小林富久子

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小林 富久子(こばやし ふくこ、1943年(昭和18年) [1] - )は、日本の英文学者早稲田大学名誉教授

大阪府出身。1967年ノースカロライナ大学卒業、同年早稲田大学商学部語学助手[1]。1968年大阪外国語大学英語学科卒、早稲田大学文学研究科博士課程満期退学。1981年早稲田大学商学部教授[1]。1987年ハーバード大学客員研究員[1]、2001年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員[1]。2003年、早稲田大学教育学部教授[1]。2013年定年退職[1]、名誉教授[1]。2022年、瑞宝中綬章受章[2][3]

著書[編集]

  • 円地文子 ジェンダーで読む作家の生と作品』新典社 女性作家評伝シリーズ、2005
  • 『ジェンダーとエスニシティで読むアメリカ女性作家 周縁から境界へ』學藝書林、2006
編纂

翻訳[編集]

  • M.スプリンガー編『アメリカ文学のなかの女性 フェミニスト的視点によるもう一つの米文学史』成文堂、1985
  • トリン・T・ミンハ『月が赤く満ちる時 ジェンダー・表象・文化の政治学』みすず書房、1996
  • モニク・トゥルン『ブック・オブ・ソルト』彩流社、2012
  • トリン・T.ミンハ『ここのなかの何処かへ 移住・難民・境界的出来事』平凡社、2014

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 岡島慶「小林富久子先生年譜」『英語英文学叢誌』第44巻、早稲田大学英語英文学会、2015年3月、25-26頁。 
  2. ^ 『官報』号外235号、令和4年11月4日
  3. ^ 令和4年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 8. 2023年2月13日閲覧。

参考文献[編集]