湯野上温泉駅

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湯野上温泉駅
駅舎(2019年7月)
ゆのかみおんせん
Yunokami-onsen
芦ノ牧温泉南 (5.0 km)
(3.8 km) 塔のへつり
地図
福島県南会津郡下郷町大字湯野上字大島無番地
北緯37度18分14.4秒 東経139度53分42.6秒 / 北緯37.304000度 東経139.895167度 / 37.304000; 139.895167座標: 北緯37度18分14.4秒 東経139度53分42.6秒 / 北緯37.304000度 東経139.895167度 / 37.304000; 139.895167
所属事業者 会津鉄道
所属路線 会津線
キロ程 22.7 km(西若松起点)
電報略号 ユミ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
82人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1932年(昭和7年)12月22日[1]
備考 簡易委託駅
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会津田島方面ホームと駅舎
会津田島方面ホームと駅舎
会津若松方面ホームと保線機械留置線(右端)
会津若松方面ホームと保線機械留置線(右端)
待合室の囲炉裏と湯野上文庫
待合室の囲炉裏と湯野上文庫
以前に大内宿ツアーとして運行していた『猿游号』
以前に大内宿ツアーとして運行していた『猿游号』

湯野上温泉駅(ゆのかみおんせんえき)は、福島県南会津郡下郷町大字湯野上字大島にある会津鉄道会津線である。

茅葺き屋根の駅舎を有し(当駅以外では豊後中村駅のみ)、駅名標には「江戸風情と湯けむりの里」とある。茅葺き屋根は最寄りの観光スポットである大内宿の街並みになぞらえて第三セクター転換後にふかれたもの。待合室には茅の虫除けのためにも必要な囲炉裏があり、有人時間帯には火が入れられている。

これらの特徴から、2002年(平成14年)に東北の駅百選に選定され、2005年(平成17年)度には、日本鉄道賞・特別賞を授与された。

歴史[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する有人駅(朝から夕方のみ)で、列車交換が可能。簡易委託駅であり、駅業務を下郷町観光公社に委託している。

ホームは千鳥配置で、両方向の列車とも対向列車の手前側に停止する。駅舎は下りホーム(会津田島会津高原尾瀬口方面)側にあり、上りホーム(会津若松方面行)とは構内踏切で結ばれている。

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先
駅舎側 会津線 下り 会津田島会津高原尾瀬口方面
反対側 上り 会津若松喜多方方面

利用状況[編集]

  • 会津鉄道 - 2016年度の1日平均乗車人員は82人であった[3]
乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2000 118
2001 112
2002 112
2003 110
2004 93
2005 107
2006 107
2007 120
2008 134
2009 115
2010 107
2011 77
2012 99
2013 93
2014 68
2015 90
2016 82

その他[編集]

各種のサービスは、朝から夕方までの有人時間帯のみに限られる。

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

  • 湯野上温泉駅広田タクシー)※駅隣・駐車場内
    • 猿游号:大内宿行(4 - 11月運行)
  • 湯野上温泉駅前会津バス)※駅裏・国道121号線上

隣の駅[編集]

会津鉄道
会津線
快速「リレー号」
芦ノ牧温泉駅 - 湯野上温泉駅 - 塔のへつり駅
快速「AIZUマウントエクスプレス」・普通(「リレー号」含む)
芦ノ牧温泉南駅 - 湯野上温泉駅 - 塔のへつり駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、524頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「[列島ウイークリー]かやぶき屋根の駅舎」『読売新聞読売新聞社、1988年1月5日、夕刊、4面。
  3. ^ 第132回福島県統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]