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'''ユリア'''('''Julia''')は、[[古代ローマ]]の氏族名(gens Julia)。またこの氏族に属する女性の[[人名|名]]。ユリア氏族からは[[ユリウス・カエサル]]および[[アウグストゥス]]が出て、帝政以降は皇帝の一族がユリウスを名乗ったため、皇族の女性の名前ともなった。[[英語]]では[[ジュリア]]となる。 |
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2007年3月14日 (水) 16:02時点における版
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ユリア(Julia)は、古代ローマの氏族名(gens Julia)。またこの氏族に属する女性の名。ユリア氏族からはユリウス・カエサルおよびアウグストゥスが出て、帝政以降は皇帝の一族がユリウスを名乗ったため、皇族の女性の名前ともなった。英語ではジュリアとなる。
歴史上の人物
歴史上では以下の女性が知られている。
マリウスの妻
ガイウス・マリウスの妻で独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルの叔母。父は孫と同名のガイウス・ユリウス・カエサルで兄は独裁官カエサルの父ガイウス・ユリウス・カエサル。
カエサルの姉妹
独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルには2人の姉妹がおり、区別のために姉を大ユリア、妹を小ユリアとも呼ぶ。このうち妹の小ユリアはマルクス・アティウス・バルブスと結婚し娘アティアをもうけた。この娘アティアはガイウス・オクタウィウスと結婚し、のちに初代ローマ皇帝アウグストゥスとして知られる息子ガイウス・オクタウィウス・トゥリヌス(のち独裁官カエサルの養子となりガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌス)の母となった。それゆえ小ユリアはアウグストゥスの祖母にあたる。
カエサルの娘
独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルと最初の妻、ルキウス・コルネリウス・キンナの娘コルネリアとの娘でポンペイウスの妻。
アウグストゥスの娘
初代ローマ皇帝アウグストゥスと2番目の妻スクリボニアの娘。娘のユリアと区別するための大ユリアとも。ユリア (アウグストゥスの娘)を参照。
アグリッパの娘
マルクス・ウィプサニウス・アグリッパとアウグストゥスの娘ユリアとの娘。母のユリアと区別するために小ユリアとも。ユリア (アグリッパの娘)を参照。
ユリア・アウグスタ
アウグストゥスの妻リウィア・ドルシラがアウグストゥスの死後贈られた名前。リウィアを参照。
リウィア・ユリア
大ドルススと小アントニアの娘でゲルマニクス、クラウディウスの姉妹。リウィッラを参照。
ユリア・ドムナ
ユリア・ドムナを参照。
フィクション上の人物
- ユリア (北斗の拳) - 「北斗の拳」登場人物。