昭和山

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昭和山
昭和山山頂
昭和山山頂
標高 33 m
所在地 大阪市大正区千島二丁目7番
位置 北緯34度38分56.11057秒 東経135度28分26.79494秒 / 北緯34.6489196028度 東経135.4741097056度 / 34.6489196028; 135.4741097056座標: 北緯34度38分56.11057秒 東経135度28分26.79494秒 / 北緯34.6489196028度 東経135.4741097056度 / 34.6489196028; 135.4741097056
山系 (独立峰)
種類 人工山
昭和山の位置(大阪市内)
昭和山
昭和山
昭和山 (大阪市)
昭和山の位置(大阪府内)
昭和山
昭和山
昭和山 (大阪府)
プロジェクト 山
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千島公園
千島公園(昭和山)入口
分類 総合公園
所在地
大阪府大阪市大正区千島二丁目7番
面積 112,034平方メートル
開園 1976年
運営者 大阪市
アクセス 大阪シティバス 大正区役所前バス停
事務所 港・大正公園事務所
事務所所在地 大阪市港区田中3-1 八幡屋公園
備考 千島公園内に整備されている山は昭和山と呼ばれている。
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昭和山(しょうわざん)は、大阪市大正区千島二丁目にある人工の。標高33メートル。山の周囲は千島公園(ちしまこうえん)として整備されている。

概要[編集]

山のある大正区千島の一帯には大正時代に貯木場や製材工場が建設され、木材工業の街を形成していた。しかし地盤沈下の影響で貯木場の機能が低下したこともあり、貯木場や製材工場は1960年代住吉区(現・住之江区)平林に移転した。大阪市は1969年、貯木場跡地に「港の見える丘」として人工山を中心とした公園を造成し、公園の周囲に公団住宅や官公庁・公共施設を配置する「千島計画」を発表した。

大阪万博を控えて大阪市営地下鉄の路線整備が急速に進んでいたという建設当時の背景から、地下鉄建設工事で出た残土約170万立方メートルを使用して山が建設された。1970年11月30日に記念植樹式がおこなわれ、式典会場でこの山を「昭和山」と命名することが発表された。昭和山の名称は、昭和年間に建設された山ということに由来している。また、1974年に公園内にある千島体育館が開設された。

その後山の周囲約11.2ヘクタールを整備し、1976年4月1日に千島公園が開園した。公園内にはツツジ約5万本やソテツをはじめとした亜熱帯植物などが植えられている。その後1987年には、昭和山・千島公園一帯に咲いているツツジが区民に親しまれているとして、ツツジが大正区の花に選定された。

昭和山は建設当時、大阪市では最も標高が高い場所となっていた。その後鶴見緑地内に鶴見新山が建設されたことで、大阪市内最高峰は鶴見新山に譲り、昭和山は大阪市で2番目に標高が高い場所となっている。

大正内港千歳渡船船上)より

交通[編集]

※駐車場は設置されていない。

周辺施設[編集]

参考資料[編集]

  • 新修大阪市史』 本文編 第一巻、大阪市史編纂所編、1988年。
  • 『大正区史』大阪都市協会編、大正区制施行五十周年記念事業委員会、1983年

外部リンク[編集]