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'''ボイスオーバー''' ('''Voice Over''') とは、テレビ番組の[[ニュース番組]]や[[ドキュメンタリー]]などの外国人へのインタビューなどで、原語の外国語を小さくバックで流しつつ、翻訳された日本語を喋ること。'''V.O'''または'''VO'''と略される。
'''ボイスオーバー''' ('''Voice Over''') とは、テレビ番組の[[ニュース番組]]や[[ドキュメンタリー]]などの外国人へのインタビューや外国人の専門家などの参考発言や情報などで、原語の外国語を小さくバックで流しつつ、翻訳された日本語を喋ること。'''V.O'''または'''VO'''と略される。


[[吹き替え]]と混同されやすいが、ボイスオーバーの方が数段難しい。基本的に本人の言葉を会話の冒頭で少し聞かせつつフェードイン。最後は少し早めに切り上げ、本人の言葉で会話が終わるようにフェードアウトする。
[[吹き替え]]と混同されやすいが、ボイスオーバーの方が数段難しい。基本的に本人の言葉を会話の冒頭で少し聞かせつつフェードイン。最後は少し早めに切り上げ、本人の言葉で会話が終わるようにフェードアウトする。
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日本で上映される映画ではまず使われることは無い手法だが、例外的にたとえば映画・「[[ラストサムライ]]」は[[英語]]と[[日本語]]の会話が'''たがいに入り混じる'''内容であるため([[トム・クルーズ]]が日本語を、また[[渡辺謙]]が英語を話すシーンなどがある)、DVD版の日本語吹き替え音声にはボイスオーバー形式が採用されている。
日本で上映される映画ではまず使われることは無い手法だが、例外的にたとえば映画・「[[ラストサムライ]]」は[[英語]]と[[日本語]]の会話が'''たがいに入り混じる'''内容であるため([[トム・クルーズ]]が日本語を、また[[渡辺謙]]が英語を話すシーンなどがある)、DVD版の日本語吹き替え音声にはボイスオーバー形式が採用されている。


主に、[[ドキュメンタリー]]や情報番組においての注意点だが、海外の人々の生の発言(原語)を本当に理解している日本人は少ない。そのため、我々がそれらの番組から情報を得る際、ほとんどが翻訳された日本語に頼っている。にもかかわらず、実際には原語の内容とは一部、または全く内容の違う翻訳がなされている場合があるので注意も必要である。これはテレビ番組においての[[捏造]]問題、[[やらせ]]にもつながる。
== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[ヴォイス・オーヴァー (映画)]]
* [[ヴォイス・オーヴァー (映画)]]

2007年7月22日 (日) 03:07時点における版

ボイスオーバー (Voice Over) とは、テレビ番組のニュース番組ドキュメンタリーなどの外国人へのインタビューや外国人の専門家などの参考発言や情報などで、原語の外国語を小さくバックで流しつつ、翻訳された日本語を喋ること。V.OまたはVOと略される。

吹き替えと混同されやすいが、ボイスオーバーの方が数段難しい。基本的に本人の言葉を会話の冒頭で少し聞かせつつフェードイン。最後は少し早めに切り上げ、本人の言葉で会話が終わるようにフェードアウトする。

日本で上映される映画ではまず使われることは無い手法だが、例外的にたとえば映画・「ラストサムライ」は英語日本語の会話がたがいに入り混じる内容であるため(トム・クルーズが日本語を、また渡辺謙が英語を話すシーンなどがある)、DVD版の日本語吹き替え音声にはボイスオーバー形式が採用されている。

主に、ドキュメンタリーや情報番組においての注意点だが、海外の人々の生の発言(原語)を本当に理解している日本人は少ない。そのため、我々がそれらの番組から情報を得る際、ほとんどが翻訳された日本語に頼っている。にもかかわらず、実際には原語の内容とは一部、または全く内容の違う翻訳がなされている場合があるので注意も必要である。これはテレビ番組においての捏造問題、やらせにもつながる。

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