海の森公園
海の森公園 Umi-no-Mori Park | |
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分類 | 海浜公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯35度36分26.4秒 東経139度48分29.4秒 / 北緯35.607333度 東経139.808167度座標: 北緯35度36分26.4秒 東経139度48分29.4秒 / 北緯35.607333度 東経139.808167度 |
面積 |
約149ha(陸域約95ha、水域約54ha) このうち森づくりエリアは約50ha[1] |
開園 | 2019年6月1日[2] |
設計者 | アーバンデザインコンサルタント |
運営者 | 東京都港湾局臨海開発部海上公園課 |
現況 | 建設中につき一部未開園(関係者以外の立ち入り不可) |
アクセス | 環境局中防合同庁舎前バス停から徒歩10分 |
公式サイト | 海の森公園 |
海の森公園(うみのもりこうえん、英: Umi-no-Mori Park[3])は、東京港の中心にある東京都江東区海の森に建設中の都立の海上公園(東京都港湾局所管)である。1973年(昭和48年)から1987年(昭和62年)にかけて埋め立てられた1,230万トンのごみと建設発生土の上に立地し、東京都区部で最も広い公園となる予定[4]。
概要[編集]
2005年(平成17年)2月24日に開催された第74回東京都港湾審議会において答申された構想である[5]。2007年から本格的に植樹を開始し、30年をかけて完成させる予定。
当地区では、1996年(平成8年)の全国植樹祭にて当時の天皇・皇后がお手植え・お手まきを行い[6]、2018年(平成30年)の第42回全国育樹祭では当時の皇太子・皇太子妃が手入れをした。
2020年東京オリンピックでは、総合馬術とカヌースプリント・ボート競技の会場として使われた。これに伴い馬術競技の仮設競技場の建設と、中央防波堤内側埋立地と同外側埋立地の間の水路を利用して海の森水上競技場の建設が行われ、海の森水上競技場は2019年5月までに施設が完成した[7]。
資源循環型の森作りを目標とするため、公園で使用されている堆肥は都内で剪定した枝葉をリサイクルして作っている。
当初、2020年東京オリンピックまでの開園予定となっていたものの、開園はその後延期され、2025年3月に全面開園予定となっている。
帰属[編集]
所在する中央防波堤内側埋立地の帰属に関して江東区と大田区が争い、東京都の和解案に対し大田区が反発して裁判を起こしていたが、2019年の東京地方裁判所判決において、海の森水上競技場を含む海の森公園部分が江東区に帰属することが定められ[8]、この判決を江東区・大田区の双方が受け入れる形で最終的に決着を見た[9]。
脚注[編集]
- ^ 海の森リーフレット日本語版
- ^ 令和元年東京都告示第72号「東京都立海上公園の区域及び面積」 (PDF) 『東京都公報』第16862号(2019年5月30日)3頁
- ^ 海上公園ガイド英語版
- ^ 第1章 海の森(仮称)の位置付け - 中央防波堤内側 海の森(仮称)構想 答申概要東京都港湾局
- ^ 海の森(仮称)構想 答申 東京都港湾局
- ^ 「東京に水と緑の回廊をつくる「海の森」プロジェクト始動!」(HTML)『東建月報』第715巻、東京建設業協会、2007年11月、2020年2月4日閲覧。
- ^ “海の森水上競技場を公開 五輪ボート、カヌー会場”. 日本経済新聞 (2019年6月15日). 2019年7月17日閲覧。
- ^ "東京湾埋立地、江東区に8割帰属 大田区との訴訟判決". 日経電子版. 日本経済新聞社. 20 September 2019. 2020年2月4日閲覧。
- ^ 『中央防波堤埋立地の帰属について』(HTML)(プレスリリース)東京都江東区、2019年10月18日 。2020年2月4日閲覧。