射的山

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射的山
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標高 171 m
所在地 日本の旗 日本 北海道旭川市
位置 北緯43度48分32.4秒 東経142度29分13.9秒 / 北緯43.809000度 東経142.487194度 / 43.809000; 142.487194座標: 北緯43度48分32.4秒 東経142度29分13.9秒 / 北緯43.809000度 東経142.487194度 / 43.809000; 142.487194
射的山の位置(日本内)
射的山
射的山の位置
プロジェクト 山
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射的山(しゃてきやま)は、北海道旭川市永山に存在する、標高およそ171mの山である。周辺には庭園で有名な上野ファームが存在する。永山地域唯一の山である。

歴史[編集]

1897年明治30年)から屯田兵第三大隊射撃場として一次利用されていた。このことが射的山の名前の由来になっている。1910年(明治43年)に山頂部に祠が祀られた。当時火災が多く、火の守り神、安産の願いを込めて祀られたものとされている。その後、特に利用されることはなかったが、大正時代に畑として開墾され、このとき山頂部から南側が大規模に伐採された。

この斜面は、当時この地域では唯一のスキー場として、多くの子供たちがスキーを楽しむ場所になった。現在は周辺スキー場の開発や安全性の問題から、行なわれることは全くなくなっている。2001年平成13年)より、麓で上野ファームの庭園工事が始まり、現在では有名な観光スポットとなっている。

交通[編集]

その他[編集]

  • 山の南側には一部岩盤が削られている場所があり、また大正期に伐採され管理されないままの山肌が露出しており、山としての容姿はあまりとどめていない。上野ファームの看板では丘と表現されている。
  • 山は永山地域の外れのほうにあり、すぐ先で当麻町と接している。
  • 稀に桜岡地域にあるものであると誤解されるが、全域が永山地域に存在している。
  • 山の頂上部に祀られた祠は現在もそのまま残されている。