江戸川区陸上競技場

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江戸川区陸上競技場
スピアーズえどりくフィールド[1]
江戸川区陸上競技場
江戸川区陸上競技場の位置(東京都区部内)
江戸川区陸上競技場
施設情報
所在地 東京都江戸川区清新町2丁目1−1
位置 北緯35度39分18.62秒 東経139度51分8.76秒 / 北緯35.6551722度 東経139.8524333度 / 35.6551722; 139.8524333座標: 北緯35度39分18.62秒 東経139度51分8.76秒 / 北緯35.6551722度 東経139.8524333度 / 35.6551722; 139.8524333
開場 1984年6月
所有者 江戸川区
運用者 株式会社オーエンス
グラウンド 天然芝
照明 照明塔4基
大型映像装置 なし。簡易電光表示板1基
使用チーム、大会
クボタスピアーズ船橋・東京ベイJAPAN RUGBY LEAGUE ONE
日本フットボールリーグ
東京23フットボールクラブ関東サッカーリーグ
関東大学リーグ
収容人員
メインスタンド2,200人+バックスタンド2,750人+両ゴール裏芝生席2,000人
アクセス
下記参照

江戸川区陸上競技場(えどがわくりくじょうきょうぎじょう)は、東京都江戸川区清新町にある区立の陸上競技場である。2023年4月1日からクボタネーミングライツを取得しており、「スピアーズえどりくフィールド」の愛称を用いている(後述)。施設は江戸川区が所有し、株式会社オーエンス[2]指定管理者として運営管理を行っている。

沿革[編集]

Jリーグ発足準備時には、三菱自動車工業サッカー部(現浦和レッドダイヤモンズ)が本施設を改築の上で本拠地とする構想があったが、スタジアムの施設スペース上の問題からスタンド増設が出来ず、Jリーグ側の設定する収容人員を確保できないため断念された。

日本フットボールリーグでは、江東区猿江に練習場・クラブ施設をおいていた東京ガスサッカー部がホームゲームを開催していた。1999年、東京ガスサッカー部がFC東京としてプロ化して、Jリーグ ディビジョン2 (J2)へ参加した際も、調布市東京スタジアム(現:味の素スタジアム)がまだ建設中だったことから西が丘駒沢とともに暫定的なホームスタジアムとして使用された(2000年Jリーグカップ(ヤマザキナビスコ杯)でも使用)。1999年のJリーグカップでは、7月24日に開催された準々決勝の第2戦でFC東京と横浜F・マリノスが江戸川で対戦し[3]、観戦チケットは前売りで完売となり、観客数は5208人を記録した。2004年にはスペインのサッカークラブ、レアル・マドリードの公開練習会場にも使用され、デビッド・ベッカムジネディーヌ・ジダンの姿が見られた。

2023年3月30日、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEクボタスピアーズ船橋・東京ベイを運営するクボタがネーミングライツパートナーに選定され、同競技場呼称「えどりく」と「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」の愛称「スピアーズ」を併せた「スピアーズえどりくフィールド」と愛称が命名された[1][4]。契約期間は、2023年4月1日から2026年3月31日までの3年間。

2024年(令和6年)1月5日から(計画当初は2023年12月18日から)4月5日まで、陸上競技場トラック第三種公認への改修工事のため、施設利用ができない[5]

主なイベント・大会[編集]

ラグビー[編集]

サッカー[編集]

陸上競技[編集]

  • 高体連第2・3支部の春季競技会・支部予選会・学年別大会・夏季競技会・新人大会・秋季競技会

その他[編集]


改修計画[編集]

2020年12月12日、ジャパンラグビートップリーグクボタスピアーズが2022年1月開幕予定のラグビー新リーグJAPAN RUGBY LEAGUE ONEでのホームスタジアム第一候補を同競技場に定め、スタンドの増設を含めた改修に向け、江戸川区との調整中と発表[7]。 

施設概要[編集]

  • 収容人員 6,950人(メイン(2,200人)とバックスタンド(2,750人)は座席、ゴール裏(2,000人)は芝生席)
  • ナイター照明設備4基(鉄塔式)
  • 日本陸上競技連盟第3種公認
  • トラック 全天候型400m×8レーン、3,000m障害コース等
  • 中央に天然芝フィールド(105×70m、サッカーやラクロス、ラグビーの公式戦が開催可能)
  • 得点掲示板(2007年まではパネル式だったが、2008年に電光掲示板に変更)
  • メインスタンドアウェイ側には独立した小さなスタンドがある

アクセス[編集]

周辺のスポーツ施設[編集]

フォトギャラリー[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 試合開催時には仮設のピッチサイド席を設けている[6]
  2. ^ 本拠地の三ツ沢公園球技場が整備中の時期にほぼ年1回のペースで開催していた
  3. ^ 1993年の第4回が駒沢、2008年の第19回が長居陸上競技場を使用した以外は、2022年までの32回中30回が江戸川区陸上競技場で開催されている

出典[編集]

  1. ^ a b 2023年(令和5年)3月30日 江戸川区陸上競技場 愛称は「スピアーズえどりくフィールド」 江戸川区
  2. ^ 株式会社オーエンス
  3. ^ F・マリノスが2-0で勝利したが、第1戦との合計スコアで3-2としたFC東京が準決勝へ進出。
  4. ^ 江戸川区陸上競技場のネーミングライツパートナー及び、愛称の決定について . 東京23フットボールクラブ(2023年3月31日). 2023年4月6日閲覧。
  5. ^ athletics1512 (2023年12月2日). “陸上競技場トラック第三種公認更新工事のお知らせ更新 – 江戸川区陸上競技場”. 2023年12月11日閲覧。
  6. ^ 湾岸のオレンジ軍団が目指すものークボタスピアーズ会見から読み解く新リーグ . ラグビーよもやまぶろぐ(2021年10月14日). 2022年9月8日閲覧。
  7. ^ ラグビーのクボタ 本拠地候補に江戸川区陸上競技場 1万5000人収容への改修を区と調整 . 中日スポーツ(2020年12月12日). 2020年12月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]