水戸茂雄

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水戸茂雄(みと しげお)は、日本のルネサンス・バロックリュート奏者、バロック・ロマンティックギター奏者、テオルボ奏者、ビウエラ奏者。

スペイン国立オスカル・エスプラ音楽院、及びマドリッド王立音楽院に学ぶ。バロック音楽の歴史的演奏様式の基礎を音楽学者のオルガニスト、チェンバリストであるW.R.タルスマ、リュート、テオルボ、バロックギター、ビウエラ及び通奏低音奏法をホセ・ミゲル・モレノ、ホプキンソン・スミスらに師事。現在、海外及び日本各地でソロリサイタルやリュート講習会、ビウエラ講習会を行うなどリュートの第一人者として活動している。

また、東京音楽大学、桐朋学園、洗足学園などでの招待講師を務める。

著書に『リュート教則本』ルネサンス編、バロック編上下の3巻,『バッハ リュート作品集』、CDに『バッハ,ヴァイス リュート作品集 Vol.1、Vol.2』、『ビウエラ音楽Vol.1 おお 栄光の聖母, ビウエラ音楽Vol.2 もしもイルカ達が愛に死すなら』、『フランスバロック音楽Vol.1夢みる人,Vol.2誇り高き貴婦人』、『リュート音楽によるヨーロッパ巡りPart1ルネサンス時代、Part2 バロック時代、Part3 テオルボ』などがある。

CD『バッハ、ヴァイスリュート作品集Vol.2』はレコード芸術誌で特選盤、『フランスバロック音楽Vol.2誇り高き貴婦人 』はレコード芸術誌で準推薦盤に選ばれる。

日本ビウエラ協会理事、N&S古楽研究会主宰。

東京音楽大学、同大学院非常勤講師、同大学院付属民族音楽等特別社会人講座講師

著作[編集]

  • 『ルネサンスリュート教則本』(1992年)
  • 『バロックリュート教則本』上・下(1993年)
  • バッハ リュート作品集』(2001年)
  • 『リュートのための組曲BWV1007』

監修[編集]

録音[編集]

  • 『J.S.バッハ S.L.ヴァイスリュート作品集 Vol.1』
  • 『J.S.バッハ S.L.ヴァイスリュート作品集 Vol.2』「レコード芸術誌」特選盤
  • 『O gloriosa domina  おお 栄光の聖母』(スペイン・ビウエラ音楽vol.1)
  • 『エンデチャ もしもイルカたちが愛に死すなら』(スペイン・ビウエラ音楽vol.2)
  • 『夢みる人』フランスバロックリュート音楽Vol.1
  • 『誇り高き貴婦人』フランスバロックリュート音楽Vol.2「レコード芸術誌」準推薦選盤
  • 『リュート音楽によるヨーロッパ巡り Part I ルネサンス時代』
  • 『リュート音楽によるヨーロッパ巡り Part II バロック時代』
  • 『リュート音楽によるヨーロッパ巡り Part III テオルボ』

外部リンク[編集]