東雁来

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東雁来
東雁来の位置(札幌市内)
東雁来
東雁来
東雁来の位置
北緯43度05分19.88秒 東経141度25分6.46秒 / 北緯43.0888556度 東経141.4184611度 / 43.0888556; 141.4184611
日本の旗 日本
都道府県 北海道
市町村 札幌市
行政区 東区
人口
2017年(平成29年)1月1日現在[1]
 • 合計 7,795人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
007-0829,0030〜0034
市外局番 011[2]
ナンバープレート 札幌
東雁来町
日本の旗 日本
都道府県 北海道
市町村 札幌市
行政区 東区
人口
2017年(平成29年)1月1日現在[1]
 • 合計 374人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
007-0820
市外局番 011[2]
ナンバープレート 札幌

東雁来(ひがしかりき)とは、札幌市東区にある地名である。同区内の東端に位置し、豊平川左岸に沿って広がる。札樽自動車道国道274号国道275号といった大きな道路に接しており、交通利便性に優れている[3]

雁来新川以北の地域は東雁来町となっている。東雁来町の一部は豊平川の対岸まで広がり、白石区江別市と接している。また、東雁来町のうち雁来新川流域一帯を指して豊畑(とよはた)と呼ぶ[4]

歴史[編集]

地名の由来[編集]

雁来の名は枯木があったから、実際にが飛来したから、対雁から来た民が拓いたからなど諸説あり、正確な由来は不明。

沿革[編集]

古くはアイヌ語で「ユミンタラ(シカの遊び場)」と呼ばれていた[5]

1871年(明治4年)、陸前国遠田郡馬場谷村から農民21戸が対雁に入植を試みるも成功せず、そのうち19戸が1873年(明治6年)に転居して雁来村の基礎を造った[5]

1935年(昭和10年)ごろ、佐藤という宮司が「この辺りをすばらしい豊かな畑にしようではないか」と言って一帯を「豊畑」と名づけた[4]。しかし一帯は泥炭地で水はけが悪かったため、苗穂刑務所の囚人たちによって手掘りの排水路「雁来新川」が造られ、土地の改良に貢献することとなった[4]

1955年(昭和30年)3月1日、札幌村の札幌市への合併に伴い、「札幌村字雁来村」となっていた一帯もすべて同市の一部となる[5]

1985年(昭和60年)に住居表示の実施によって「東雁来○条○丁目」式の町名が誕生し、以後も漸次進行していく[6]

1996年(平成8年)10月9日、「東雁来第2土地区画整理事業」が告示され、大規模な再開発が始まる[3]

住所[編集]

町丁 郵便番号
東雁来1条1丁目 007-0821
東雁来2条1丁目 007-0822
東雁来3条1丁目 007-0823
東雁来4条1丁目 007-0824
東雁来5条1丁目 007-0825
東雁来6条1丁目〜3丁目 007-0826
東雁来7条1丁目〜3丁目 007-0827
東雁来8条1丁目〜4丁目 007-0828
東雁来9条1丁目〜4丁目 007-0829
東雁来10条1丁目〜4丁目 007-0030
東雁来11条1丁目〜4丁目 007-0031
東雁来12条2丁目〜4丁目 007-0032
東雁来13条2丁目〜4丁目 007-0033
東雁来14条2丁目〜4丁目 007-0034
東雁来町○番地 007-0820

施設[編集]

東雁来の施設[編集]


東雁来町の施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 札幌市 (2017年3月15日). “人口統計”. 札幌市. 2017年3月20日閲覧。
  2. ^ a b 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧” (PDF). 総務省. p. 1. 2016年5月4日閲覧。
  3. ^ a b 札幌市 - 東雁来第2土地区画整理事業
  4. ^ a b c 『札幌地名考』p.65
  5. ^ a b c 『札幌地名考』p.61
  6. ^ 札幌市 - 住居表示実施地区-東区

参考文献[編集]

外部リンク[編集]