庄川大仏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯36度34分15.6秒 東経136度59分19.7秒 / 北緯36.571000度 東経136.988806度 / 36.571000; 136.988806

庄川大仏

庄川大仏(しょうがわだいぶつ)は、富山県砺波市庄川町金屋の光照寺にあるコンクリート製の阿弥陀如来座像。金屋大仏、十万納骨大仏とも呼ばれる。高岡大仏小杉大仏と共に越中三大仏の一つ[1]

概要[編集]

富山県小杉町(現 射水市)出身のこて絵師で、名工といわれた竹内源造の遺作である[1]。高さ 10.2メートル(蓮台含む)、顔の長さ 2.2m、鼻の高さ 23cm[1]。青銅色のため、一見青銅製に見えるが、コンクリート製である[2]。別名の「十万納骨大仏」は、大仏に10万体の遺骨を混ぜたコンクリートが使用されていることに由来するという[1]。ただし、本当に10万体の遺骨が混ぜられているかどうかは定かではない。このように遺骨を混ぜたコンクリート製の大仏は、他にも別府大仏大分県別府市1928年建立・1989年取り壊し)などがある。

建立された地名から金屋大仏と呼ばれていたが、1982年昭和57年)に施工された補修工事後、名称を庄川大仏に変更した[1]

歴史[編集]

  • 1930年(昭和5年)5月 - 計画
  • 1932年(昭和7年)6月 - 建立
  • 1982年(昭和57年) - 補修工事施工[1]
  • 2011年平成23年) - 砺波市教育委員会制定「ふるさと文化財」に選定される[1]
  • 2014年(平成26年) - 2度目の補修工事施工[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 『ふるさとレガシー 庄川大仏 富山三大大仏の一つ』北日本新聞 2021年10月22日22面
  2. ^ 庄川大仏”. とやま観光ナビ. 2018年2月24日閲覧。