宮川やすえ

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宮川 やすえ(みやかわ やすえ、1926年(大正15年)9月7日 - 2013年(平成25年)1月8日)は、ロシア児童文学翻訳家拓殖大学名誉教授岡山県津山市生まれ。本名・保栄。拓殖大学卒業後、外務省ロシア語研究会で学ぶ。拓殖大学教授、2000年(平成12年)定年、名誉教授。日ロ交流協会常任理事。児童文化功労者日本児童文芸家協会顧問。

2013年(平成25年)1月8日、心不全のために死去[1][2][3]86歳没。

著書[編集]

翻訳[編集]

  • 『トルストイどうわえほん』(トルストイ実業之日本社) 1966
  • 『ジームカとまほうのくつ』(M・セルゲーエフ、あかね書房) 1967
  • 『きつねが10ぴき』(アレクセイ・トルストイ、実業之日本社) 1968
  • 『にせびっこのうさぎどん』(セルゲイ・ミハルコフ偕成社) 1969
  • せむしのこうま』(イエルショーフ、旺文社) 1970
  • 『でしゃばりっ子』(ショーロホフ、旺文社) 1970
  • 『魔法使いがやってきた』(トーミン、文研出版) 1970
  • 『もえる石』(アルカージー・ガイダール、新日本出版社) 1970
  • 『おかしのくに』(T・A・マブリナ、福音館書店) 1971
  • 『ぼくのだいすきなパパ』(ガリヤフキン、岩崎書店) 1971
    のちフォア文庫
  • 『もえる貨物列車』(カッシイリー、旺文社) 1971
  • 『あのこだいすき』(ドラグンスキー、偕成社) 1972
  • 『イリン名作選』(イリン、実業之日本社) 1972
  • 『くまのりょうし チャルーシンの動物物語』(チャルーシン、文研出版) 1972
  • 『ひびけチェロの歌 音楽ひとすじの父とわたしの少女時代』(モギレフスカヤ、偕成社、少年少女世界のノンフィクション) 1972
  • 『りんごころりん ロシア民話』(岩崎書店) 1973
  • 『わんぱくどんぐりぼうず』(スタラスチェ、文研出版) 1973
  • 『おおわるもののバルマレイ』(コルネイ・チュコフスキー、らくだ出版デザイン) 1974.12
  • 『ソビエト昔話選』(三省堂) 1974
  • 『初恋物語』(ヤーコブレフ、旺文社) 1974
  • 『ガラスにはいった太陽』(キルピチニコワ、旺文社) 1975
  • 『はいいろのおおかみ』(アレクセイ・トルストイ再話、らくだ出版デザイン) 1975.2
  • 『マリアじょおう』(アレクサンドラ・アファナーシェフ録話、らくだ出版デザイン) 1975.2
  • 『ごちそうのでるテーブルかけ』(文研出版) 1976.12
  • 『ひねくれっ子天使』(ヤーコブレフ、旺文社) 1976.7
  • 『古いやねうらべやで』(ソフィァ・プロコフィエバ、あかね書房) 1976.3
  • 『ワーシャとまほうのもくば』(C・プロコフィエバ、金の星社) 1976.12
  • 『ソビエトの昔ばなし』(訳編、旺文社文庫) 1977.8
  • 『ちきゅうはまんまる』(ゲンナージ・ツイフェロフ、旺文社) 1977.3
  • 『冬のかしの木』(ユーリイ・ナギービン、国土社国土社版 世界の名作26) 1977.4
  • 『四人のこびと』(パウストフスキー、岩崎書店) 1977.4
  • おおきなかぶら』(トルストイ、小学館) 1978.1
  • 『およめにいった三人のむすめ』(ブラートフ再話、岩崎書店) 1978.11
  • 『美人ごっこ』(ヤーコブレフ、旺文社文庫) 1978.6
  • 『ふたごの小鳥ミムルグ ほか』(家の光協会、世界の民話 ソビエト編) 1978.3
  • 『きんのさかな』(アレクサンドル・プーシキンほるぷ出版) 1979.3
  • 『灯火の歴史・時計の歴史』(イリン、旺文社文庫) 1979.10
  • 『がちょうになったむすめ アムールの民話』(D・ナギーシキン再話、岩崎書店) 1980.8
  • 『自然のABC』(イリン、旺文社文庫) 1980.9
  • 『じゅうにのつき』(チャイルド本社、せかいのむかしばなし) 1980.1
  • 『野の白鳥アニスカ』(ボロンコーワ、偕成社) 1980.8
  • 『おおくまぼし』(トルストイ、チャイルド本社) 1981.9
  • 『おおおとこのこどものはなし』(ツウィフェロフ、国土社) 1982.3
  • 『世界でいちばんつよい赤んぼう』(O・イオセリアーニ、文研出版) 1982.9
  • 『たよりないもうじゅうつかい』(ツウィフェロフ、国土社) 1982.7
  • 『ダンスのできないおひめさま』(ツウィフェロフ、国土社) 1982.11
  • 『ちいさなお城』(A・トルストイ再話、岩崎書店) 1982.2
  • 『ゆきむすめ』(ひさかたチャイルド、ひさかた絵本館10) 1982.1
  • 『わがままこやぎ』(ミハルコフ、ひさかたチャイルド) 1982.9
  • 『おこづかい大作戦』(イリーナ・ピボワロワ、金の星社) 1983.3
  • 『おもちゃのまち』(ツウィフェロフ、国土社) 1983.11
  • 『ちびっこかえる』(ツウィフェロフ、国土社) 1983.5
  •  ジャックと動物の楽隊 : アイルランド・スコットランドの昔ばなし (世界の昔ばなし)
  • 『シューラおじさんの結婚』(ジェレズニコフ、岩崎書店) 1986.6
  • 『ひよこ』(チュコフスキー、ひさかたチャイルド) 1986.12
  • 『ちいさなふね』(ステーエフ、ひさかたチャイルド) 1987.6
  • 『おばけのババヤガー ロシア民話』(カロリコフ再話、岩崎書店) 1988.2
  • 『ひとりぼっちのおるすばん』(アレクシン、国土社) 1988.3
  • 『まほうつかいは時間ドロボー』(シュワルツ、旺文社) 1990.3
  • 『うみの女王とまほうのスカーフ エストニアの民話』(M・ザドウナァイスカ再話、岩崎書店) 1991.4
  • 『こうさぎの白いコート』(スクレビッキー、金の星社) 1991.9
  • 森は生きている』(マルシャーク 、チャイルド本社) 1992.1
  • 『ビーチカのこだま』(ユーリィ・ナギービン、文研出版) 1993.4
  • 『かくれんぼ』(チャイルド本社) 1995.1
  • 『ジェーナとふしぎなひげじいさん』(カターエフ、旺文社) 1996.4
  • 『はたらきもののリスのトーニャ』(スクレビッキー、金の星社) 1997.12
  • 『きでつくったわし ロシア民話』(学習研究社) 1999
  • 『おんどりとえんどうまめ ロシアの昔話より』(ひさかたチャイルド) 2006.9
  • 『きつねとおおかみ ロシア民話より』(N・A・ウスチノフ、学習研究社) 2007.1
  • 『マーシャとババヤガーのおおきなとり ロシアの昔話より』(ひさかたチャイルド) 2007.11
  • 『とりかえっこ ロシア民話より』(学習研究社) 2008
  • 『メルゲンとともだち ロシア民話より』(学習研究社) 2008
  • 『おんどりとえんどうまめ ロシアの昔話より』(チャイルド本社) 2010.7

論文[編集]

参考[編集]

  • 『文藝年鑑 2007』

脚注[編集]

  1. ^ “ロシア児童文学翻訳家、宮川やすえさん死去”. 朝日新聞. (2013年1月9日). https://www.asahi.com/obituaries/intro/TKY201301090017.html 2013年12月15日閲覧。 
  2. ^ “ロシア児童文学翻訳家、宮川やすえさん死去”. ロシアの声. (2013年1月12日). オリジナルの2013年1月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130114202331/http://japanese.ruvr.ru/2013_01_12/100871491/ 2013年12月15日閲覧。 
  3. ^ 宮川やすえさんの訃報 うるうるブログ(2013年1月9日)2020年3月12日閲覧。