コンテンツにスキップ

宝来食堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宝来食堂
レストラン情報
開店 1970年
閉店 2020年11月2日 (2020-11-2)
以前のオーナー 板橋光子
種類 食堂ラーメン
日本の旗 日本
青森県八戸市
住所 廿六日町40
座標 北緯40度30分24秒 東経141度29分15秒 / 北緯40.506624度 東経141.487402度 / 40.506624; 141.487402座標: 北緯40度30分24秒 東経141度29分15秒 / 北緯40.506624度 東経141.487402度 / 40.506624; 141.487402
席数 19
テンプレートを表示

宝来食堂(ほうらいしょくどう)は、かつて青森県八戸市廿六日町にあった食堂[1][2][3]

1970年に八戸市鳥屋部町で創業、その後、板橋光子が経営を引き継ぎ、1983年に廿六日町に移転して、2020年に閉店するまでメニューの値上げをせず、「庶民派食堂」として知られていた[1]

看板メニューは、中華そばとカレーライスだっとされ[1]中華そばは200円、カレーライスは300円など創業時から変わらず、「時価」とされていた定食も350円で提供されており[2]、味噌汁とカレールーはお代わり自由[1]、漬物は無料だったという[3]

中華そばは、朝8時から3時間かけて作る、煮干し風味の[2]透き通った黄金色のスープが特徴で[1]、手作りの焼豚が添えられていた[2]

店は、板橋とお手伝いの2人で切り盛りされており、客は食べ終えた食器を自分でカウンターへ下げるのが普通で、常連客の中には自分で食器を洗う者までいたという[2]

板橋は、自分のことを覚えていてくれて、声をかけてくるような客がいる限り「店は続けたい」と述べていたが[2]、親族によると、最後は「スープを作る鍋を持ち上げられなくなってしまった」といい、2020年11月2日まで営業した後、休業し、そのまま9日に閉店の告知を出した[1]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f 宝来食堂(八戸)が閉店 惜しむ常連客/半世紀の歴史、変わらぬ低価格で人気」デーリー東北新聞社、2020年11月11日。2024年9月6日閲覧
  2. ^ a b c d e f パン万次郎「心あたたまる昭和な食堂シリーズ「宝来食堂」」『まるごと青森』青森県、2018年12月12日。2024年9月6日閲覧
  3. ^ a b ZIP!FRIDAY 町のいっぴん屋 中華そば200円!48年間値上げをしない食堂」RAB青森放送、2017年10月24日。2024年9月6日閲覧

外部リンク

[編集]