永沢道雄

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永沢 道雄(ながさわ みちお、1930年9月2日 - 2010年2月2日[1])は、日本のノンフィクション作家翻訳家

「戦争体験を掘り起こす会」運営委員などを務めた。

生涯[編集]

東京出身。人事院勤務ののち、朝日新聞に移籍し整理本部長、編集委員、朝日カルチャーセンター(東京)講座部長を歴任。

2010年2月2日、多臓器不全のため死去[1]

著書[編集]

  • 『「不戦兵士」小島清文』(朝日ソノラマ) 1995.2
  • 『ひよっこ特攻 ハイテク艦隊 vs 複葉機特攻』(光人社NF文庫) 1997.7
  • 『海底の沈黙 「回天」発進セシヤ』(日本放送出版協会) 1999.8
  • 『大都市が震えた日 安政大地震関東大震災阪神淡路大震災』(朝日ソノラマ) 2000.8
  • 学徒出陣の記録 海軍飛行予備学生青春の軌跡』(光人社) 2001.5
  • 『中国大陸徒歩四六〇〇キロの戦場体験』(光人社) 2002.7 のち文庫
  • 『なぜ都市が空襲されたのか』(光人社) 2003.1
  • 『戦艦「大和」暗号士の終戦 一海軍予備学生のフィリピン戦記』(光人社NF文庫) 2003.6
  • 『日本人はどこで歴史を誤ったのか』(光人社) 2003.11、のち文庫
  • 『特攻総決算 なぜ特攻隊だったのか』(光人社) 2004.11
  • 『大正時代 現代を読みとく大正の事件簿』(光人社) 2005.11
  • 『なぜこれほど歴史認識が違うのか 日中関係の光と影』(光人社) 2006.11
  • 戦艦大和と日本人 戦艦大和とは日本人にとって何なのか』(光人社) 2007.8、のち文庫
  • 『昭和ひとけた時代 1926~1935』(光人社) 2008.6
  • 『昭和を彩った女たち 激動の時代を生きた38人の哀歓とロマン』(光人社) 2009.6

翻訳[編集]

  • 西太后』全11巻(高陽、鈴木隆康共訳、朝日ソノラマ) 1994 - 1995
  • 『リピカ』(イースー、陳澤禎共訳、ベネッセコーポレーション) 1997.9
  • 『シンガポール陥落』(フランク・オーエン、光人社NF文庫) 2007.10

脚注[編集]

  1. ^ a b 『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ) 2012年 p.429

参考[編集]