水野秀方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

水野 秀方(みずの ひでかた、明治8年〈1875年〉 - 昭和19年〈1944年〉)とは、明治時代から昭和時代にかけての女性浮世絵師

来歴[編集]

水野年方の門人。本姓は市川。後に年方の妻となって水野姓を名乗り秀方と号す。

作画期は明治後期から昭和にかけてで、主に女性らしい肉筆浮世絵美人画挿絵を描いた。

明治40年(1907年)12月に博文館から刊行された『幼年画報』第2巻16号の「オ祖父サン」という挿絵などを、市川秀方の名義で描いている。

女性でありながら年方門下の塾頭となり、年方の没後も塾を経営し、秀方自身も画名を上げ各種の画会において受賞を果たした。享年70。

作品[編集]

  • 「つげの花」 絹本著色 福富太郎コレクション資料室 明治30年代
  • 「西王母図」 紙本淡彩
  • 「舟渡図」  絹本着色
  • 「家庭の花」 錦絵12枚揃 明治40年

参考文献[編集]