東京都道431号角筈和泉町線

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東京都道431号標識
西新宿四丁目交差点
笹塚三丁目付近(2011年9月)

東京都道431号角筈和泉町線(とうきょうとどう431ごう つのはずいずみちょうせん)は、東京都新宿区杉並区を結ぶ特例都道である。甲州街道国道20号)と完全に平行に走っているため、泉南交差点から和泉二丁目交差点までの狭隘区間を除き、甲州街道の交通量の分散にも役立っている。 和泉給水所から淀橋浄水場を結んでいた玉川上水新水路の跡を埋め立ててつくられたため、水道道路と呼ばれている。角筈は現在の西新宿と新宿駅近辺の旧地名。

かつての水路が埋め立てられて整備された道路であるため、現在は地下に水路や大きな水道管がある訳ではない。ただし沿道給水のための水道管は埋められている。

起点・終点[編集]

通過する自治体[編集]

経路[編集]

道路の特徴[編集]

玉川上水新水路は和泉給水所と淀橋浄水場とを一直線で結び、土地の高低は土手を築いて調整して水路を作ったため、その跡地を利用した水道道路は一直線で、土手を取り去った中野通り(鮫洲大山線)との交差点付近を除いて起伏もほとんどないのが特徴である。

また、水路を横切る南北の交通を維持するため水路には16の橋が架けられ、土手には3つのトンネルが穿たれた。橋には淀橋浄水場側から順次番号が付けてあり、二号橋は十二社通りとの交差点の位置に、三号橋は山手通りとの交差点の位置にあり、環七通りとの交差点の位置には十五号橋があった。なお、六号橋を通った道路には六号通商店街が、七号橋跡にはバス停「七号通り」が、十号橋を通った道路には十号通商店街があり、今にその名をとどめている。また、3つのトンネルのうち、中野通りとの交差点の位置にあったトンネルは土手とともに取り払われて今は平面交差になっているが、東の渋谷区本町六丁目の帝京短期大学の南にある本町隧道(ほんまちずいどう)と、そのまた東にある本村隧道(ほんむらずいどう)の2つは今も使われている。

東端では東京都道新宿副都心二号線(南通り)につながる。

ギャラリー[編集]

沿道の施設[編集]

  • 渋谷区幡ヶ谷
    • 都営幡ヶ谷二丁目アパート
    • 幡ヶ谷社会教育会館
    • 幡ヶ谷区民会館
    • 七号通り公園
    • 幡ヶ谷第三公園・幡ヶ谷公衆トイレ
  • 杉並区方南
    • 杉並合同庁舎

関連[編集]