大村博美

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大村 博美
出生名 大村 博美
出身地 日本の旗 日本 東京都 練馬区
学歴 田園調布雙葉高等学校
東京藝術大学
ジャンル クラシック音楽
職業 ソプラノ歌手
担当楽器 ソプラノ
活動期間 2002 -
公式サイト ソプラノ オペラ歌手 大村博美 公式サイト

大村 博美(おおむら ひろみ、は、東京都生まれの日本の声楽家オペラ歌手(ソプラノ)。

東京藝術大学大学院修了後、イタリアミラノに渡り研鑽を積む。その後、フランスパリ近郊に在住し、世界各国で公演。二期会会員。

人物・来歴[編集]

1970年生まれ。田園調布雙葉中学校・高等学校で三浦智津子に師事。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学院独唱専攻を修了。1996年にイタリアへ留学。マルセイユ歌劇場国際オペラコンクール第1位など、数々の国際コンクールに入賞。

フランスパリ近郊在住。日本国内より海外での活動が多く、イタリアスペインオーストリアイギリスドイツスペインスイスポーランドフィンランドラトビアエストニアなどのヨーロッパを中心に、アメリカカナダオーストラリアイスラエルマレーシアなどで活動。

年表[編集]

経歴(海外)[編集]

1998年
イタリア・マントヴァ市国際オペラコンクール最高位
1999年
イタリア・レッジョ・エミリア市立歌劇場国際オペラコンクール第2位
イタリア・サンレーモフィルハーモニーオーケストラ、スペイン・パルマシンフォニーオーケストラ等とオペラ・コンサートや宗教曲のソリストとして共演
イタリア・ヴェローナ市音楽協会「Le Voci」主催のコンサートやオペラに出演し、年間最優秀歌手として「Le Voci賞」受賞
2000年
オーストリア・ベルヴェデーレ国際コンクール(ウィーン) オペラ部門入賞、モリオカ賞受賞
フランス・マルセイユ国立オペラ歌手研修所「CNIPAL」(フランス政府からの給費)にて1年間研修
2001年
フランス・パリ国際声楽コンクール オペラ部門第3位
フランス・マルセイユ歌劇場国際オペラコンクール第1位・<ライオンズ・クラブ・オペラ賞>受賞
フランス・カンヌ管弦楽団共演(モーツァルト『ハ短調ミサ曲』)
2002年
ベアトリスとベネディクト(主役のエーロ役)』@フランス・パリオペラ=コミック座(パリ国立管弦楽団 マルク・スーストロ指揮)
フランス・マルセイユ歌劇場 ガラ・コンサート
2003年
オラトリオ『エリアス』『真夏の夜の夢』@フランス・シャンゼリゼ劇場クルト・マズア指揮フランス国立管弦楽団
2004年
蝶々夫人(主役(タイトル・ロール)の蝶々夫人役)』@フランス・リル歌劇場
2005年
蝶々夫人(蝶々夫人役)』@フランス・メッス歌劇場
ヘンデルメサイア』@フランス・アミアン文化会館・コンピエーニュ帝国劇場・ラン芸術会館((ピカルディー・オーケストラ、指揮:パスカル・ヴェロ)でソロとして出演
トーリード『イフィジニー(ディアーヌ役)』@フランス・ナンシー国立歌劇場・カン歌劇場
2006年
フランス・モン・サン=ミシェル教会、イギリス・セント・ポール大聖堂(ロンドン)など数箇所でヨハネス・ブラームスドイツ・レクイエム』を歌唱
フィガロの結婚(伯爵夫人ロジーナ役)』@フランス・ロレーヌ国立歌劇場
2007年
ピエトロ・マスカーニ『ザネット(シルヴィア役)』@フランス・ナンシー国立歌劇場
2008年
新年コンサート「ヴェルディのゆうべ」@フランス・ナンシーロレーヌ国立歌劇場
蝶々夫人(蝶々夫人役)』@ドイツベルリン、@イスラエルテルアヴィブ、@カナダモントリオール、@スペインマラガサンタンデールコルドバ
2009年
蝶々夫人(蝶々夫人役)』@スイスベルリン、@ポーランドワルシャワ、@フィンランドサヴォンリンナ、@スペインヒホン
グノー「ファウスト」@フランス・ナンシーロレーヌ国立歌劇場
2010年
ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ(アメーリア役)』@カナダ・モントリオール歌劇場
蝶々夫人(蝶々夫人役)』@ポーランドワルシャワ国立歌劇場
ヴェルディ『オテロ(デズデーモナ役)』@フランスロレーヌ国立歌劇場
2011年
マレーシアフィルハーモニーオーケストラと季節コンサート「Songs of Love」(指揮者: Kevin Field テノール: Marc Hervieux)@マレーシアクアラルンプール
蝶々夫人(蝶々夫人役)』@ポーランドワルシャワ国立歌劇場
日本のためのチャリティーコンサート「Hope Japan」@フランス・シャンゼリゼ劇場
『フィガロの結婚(伯爵夫人役)』@フランス・ロレーヌ国立歌劇場
コンサート「親愛なる日本 」ホセ・クーラ(Jose Cura:テノール歌手)ジョイントチャリティーオペラコンサート(指揮者: ティート・ムニョーズ、ナンシーオペラシンフォニーオーケストラ、ブルーノ・プラティコ(Bruno Pratico:バスバリトン))@フランス・ナンシーロレーヌ国立歌劇場
『ノルマ』(指揮: Roberto Rizzi Brignoli)@スイスローザンヌオペラ
2012年
ヴェルディ『イル トロヴァトーレ』@カナダモントリオールオペラ
ヴェルディ『オテッロ(デズデモナ役)』@フランストゥーロン歌劇場
蝶々夫人(蝶々夫人役)』@オーストラリアシドニーメルボルン
2013年
ベッリーニ 「ノルマ」@フランストゥーロン歌劇場
2014年
蝶々夫人(蝶々夫人役)』@オーストラリアシドニー シドニーオペラハウス、@ブラジルリオデジャネイロ リオデジャネイロ市立劇場
『プッチーニ 「トゥーランドット」(リユー役)』@カナダモントリオール
クリスマス リサイタル@フランスモンリュソン サン・ピエール教会
2015年
ニューイヤー リサイタル@フランスヴィシー サン・ルイ教会
プッチーニ 「蝶々夫人」 @フランス・Néris-les-Bains モントリオール歌劇場、@オーストラリアメルボルン メルボルン アーツセンター 州立劇場、@オーストラリアシドニー シドニーオペラハウス ジョーン・サザーランド劇場、@ラトビアリガ ラトビア国立歌劇場
2016年
プッチーニ 「蝶々夫人」 @カナダモントリオール モントリオール歌劇場、@ラトビアリガ ラトビア国立歌劇場
2017年
プッチーニ 「蝶々夫人」 @カナダウィニペグ センテニアル コンサート ホール、@ラトビアリガ ラトビア国立歌劇場
2018年
プッチーニ 「蝶々夫人」 @フランスマディラン ラトビア国立歌劇場、@イタリアトスカーナ グラン テアトロ ジャコモ・プッチーニ(野外大劇場)、@ラトビアリガ ラトビア国立歌劇場、@フィンランドヘルシンキ フィンランド国立歌劇場
2019年
プッチーニ 「蝶々夫人」 @イタリアトスカーナ グラン テアトロ ジャコモ・プッチーニ(野外大劇場)、@アメリカポートランド Keller Auditorium、@エストニアタルトゥ ヴァネムイネ劇場、@ラトビアリガ ラトビア国立歌劇場
2020年
プッチーニ 「蝶々夫人」 @エストニアタルトゥヴァネムイネ劇場

経歴(日本)[編集]

2002年
二期会創立50周年記念公演『椿姫』のタイトル・ロールヴィオレッタ役でデビュー
2003年
フィガロの結婚』の伯爵夫人ロジーナ役@新国立劇場富山公演
2004年
カルメン』のミカエラ役@新国立劇場
2005年
蝶々夫人』のタイトル・ロール新国立劇場
2006年
道化師』でネッダ役@新国立劇場に出演
ソプラノリサイタル@トッパンホール
ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇『ドン・カルロ』のエリザベッタ役@新国立劇場
2007年
カルメン(ミカエラ役)』@新国立劇場
第23回〈東京の夏〉音楽祭2007 オープニング・コンサート@東京オペラシティコンサートホールでモーツァルト大ミサ曲(ハ短調ミサ)」 ソプラノソロ(東京フィルハーモニー交響楽団
『大村博美 & 甲斐栄次郎』ジョイントコンサート ~ オペラ・アリアで綴る愛の形 ~@トッパンホール、オペラガラコンサート@新国立劇場
カルメン』のミカエラ役@新国立劇場
2008年
『オペラ・アリアの夕べ』@トッパンホール
2009年
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第232回定期演奏会
2013年
「ワルキューレ」9月
2014年
PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル) @札幌コンサートホール Kitara
2016年
フィガロの結婚 伯爵夫人 @東京文化会館 大ホール
コンサート: ヴェルディ、プッチーニを歌う @トッパンホール
東京交響楽団 特別演奏会「第九と四季」 @サントリーホール
2017年
プッチーニ 「トスカ」2月 @東京文化会館 大ホール
プッチーニ 「蝶々夫人」10月 @東京文化会館 大ホール
2018年
MIKIMOTO 第58回 日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート New Year Concert 2018 @サントリーホール
リサイタル オペラ・アリアの夕べ @月瀬ホール
ソロリサイタル @和光大学ポプリホール鶴川
2019年
「蝶々夫人」2019年10月 @東京文化会館 大ホール[1]
ソロリサイタル @トッパンホール
2020年
「ヴェルディ『椿姫』」2月 @東京文化会館 大ホール
「第5回オペラ歌手紅白対抗歌合戦 ~声魂真剣勝負〜」12月 @サントリーホール

メディア出演[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

クラシック倶楽部『大村博美 & 甲斐栄次郎 演奏会』 (2007年11月5日)

  • NHK BSプレミアム

日本のためのチャリティーコンサート「Hope Japan」@シャンゼリゼ劇場(フランス)(プレミアムシアター:2011年4月30日)

雑誌[編集]

[2008年3月号]
[2011年11月号]
  • MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック)
[2012年1月号]

DVD/Blu-ray/CD[編集]

出典[編集]

  1. ^ 公益財団法人東京二期会 プレスリリース 2019年6月27日 13時15分 日本人として史上初の快挙!オペラ歌手 大村博美が世界の名門 プッチーニ・フェスティバルにて2年連続『蝶々夫人』主演決定!
  2. ^ NHKプロモーション」 ・ヴェルディ 「シチリア島の夕べの祈り」より“ありがとう、愛しい友よ”(エレーナ)
  3. ^ NHKクラシック」 ・プッチーニ 「蝶々夫人」より“花の二重唱「桜の枝をゆすぶって」”(蝶々夫人)
  4. ^ NHKプロモーション」 ・ベッリーニ「ノルマ」より“清らかな女神よ”(ノルマ)
  5. ^ NHKプロモーション」 ・プッチーニ「トスカ」より“歌に生き、愛に生き”(トスカ)
  6. ^ NHKプロモーション」 ・ヴェルディ「アイーダ」より/・プッチーニ「蝶々夫人」より“ある晴れた日に”(蝶々さん)“エジプトとイシスの神に栄光あれ” 〜 第二幕フィナーレ(アイーダ)
  7. ^ NHKプロモーション」 ・ヴェルディ「オテッロ」より “アヴェ マリア” (デズデーモナ)
  8. ^ 株式会社イープラス運営メディア「SPICE(スパイス)2020.10.30」 新春恒例『NHKニューイヤーオペラコンサート』が開催決定 輝かしい歌声による「希望」のメッセージを

外部リンク[編集]