソニー・ミュージックエンタテインメント
PCソフト
- 『魔法陣グルグル スクリーンセーバー&壁紙集 for windows 3.1 & 95』タカラ
- 『魔法陣グルグル ~ふしぎクリック絵本~』(PCブック)アスペクト(現エンターブレイン) ISBN 4-89366-605-3
- 『魔法陣グルグル どきどきアニメコレクション』アスキー
ゲームソフト
脚注
外部リンク
- スクウェア・エニックス(原作連載元)
- 日本アニメーション(アニメ制作元)
- 전설의 마법 쿠루쿠루(韓国のアニメ放映元)
- 魔法陣天使(台湾のアニメ放映元)
- 魔法陣天使(台湾のVCD発売元)
- Dynamic Italia(イタリアの漫画・ビデオソフト出版元)
テレビ朝日系 木曜19:30枠(ABC制作枠) | ||
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平成イヌ物語バウ
(ここまではテレビ朝日制作) |
魔法陣グルグル
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テレビ東京系 火曜18:00枠 | ||
ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル
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