水間観音駅

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水間観音駅*
駅舎(2019年5月)
みずまかんのん
Mizumakannon
三ヶ山口 (0.4 km)
地図
所在地 大阪府貝塚市水間260
北緯34度24分11.35秒 東経135度23分8.29秒 / 北緯34.4031528度 東経135.3856361度 / 34.4031528; 135.3856361座標: 北緯34度24分11.35秒 東経135度23分8.29秒 / 北緯34.4031528度 東経135.3856361度 / 34.4031528; 135.3856361
所属事業者 水間鉄道
所属路線 水間線
キロ程 5.5 km(貝塚起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗降人員
-統計年次-
1,434人/日
-2019年-
開業年月日 1926年大正15年)1月30日[1]
*2009年6月1日 水間駅より改称
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水間観音駅(みずまかんのんえき)は、大阪府貝塚市水間にある[1]水間鉄道水間線で同線の終着駅である[2][3]。古刹水間寺への最寄駅となっている[4]。第1回近畿の駅百選認定駅[5]

歴史[編集]

駅構造[編集]

行き止まりの島式ホーム1面2線と、さらに1番線の線路の脇にもう1つのホームのある2面2線の地上駅。列車は主に1番線より出発するが、車両交換時や臨時列車などは2番線から出発することもある。

駅舎は開業当時からのもので、水間寺にちなんだ二重塔のデザインとなっており[3][5]1999年(平成11年)には国の登録有形文化財に登録されている[4]。2018年(平成30年)には「苔玉の駅」としてのブランド化を見据えた駅舎のリニューアルが行われた[6][7]

1番線のそばにはカフェ「まち愛Cafe みずがめ庵 和」がある[1][11][12]

駅の裏手には501形電車(元南海1201形電車)1両が静態保存されている。

のりば[編集]

番線 路線 行先 備考
1 水間線 貝塚方面
2 一部列車のみ

利用状況[編集]

「大阪府統計年鑑」によると、2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員1,434人(乗車人員:711人、降車人員:723人)である。

近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り。

年次 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
出典
2010年 1,463 738 [* 1]
2011年 1,386 700 [* 2]
2012年 1,312 662 [* 3]
2013年 1,444 726 [* 4]
2014年 1,441 711 [* 5]
2015年 1,445 713 [* 6]
2016年 1,414 699 [* 7]
2017年 1,379 682 [* 8]
2018年 1,370 680 [* 9]
2019年 1,434 711 [* 10]

駅周辺[編集]

水間寺(水間観音)は当駅の南およそ600 mほど、徒歩で約10分の場所に位置する[3]正月三が日)には水間寺への初詣の客により、駅付近は賑わいを見せる[4]

また、市域南部への玄関口となっており、コミュニティバスや送迎バスが発着している。

  • 松葉温泉 滝の湯
  • 奥水間温泉
  • 大阪府立少年自然の家
  • かいづか いぶき温泉
  • かいづか いぶきヴィレッジ

バス路線[編集]

駅前および駅沿いを通る道路上に貝塚市コミュニティバス(は〜もに〜ばす)「水間観音駅」停留所があり、下記の路線が乗り入れる。

  • 黄バス:奥水間、蕎原、秬谷方面
  • 黄バス:東山方面
  • 緑バス:和泉橋本駅イオン貝塚店前、橋本団地方面(※データイムはコミバスとして運行し、経路が若干変わるほか貝塚市役所まで向かう)

隣の駅[編集]

水間鉄道
水間線
三ヶ山口駅 - 水間観音駅

脚注[編集]

本文中の出典[編集]

  1. ^ a b c d e 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、79頁。ISBN 978-4-8022-0259-6 
  2. ^ “工藤あやの鉄道1両貸し切りヒット願う車掌姿で笑顔”. 日刊スポーツ. (2017年11月11日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201711110000507.html 2022年1月4日閲覧。 
  3. ^ a b c “懐かしい15分の旅 村井美樹さん”. 東京新聞 TOKYO Web. (2020年7月14日). オリジナルの2020年9月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200902230138/https://www.tokyo-np.co.jp/article/42358 2021年8月1日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f 街の駅再発見 近畿の駅百選 水間駅”. 大阪日日新聞 (2003年3月3日). 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
  5. ^ a b c “【関西プチ遺産】「信号機支配」の中でゆったりした時間が流れる「水間観音駅」(大阪府貝塚市)”. 産経ニュース. (2018年4月8日). https://www.sankei.com/article/20180408-GSHT72QBIZOW3NGRBWCLYL6GG4/ 2021年8月1日閲覧。 
  6. ^ a b c 2メートルの大苔玉を配置、95周年へ向けた水間鉄道活性化「水間観音駅リニューアル」』(PDF)(プレスリリース)グルメ杵屋、2018年12月14日https://gourmet-kineya-hd.co.jp/contents/pdf/20181214mizuma.pdf2022年1月4日閲覧 
  7. ^ a b c “大阪に「苔玉の駅」登場 大小1000個の苔玉”. 産経ニュース. (2018年12月24日). https://www.sankei.com/article/20181224-GKK7OZ3UAJIRVIFP5ICIIZHG4U/ 2022年1月4日閲覧。 
  8. ^ 水間鉄道水間駅舎 - 文化遺産オンライン文化庁
  9. ^ いよいよ水間鉄道にPiTaPaが導入されます! (PDF)
  10. ^ うどん店「金胡麻木うどん」オープン”. 水間鉄道株式会社. 2023年6月27日閲覧。
  11. ^ まち愛Cafe みずがめ庵 和 (PDF) - 貝塚市障害児者施設連絡会
  12. ^ “苦境の私鉄ローカル線、松平健さん主演ドラマで救う…制作資金1千万円集まる”. 読売新聞オンライン. (2021年11月22日). オリジナルの2021年11月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211123182333/https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211122-OYT1T50102/ 2022年1月4日閲覧。 

利用状況の出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]